眠れない人のための「God knows... (平野綾)」徹底解析。~音楽を聴いて、君の脳はどうなるの?~

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こんにちは、犬飼ユウです。

今日は「God knows...平野綾)」を解説していきたいと思います。

音楽って最近聴いていますか?。

10代~20代前半までは聴いていたんですが、

最近聴かなくなりました。

なんで聴かなくなるのだろう、音楽って僕にとって何だったんだろう、なぜ若い時はあんなに音楽に夢中になれていたんだろう。

そういう疑問が最近わいてきて、ちょっとちゃんと音楽と向き合ってみようと思って、このサイトで音楽の解説をするようになりました。

 

どういう風に音楽を解説するのか。

単純に、音楽を聴いているときに、自分が何を思うか、何を感じるのか、何を頭に思い浮かべているのかを書き記していこうと思いました。

音楽を聴いているときの、自分の頭の状態を知りたい。

音楽を聴いているときの、自分の心の動きを知りたい。

そう思って、このサイトでは音楽解説しています。

 

今日は「God knows...平野綾)」を解説していきます。

曲を聴く前から、ちょっとワクワク。

久しぶりに聴くこの曲は、僕の頭の中にどう展開していくのだろう・・・。

今回もYOUTUBEにある動画の再生時間に沿って、僕がどう感じるのかどう心が揺れ動いているのかを書き記していきたいと思います。

(今回も動画は非公式のものです)

それでは聴いていきましょう。

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「再生時間0:00~0:04」

 

ゴミ箱には、ごみを入れる。

ゴミ箱には、いらないものを入れる。

生きていくうえで、僕らは毎日毎日大量に消費し、そして大量に捨てていく。

いらないとされたものは、クシャクシャにされる。

そこに確実にあった価値は、一瞬にしてゼロになる。

僕らがゴミとして毎日捨てているゴミとは何だ。

とうに捨ててしまったクシャクシャのゴミを、もう一度取り戻すのは難しい。

捨ててしまったゴミは形を変えて、どこか遠く遠くで、眠っている。

ゴミとして捨ててしまったものを、取り返すのは難しい。

一度ゴミとしてしまったのだ。一度いらないと思ってしまったのだ。

過去を振り返るのは大変だ。

汚い汚いゴミ箱に、手を突っ込まなければいけない。

過去から失くしものを探すのは大変だ。

自分自身を、暗闇の中に放り投げないといけないから。

 

動画再生0:02からイントロがはじまる。

曲の開始は旅のはじまり。

音楽の聴き手である僕たちは、現在の僕らたちの姿から、

曲が示す世界を駆け抜けるために、衣装に着替える。

余分なものを多く背負った現在の僕らは、余計なものを下ろし、

必要なものだけ持って曲が導く世界へ旅をする。

今日はどこへ行くのだろう、今回の曲は僕らとどんな冒険をしていくのだろう。

胸の鼓動は、旅のチケット。

探求心が、君を旅へいざなう。

 

「再生時間0:04~0:28」

イントロは聴き手の下地を作る。

イントロは曲の聴き手である僕たちの、曲における立ち位置を示す。

イントロは曲という冒険のための、下準備。

余分なものを置いて、必要なものを身に着ける。

ヴィジュアル的に例えると、セーラームーンが変身するような感じ。

現実から非現実へ。

日常から非日常へ。

イントロは変身。

君はもう、君じゃなくなる。

 

イントロは歌詞がない。音だけの世界。

それゆえシンプルに愚直にまっすぐに、その役割を遂行する。

君は音に洗われる。君は音に、汚れをおとしてもらう。

気持ちよく、気持ちよく。

気持ちよく変わっていく、気持ちよく新たな自分を生まれ変わらせる。

単純に音に、ついていこう。

単純に音の導くままに、歩を進めよう。

研がれていって、澄まされていって。

 

そろそろ、爆心地が近づく。

 

「再生時間0:29~0:40」

 

イントロで研がれて、澄まされて、

辿り着いた所は、荒れている。

爆風のたびに、景色が変わる。

耳を裂く爆発音が、いたるところでしている。

せっかく新しい服に着替えてきたのに、一瞬で汚れてしまった。

それでもなぜか、笑いがこみ上げてくる。

その喧噪(けんそう)に、懐かしさを感じる。

ここはいらないものが、たくさんある。

いらないと思って、捨ててきたものが、たくさん落ちてある。

あの時とはかたち、姿変わってボロボロになっていたり、

跡形が分からなくなっているのもあるけど、確かにここにはあるんだ。

”安心”。

”心の拠り所”。

 

人はこころを持って、人として立つことが出来る。

そのこころは、人のこころは、未来につながるためにすべての過去を背負っている。

心というのが、自分のすべてを背負っている、しょっている。

心は、その人のすべての過去を知っている。

僕らが心が背負っている物に気づくことを、安心と言う。

心を知ることを、安心と言う。

 

ここは爆発音がいたるところからしていて、うるさくて、視界が悪いけど、足元がふらつくけど、それでいいのだ。

それが君の過去であり、心であるからだ。

 

「再生時間0:41~1:06」

 

爆音が響く中、僕らは落ちているひとつひとつの大切なものを拾っていく。

汚くなっていた大切なものを、壊れてしまっていた大事なものを。

悪魔も天使も僕らの中に。

闇も光も僕らの中に。

美しいモノ穢れたモノ、すべてが一つの器に入っている。

一つの器の中で、喰らいあい、讃(たた)えあい。

その美しさは君が決める。

その醜(みにく)さは君が決める。

君の中で、君の歴史は蠢(うごめ)く。

 

「再生時間1:07~終わりまで」

 

また、はじまるよ。

また、望むとも望まなくとも、はじまるよ。

音楽は僕らに強制はしない。

音楽は僕らに無理強(むりじ)いはしない。

音楽におけるサビは終わりの合図。

音楽におけるサビははじまったと思ったら、終わっている場所。

サビというのは、何もない場合が多い。

サビを真っ白な場所にして、僕ら聴き手の気持ちに任せる、

僕ら聴き手に選択させる。

何もないことが、何もあるということ。

お客様、ご注文はお決まりでしょうか?

お客様、そろそろ発車しますので、席にお座りください。

 

そして光の先に、僕らは進む。

・・・。

・・・。

・・・。

先は・・・、まだ、見えない。

 

God knows…(平野綾

 

眠れない人のための「God knows...平野綾)」徹底解析。

~音楽を聴いて、君の脳はどうなるの?~

 

終わり。

 

後書き。

はい、終わりました。

どうでしたか。

前回解説に続き、僕的には良かったかなと思います。

前々回解説の「アンインストール(石川智晶)」の解説が消化不良だったので(笑)、それに比べたら今回もまあまあだったかなと思います。

久しぶりに聴いてみて、いい曲ですね、この曲。

やっぱ音楽っておもしろ。

それでは今日はこれで。

おつかれさまでした(^^)。

 

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