音楽解析on twitter解析曲名「二人セゾン(欅坂46)」(2回目)のブログ上での掲載。

f:id:inukaiyuu:20190524220323p:plain


欅坂46 『二人セゾン』

 

※音楽を聴く時は出来るだけヘッドホンをつけて聴いた方が、音楽の世界に浸れるよ。

YOUTUBEの切り抜き画像に表示されている動画の再生時間に添って、

曲を聴きながら以下の文章を読んでいってくれると嬉しいよ。

※文章を読むことに疲れたら、ただただ音楽を聴いた方がいいよ。

むしろ、そっちの方がおススメだよ。

※音楽というのは出だしの部分が一番音楽だよ。

1曲まるまる聴くよりも、むしろ出だしの導入部分を繰り返し聴いた方が面白いよ。

※音楽を聴いて音楽が凄いと思うのは実は音楽が凄いのではなく、

音楽に影響されてその曲を聴いている僕たち自身が「僕たち自身の言葉」を生み出しているからだと僕は思うよ。

僕たちはたぶん、自分の言葉(=自分の想い)というのが何より好きなんだと思うよ。

f:id:inukaiyuu:20190524220447p:plain

常識的に、日常が辛い。

日常的に、毎日が辛い。
いや、少し違うな。
いや、だいぶ違うな。
おかえりなさい。おかえりなさい。
はい、ただいま。はい、ただいま。
仕事から帰り、音楽を聴く。
クソ疲れて家に帰り、音楽に溺れゆく。
音楽が好きだからというより、音楽を聴いている自分が好きだから。
落ち着きながら。心複数アカウントを作りながら。
イイ感じ、イイ感じ。
自分を無数に分身させながら。
体温をそれぞれの分身に分け与えながら。
余裕→遊び→跳ぶ・舞うの流れ、作りながら。
冷静に見て、日常が辛い。
違う。
何が違うのか。少しずつ。
夜と自宅と音楽とインターネットを暗闇に任せて暗闇に混ぜて軽やかに融合させながら。
求めるよりも、羅列して。
欲するよりも、俯瞰して。
這いずり回るよりも飛び立って見下ろすことを望み続けて。
自分の心に聞いてくれ。自分の心よ相手をしてくれ。
自分の身体よ教えてくれ。自分の身体よ正直に応えてくれ。
自分との対話、音楽と共に。
自分との対話、サウンドと共に。
だから音楽は好き。
独りでも独りではないから。
だから音楽が好き。
自由だから。
1つの絵を求められることはないから。
1つの絵が独占されることはないから。
だから音楽が好き。
自分に合った模範解答をもらえるような気がするから。
その模範解答も、すぐに否定されることが快感だから。
生きるのが辛い。
働くのが辛い。
持病が憎い。
材料揃えていって。音楽の中で。
今日の自分をメモしていって。
これまでの自分と今日の自分とを見比べてみて。
短い時間の中に、すべてを詰め込んで。
最近生まれた音楽に、自分の最近を詰め込んで。
ここにいるのを証明したいから。
生きている足跡を残したいから。
あと少しで今日が終わる。
それに追われるように、夜は僕たちを吸い込んでいく。
狭くなり、かつそれは温かく。
君だけを想いながら。
君だけを脳神経に詰め込みながら。
限りなく自分を凝縮させて。
限りなく限界まで精液溜めていって。
遺すことしか、僕たちに出来ることはない。
出来るのは少しだけ。
満たせるのはほんのわずか。
今日も辛かった。
今日も色々苦しんだ。
だから今夜も自分は音楽を聴く。
だから今夜も自分は音楽を聴いて音楽の中に足跡を遺したくなる。
死と生。今夜もその両者を愉しみながら。
死と生。今夜もその両者を天秤にかけながら。
死と生。今夜もその両者に殴られながら。
眠れるまで音楽を聴きながら。
想い出し切るまで音楽を聴きながら。
今夜も、聴こうぜ。大好きな音楽を。

今夜も聴こうぜ。愛に飢えた人どもよ。

f:id:inukaiyuu:20190524221445p:plain

やっぱり最後に頼れるのは、自分の想像なんだね。
いや、違うな。
だいぶ違うな。
何が違うか。
音楽を聴いて自分の頭に湧き出で来るイメージ群が頼りになるのはとても本当。
音楽のサウンドに促されて、自分の脳汁から溢れ出てくるイメージの大群は、
とても自分を安心させてくれる。
何が違うか。
音楽を聴いて心揺れる。
この心の揺れは、「想像」という言葉の意味とは違う気がする。
いわばそれは、音楽からのイメージの伝播。
音楽のサウンドが何かを送っている。
それを利用して、自分の頭は遊んでいる。
遊び。
この言葉、いいね。
想像ではなく、遊び。
想像っていう言葉は何か頭や脳を頑張って使わないといけないけれど、
遊びは軽い。
音楽を使って頭や脳を使うのではなく、出来るだけ使わずに心楽しむ。
今夜も自分は遊ぶんだ。
音楽のサウンドに促されて、今夜も自分は遊ぶんだ。
独善的に個人的に独りよがりに。
独りで遊園地を創りながら。
独りで遊園地を歩きながら。
家にいながら、外にいて。
音楽を聴きながら、風景を見て。
音楽は繋ぐ。
音楽は紡ぐ。
自由に気楽に、今を乗せて。
嫌いな人がなかなかいない。
音楽の中に、日常の世の中や社会で感じるストレスや不満が全くない。
いいね。
だから音楽、好きなんだね
自由、ファースト。
ストレスゼロ、ファースト。
音楽の中に少しずつ、しゃべれる自分を作っていく。
音楽を聴いて少しずつ、好きな自分を立たせていく。
日常生活では死んでいた自分が、音楽の中では再び立っていく。
形にこだわらず。
今を出来るだけ反映して。
君はここにいる。君はここにいる。
それを遺す。
それを顕す。ただ、それだけ。
ただそれだけが、すごく気持ちいい。
ただそれだけが、なかなか叶わなかったのだから。
少しずつ気づく。
少しずつ見えなかった自分、顕していく。
欲、少しずつ。
甘え、少しずつ。
出したい自分を、音楽の中で出していこうぜ。

f:id:inukaiyuu:20190524221706p:plain

困ったらすぐ、曲の出だしに戻って。
音楽って、曲の出だしがすべてだから。
音楽って、曲の出だしにすべてを乗せていくものだから。
気持ち良く呼吸をするために。
忘れ物を拾うために、僕たちは音楽の始まりに還っていく。
はじまりから繋がっていく。
はじまりから思い出していく。
はじまりから乗っていく。
はじまりから生み出していく。
はじまりから会話していく。
言葉、無限に足りない。
言葉、まだまだ発していきたい。
それが嬉しい。
自分、まだまだ生きていたんだなって思える。
そこから。
生きて、さらにそこから。
生きて、何を想うか。
生きて、何をしたいか。
生きたいという想いから、心の中の掛け算は始まっていって。
生きたいという想いから、死さえも俯瞰出来てきて。
だから、まずは生きてを生きて。
だから、まずは栄養を自分に与えて。
不幸なニュースをおかずにしながら。
だって不幸なニュースって、自分に重なるのだから。
暗いニュースに反応しながら。
だって、少し違っていたら自分もそうだったのだから。
心暗くてよかった。
不幸せでよかった。
なんてことも言える、音楽の中では。
不幸をただの不幸では失くしていく、音楽の中では。
心暗いもただの心暗いでは失くしていく、サウンドの中では。
だから音楽が好き。
だから音楽は面白い。
まだまだ攻略していく。
まだまだ自分の心を攻略していく。
まだまだ心に映る世界を攻略していく。
まだまだレヴェルを上げていく。
音楽という物語の中で、たくさん冒険していくぜ。

f:id:inukaiyuu:20190524222011p:plain

掛け算は君を救っていく。
音楽のサウンドがいざなう君の心の掛け算は、無限という言葉でしか表現できないけれど無限になされていく。←は?
これが気持ちええ。
これだからこそ、音楽が好きで。
この感覚を味わいたいからこそ、音楽を聴きたくて。
様々な美しい風景を見たいから。
色々な美しい風景を思い出したいから。
美しいものが好きなんだ。
美しいもので、自分の心を満たしていきたいんだ。
まだまるで、生まれる前のような精神状態・精神世界で。
まだまるで、世の中や社会に出る前のような精神状態・精神世界で。
疲れるのを出来るだけ避けて。
死にたい思いを出来るだけ避けて。
死を避けて。殺すをさけて。
サウンドに委ねて。
考えないことを許されるサウンドに委ねて。
考えたくない。
考えてもまたいつものようにバッドエンドだから。
考えてもまたいつものように首を吊って終わるだけだから。
思考を停止して。
しかしサウンドに促されて湧き水みたいにチョロチョロと流れ出るイメージ群には気を許していって。
安心を出来るだけ形にしようとしていって。
母の胸で眠るような、気づかないうちに・意識しないままで生きるを楽しんで。
満たされたい。
欲したい。
欲、少しずつ。
建設、少しずつ。
思考材料、少しずつ。
俯瞰材料、少しずつ。
レゴブロックを増やしながら。
パズルのピース、無造作に集めながら。
電車のレール、永遠に欲しながら。
これからを創れる材料を見ながら、存分に夢精していけ。

f:id:inukaiyuu:20190524222308p:plain

どこに向かおうか。
どの楽しいに浸ろうか。
どの気持ちいいを開けようか。
選択出来ることが嬉しい。
楽しいに迷えることがとても嬉しい。
今いる時空を遠くから俯瞰して。
どのドラマを見ようか。
どの終わりと始まりを体感しようか。
どの死に染まろうか。
どの生を羨ましがろうか。
アイドルの歌声は、まるで触媒。
アイドルの歌声は、まるで高速道路のジャンクション。
アイドルの歌声は、まるで待合室。
行き交っている。
道が選択できる。道は繋がっている。
これからを皆が共有している。
これまでを皆が確認している。
笑顔を間食しながら。
若者エキスを分け与えもらいながら。
無邪気さに気づかされながら。
音楽のサウンドがくれる発見が、可能性を高めゆく。
音楽のサウンドがくれる閃きが、選択の幅を広げていく。
落ち込んでいた現状を認識し、前へと進むための材料を提供していく。
楽しんで。
ぜひ、音楽の中で疑似的な生きるを楽しんで。
あくまでこの中は夢で。
夢だからいつもより気持ちよくて。
夢だから何でも吐き出せて。
落ち着いて。
一日の終わり感じつつ、落ち着いて。
夜と音楽のサウンドの効果・効用は重なり合っていく。
夜だから音楽を聴いて。
音楽を聴いたら夜がきて。
フフッ。
馬鹿みたい。
馬鹿みたい、だからいいよね。
わ~い、馬鹿。

f:id:inukaiyuu:20190524222501p:plain

夢の中の記憶を蓄積させながら。
音楽を聴いている間の自分を、本当の自分にさせながら。
休憩している。眠っている。
休ませている。くつろいでいる。
役割を分担させながら。
休む自分と、材料拾い集めている自分を俯瞰しながら。
音楽に導かれて、多種多様な自分を生み出しその多種な自分たちを観察しながら。
それぞれの自分が手を繋ぎ合っていて。
一人一人の役割を減らし、各自の責任を減らして。
独りが100を背負うのではなく、100人一人一人が1の使命を請け負って。
重くならず、軽さを求めて。
分からなくなったら、また曲の出だしから聴き直して。
はじまりから、僕たちの再生ははじまった。
はじまりから、僕たちの分解→再構築ははじまった。
何度でもバラバラにして。
何度でも自分、分解して。
音楽を聴けば、また創り出せるから。
音楽を聴けば、また再構築出来るから。
自分を諦めて、音楽に頼って。
自分を失くして、音楽の中で生まれ変わって。
死ぬな。
死ぬな死ぬな死ぬな。可愛い君よ。
助けを求めろ。
声をあげろ。
その涙が、君の答えなのだから。

f:id:inukaiyuu:20190524222647p:plain

はじまりに触れて。
音楽のサビという部分は、とても神聖なところ。
音楽のサビという部分は、とても温かいところ。
音楽のサビという部分は、とても切ないところ。
切れて途切れて、離れて絶えて。
まるで織姫と彦星のように。
まるで売られる子牛のように。
まるで当たり前のように無視されていく浮浪者のように。
まるで自爆テロをする狂信者のように。
まるで久遠に高層ビルから落ち続けるように。
閃いて、そして消えていく。
一瞬だけ甘えて、そして忘れ去られていく。
音楽の中で色々な像と出会って。
音楽の中で色々な場面に行って。
音楽の中で色々な人に出会って。
それらをサビで、破壊していく。
それらをサビで、失くしていく。
サビの喪失効果、はだはだ尋常で。
まるで一夜の恋みたいで。
まるで一夜の契りみたいで。
何も無いから素晴らしく。
何も無いから愛おしく。
何も無い。
しかしすべてがあったから。
すべてがあったような気がしたから。
その感覚を求め続けて。
その感覚をまた味わいたくて。
こうやって僕たちは今夜も、音楽を聴いてしまうんだ。
死さえも、サビは飲み込んでいく。
死にたいという気持ちも、サビは嘲り笑り包み込んでいく。
死さえも、サビは演者の一人にしていく。
すべては一部で一部はすべてで。
全体と繋がることで個を強烈に意識して。
だから死ぬな。死んでもいいけど。
だから生きろ。死んでもいいけど。
無数の人と音楽の中で会話して。
会話したい人と、会話して。
望む言葉を放ってくれる人だけと、会話して。
すべて君だから。
音楽の中で、すべて君を中心に世界は回り続けてくれるから。
だからどうか今夜もどうか、心地よく世界で一番愛されて眠ってくれ。
愛おしい寝顔のまま、何も知らずに眠ってくれ。

大いに愛おしい、君よ。
おわり。

 

f:id:inukaiyuu:20190524223000p:plain

 

犬飼ユウの音楽解析on twitter
解析曲名「二人セゾン」
終。