眠れない人のための「甘き死よ、来たれ (新世紀エヴァンゲリオン)」徹底解析。~例え世界が終わっても、君と一緒にいたいから。~

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Komm, süsser Tod 甘き死よ、来たれ【字幕&日本語訳】

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析をやっていきたいと思います。

 

音楽解析とは何か、まずはそれについて説明していきます。

 

と、その前に。

 

今日は何の話をしていこうかなあ~~。

 

せっかくなんで「アニメ」について、まずは語っていきたいと思います。

 

何故って?

 

それは今日は、アニメについて僕は何か話したいから。

 

このブログは僕の吐きだし場だから。

 

(/・ω・)/。

 

 

 

そんで「アニメ」って、どうですか?

(アバウト~)

 

みなさんにとって、「アニメ」ってどういう立ち位置にありますか。

 

 

僕にとってアニメというのは、そんなに親しくないかなあ。

 

学生の時も僕はどちらかというと「漫画派」だったので、

そんなにアニメアニメはしていませんでしたね。

 

何というかアニメって「色」、強くないですか。

 

見てると目がパチパチしませんか?(笑)。

 

 

昔から僕はいまいち、アニメに「距離感」を置いてしまうんですよね。

 

そのまま「喉に」軽やかに流し込めないというか。

 

漫画とか、ゲームとかは割と気軽に、割ととっつきやすく、割とスーッと自分に浸透してくるんですが、アニメって一旦、「拒絶」してしまうんですよね、僕。

 

 

僕にとってアニメは、まるで「原液のカルピス」みたいな。

 

色が濃すぎて、濃度・密度が濃すぎて上手く消化できない。

 

アニメ→物語へと上手く変換できず、上手くアニメの世界に没入出来ないんですよね、僕。

 

 

なので僕が学生の頃から、そんなにアニメは見ていなかったです。

 

まあ、それでも何か、「エヴァ」は見た。

 

まあ、それでも何か、「エヴァ」は見ちゃった。

 

 

僕の世代はもうエヴァが一番盛り上がった世代ではなかったんですよ。

 

だけど確か中二の時、面白いアニメがあると友人に勧められて、そんでツタヤに行ってレンタルして見ましたね

(というか、中二の時の友人のそういう情報って、どこから来るんですかね。そういうのって面白いですよね。そういう流れって、面白いですよね)

 

まあハマったというか、一気に見ちゃいました。

 

そんでその時期はずーっと、どうしたら綾波とSEX出来るのかなあって考えていました。

 

どうやったら綾波と、一緒に過ごせるかなあと考えていました。

 

どうしたら僕は、「中二な僕」ではなくなることが出来るかなあと考えていました。

 

・・・。

 

そういえば何か、インターネットを僕がし出したのもそれぐらいの時期でしたね。

 

あの頃の自分って、・・・。

 

 

だいぶ話逸れましたが(笑)。

 

何の話してたんだっけ。

 

まあそんなこんなで今夜も音楽解析をやっていきたいと思います。

(てきとう~)

 

よろしくお願いします<(_ _)>

 

 

今夜解析していく曲は新世紀エヴァンゲリオンの挿入歌である「甘き死よ、来たれ」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

(今回使う動画は非公式のものです。)

 

動画の再生時間に応じて、その時間帯ごとに僕が曲から感じ取ったものを述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 


Komm, süsser Tod 甘き死よ、来たれ【字幕&日本語訳】

 

 

『再生時間0:00~0:00』

 

プロローグ。

 

曲を聴く前、動画を再生する前。

 

君はここに、必要なくて。

 

君はそこに、いる必要なくて。

 

何故君は生まれた。

 

何故君はまだ生きようとしている。

 

その問いに答えられないならば、この曲を聴き終わった後にまた聞こうか。

 

出来るだけ多くの人がこの曲の中で、死んでくれますように・・・。

 

すでに死んでいる僕は、そう祈り続けていた。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

僕たちはまた、「忘れていく」。

 

僕たちはまた、好きなあの子とあの音楽室で、

誰にも犯されることのなく永遠に『kanon(パッヘルベル)』を聴き続ける。

 

 

僕たちはまた、守られていく。

 

僕たちはまた、赦されていく。

 

 

「罪」を、そして償って。

 

「愛」を、そして裏切って。

 

 

ひどく「情愛」にうとくなりながら僕たちは、曲の中を探検していく。

 

ひどく「偏見」にまみれながら僕たちは、音楽の中で死んでいく。

 

 

その君の「現実」、要りますか?

 

その君のとてつもなくつまらないどうでもいい「日常」、本当に楽しいですか?

 

 

僕は見せたい。

 

僕はどう僕が音楽を感じ取っているか、君に見せたい。

 

 

僕は見たい。

 

僕は君が音楽を聴いて心奪われている姿を見続けていたい。

 

僕は君が音楽を聴いて気持ちよくなっている姿を見て「射精」し続けていたい。

(喪失と同じく、射精という単語も最近よくこのブログでは使われますよね。)

 

 

音楽の中で、僕たちは「一体」となっていく。

 

そこに「隔たり」はなく。

 

そこに「境目」はなく。

 

そこに「愛」もなく。

 

 

音楽は次元を超えていく。

 

音楽は空間を飛び越していく。

 

音楽を聴いている間僕たちは、「一緒」になっていく。

 

ゴミクソな君も超絶童貞な君もヘドドロヘドロ陰女な君も、

音楽の中では少しだけかっこよく・かわいくなっていく。

 

 

音楽は僕たちの「プライド」をズタズタグッダグダボッロボロにしていく。

 

それでもなお、僕たちは音楽の中で再生していく。

 

その自分自身の姿に僕たちはいたく「勃起」していく。

 

 

音楽を聴いて「誇り」を取り戻していく自己を見て僕たちはまた、

『眠る』ことが出来ていく。

 

眠るための音楽。

 

眠るための音楽解析。

 

そんな音楽と音楽解析を今夜もよろしくお願いします。

 

 

動画の再生ボタンを押して、曲を聴き始めよう。

 

音楽っていいよね。

 

音楽は心を潤してくれる。

 

リリンの生み出した文化の極みだよ。

(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)

 

 

 

『再生時間0:00~0:52』

 

再生時間0:00秒から0:52秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

ふう~~(軽やか目のため息)。

 

曲が始まっていく。

 

映画館に行くと映画を観る自分に変身するように。

 

野球場に行くと野球を観る自分に自分の顔を変えていくように。

 

音楽が始まり僕たちは、音楽を聴く自分に変装していく。

 

ここでは「裸」が、正装なのかもしれないね。

 

おっぱい、チューチュー・・・。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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曲が始まっていく。

 

音楽が始まっていく。

 

 

それはえてして「地獄」の始まりで。

 

それはどうやらおそらく「極刑」の開始で。

 

 

曲が始まり僕たちはいたく、『痛み』を感じていく。

(音楽っておもしろ。心象を自分の感覚に置き換えるこの感じが楽しいよね。)

 

痛い。

 

たぶん痛い・・・。

 

 

その痛みにはまだ、「涙」は伴わなくて。

 

その痛みを痛みと捉えうるだけの「感覚」を、僕たちはまだ持ち合わせていなくて。

(=痛いという確証がない痛み。微かな心の裂け具合。少しだけ僕たちの世界観が割れる感覚。五感では捉えにくい痛み。)

 

 

ひどく「鈍感」になっている自分を、僕たちは認識していく。

 

ひどく「忘れすぎている」自分を、遅ればせながら僕たちは感づいていく。

 

 

遅い。

 

もう、引き戻せない。

 

もう、過ぎた時間を取り戻せない。

 

 

言葉や自分の感覚では表しにくいひっそりとした「絶望」を、僕たちは感じていく。

 

確実に「憂鬱」で。

 

確実に身体、引きちぎられていて。

(いたい、いたい)

 

 

まるでいらなくなった「人形」のように身体もげながら僕たちは、

このイントロ音の時間帯に自分を終わらせていく。

(お、その若さで終活か)

 

死ぬよりも君の「今」は、悲惨だから。

 

死ぬことよりも君の「今を生きる」が、灰色すぎるから。

 

 

死よりも悲惨な砂漠の中で、僕たちは倒れ続けている。

 

死よりも価値のない閉鎖空間の中で、僕たちは低レベルな延命をし続けている。

 

 

音楽は僕たちに、いちべつをするだけで。

(いい表現。)

 

曲の中でひどく「のけもの」にされながら僕たちは曲の中で、

自分たちが落としたであろう「涙」や「瞳」を頑張って拾い集めていく。

 

 

これか0から0への物語。

 

これは無から無への物語。

 

 

「寂しさ」以上の「虚無感」の中で僕たちは、もうろうとしていく。

 

僕たちはもう、知っていた。

 

この曲の中には、何もないと。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

手マンしていると、するとまるで僕は僕の本体が「指」に乗り移っているようで。

 

手マンしている時僕は、僕の本体を移動させていく。

 

手マンしている時僕は、「指」に鼓動を宿している。

 

・・・。

 

何の話?

 

 

 

『再生時間0:52~1:18』

 

再生時間0:52秒から1:18秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

僕たちはまだ、何もせず。

 

僕たちはただ、何も無く。

 

僕たちは「裸」のまま「0」のままただただ、「ヒト」から遠くなっていて。

 

ぶっちゃけあんまり、「性欲」もない感じ。

 

何かを欲するまで何かを見たいと思う日が来るまで、

僕たちはただただ「像」になっていた。

(※仏像とか銅像とかの像です。)

 

以下この時間帯の詳しい解説

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地獄では誰も君を、「悪魔」とは呼ばなくて。

 

ここではみんな、「同類」で。

 

ここではみんな、「罪」を多段に背負っていて。

(多段っていう言葉グーグルで調べたけどあんま使われない言葉かな。

このブログの文章もし読んでくれてる人いたら分かるけど、僕は何というか感覚で言葉を使っています。元々あまり文字を読まないので。僕の頭の中ってこういうイメージの言葉ある?って聞くと何か勝手に拾ってくるんですよね(笑)。不思議です(*^-^*))

 

 

そして僕たちは少しだけ、笑みを浮かべていく。

(笑えばいいと思うよ)

 

周りの人たちが自分と同じように「罪びと」であることを把握して、

君は少しだけ「罪の意識」を軽くしていく。

(かわいい文章だなあ・・・)

 

 

「生」にこだわりすぎていた自分を捨てていく。

 

「光」を求めすぎていた自分を捨てていく。

 

「闇流の生き方」もあると、気づいていく。

(闇流w)

 

 

「ため息」が君の解放の手助けをしていく。

 

「諦め」が君の心的負担を減らしていく。

 

 

僕たちは悪魔的に愛されていく。

(お、カイジかな。)

 

僕たちはこの「暗闇」の中で、盛大に悪いかもしれないことをしていく。

 

 

この中では別に、「法」もないから。

 

この曲の中では別に、君を咎めるヒトはいないから。

 

 

この曲の中で君は、存分に「嗚咽(おえつ)」しまっくていく。

 

どうせこの世界の地面はあちらこちらに、「負」なもので満ちているから。

 

君の「ゲボ」なんて、かわいいもんだから。

 

君の醜い「魂骨」なんて、この曲の世界の中では石ころレベルだから。

 

 

ひどく「旅」を楽しみながら。

 

ひどく「舟の揺れ」を悦びながら。

 

 

死に人どもがとても多く。

 

あっちの世界で息が出来ない人が、大勢にぎやかでいて。

 

 

「闇の祭り」を楽しみながら僕たちは、その祭りの灯かりに照れされている。

 

地獄にも、「灯かり」があるものなんだ・・・。

 

暗闇にも、美味しいものを売っている「屋台」があるものなんだ・・・。

 

 

性(さが)を忘れ、心(こころ)を忘れ僕たちは、

ひどく無表情なまま曲の中の世界を傍観している。

 

群れない者たちに、ここは優しい。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

何も欲しがらず。

 

何も求めず。

 

ひどく心を「無」にしながら僕たちはただただ、

この曲の世界の「日常」を楽しんでいた。

 

ここはひどく、終わった世界だ。

 

ここはひどく、「時が無い」世界だ。

 

 

 

『再生時間1:18~1:46』

 

再生時間1:18秒から1:46秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

不器用ですから。

 

僕たちは生きるのが、不器用ですから。

 

上手く生きてる人は、わざわざ音楽に救いを求めないよ。

 

ちゃんと生きている人は、音楽に意味を付け足さないよ、そんなの面倒くさいからそんなの愚かだから。

 

僕たちってつくづく、「低レヴェル」だよね。

 

堕ち人たちは今夜も、音楽の中で死んでいった。

 

バンザーイ、バンザーイ・・・。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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チャイムが鳴っても、誰も「教室」には集まらない。

 

「子どもたち」はみな真剣な顔をして、「空(そら)」を眺め続けている。

 

 

僕たちは・・・。

 

そう、僕たちは・・・「空」を見れない。

 

僕たちは空を「拒絶」している。

 

僕たちは「空の意味」を拒絶している。

 

 

「空」を見てしまうと、たぶん気づいてしまうから。

 

「空」に気づいてしまうと、ダメな自分が浮き彫りになるから。

 

僕・・・僕たちは・・・もう空を飛ぶことが出来ないから。

 

 

終わっていた僕たちにまるで「待ち伏せ」をしていたかのように、

「時間」はやってくる。

 

「疑似永遠」を楽しんでいた・「似非永遠」の中で命を取り留めていた僕たちの前に、

『目隠しをした光の戦士』たちが襲ってくる。

 

 

僕たちはこの曲の世界の中でも、赦されないんだ。

 

僕たちは死者のふりをして死に人の群れに隠れていたけれど、

それは「戦士」たちは許さない。

 

 

僕たちはいたく、彼らに「刺されていく」。

 

槍で、剣で、長弓で。

 

 

「血」だ。

 

「黒い血」が、僕たちから垂れ続ける。

 

「血」が、僕たちを本当に終わらせていく。

 

「血」が皮肉にも何故か僕たちという粒子レベルの脆く儚い存在を、

とても「鮮明」に・とても鮮やかに色づけていく。

 

 

僕たちの血だけが、僕たちを「祝福」していく。

 

僕たちの血だけが、僕たちを「肯定」していく。

 

 

馬鹿らしい。

 

ひどく悲しい。

 

少しだけ嬉しい。

 

 

血よ、どうせなら、「紅い血」をくれ。

 

どうせなら紅い血の中で僕たちは「溺死」したい。

 

 

曲を聴いてやっと『優しく温かい己の血』と再会して僕たちは、

自分の繋がりに・自分の連鎖に幕を閉じることが出来ていった。

 

・・・・。

 

・・・・。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

「涙」は現実と非現実の境目で。

(この表現って、前にも使ったかな)

 

涙を流せるのは、君が成長したから。

 

涙を流せるのは、君がもう「辿り着けない」から。

 

涙の意味を知った途端、その涙の価値は消失していく。

 

そこに届かない、「久遠」ありけり。

 

 

 

『再生時間1:46~曲の終わりまで』

 

再生時間1:46秒から曲の終わりまでを聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

曲の世界が崩壊していくその最中、

僕たちは「おみやげ」として、この世界の「破片」を拾いポケットの中にしまっていった。

 

日常・現実の世界に戻ってもお決まりのように、

その「破片」は僕たちのポケットに入っていた。

 

さよなら、そしてまたね。

 

これで解析は終了する。

 

これで音楽は終了する。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説

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そろそろ、その「死んだふり」を止めましょうか。

 

そろそろ、この「劇」を終わらせようか。

 

 

「文化祭」ももう終わる。

 

「ビューティフルな夢」も、もう醒めていく。

(そわそわしないで)

 

 

僕たちはただただ群れて、そしてただただ戯れていただけだった。

 

ひどいお芝居だったね。

 

 

「悲劇」の幕は、あっさりと閉じられて。

 

僕たちのクラスの順位は、当然最下位で。

 

 

ひどい「演技」だったね。

 

ひどい「お遊戯」だったね。

 

 

客は去って「下校」の時間は近づいて。

 

僕たちはまた、「平凡な顔」「何も無かったような顔」をしながら帰路につこうとする。

 

 

傍らには誰も、いなくて。

 

傍らには誰か、いた気がして。

 

 

ひどく「忘れ顔」・「とぼけ顔」をしながら僕たちは、また日常へと戻っていった。

 

これもまた僕たちの、「生の一部」であった。

 

これもまた僕たちの、「死の一部」であった。

 

おめでとう、そしてありがとう。

 

誰かが僕たちに対して、拍手し続けていた。

 

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Komm, süsser Tod 

甘き死よ、来たれ

 

眠れない人のための「甘き死よ、来たれ (新世紀エヴァンゲリオン)」徹底解析。

~例え世界が終わっても、君と一緒にいたいから。~

 

 

音楽解析終了。

 

 

 

(空気読んで後書き無し)