音楽解析on twitter解析曲名「365日の紙飛行機(山本彩)」のブログ上での掲載。

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365日の紙飛行機 / 山本彩

 

※音楽を聴く時は出来るだけヘッドホンをつけて聴いた方が、音楽の世界の中に浸れるよ(/・ω・)/

YOUTUBEの切り抜き画像に表示されている動画の再生時間に添って、

曲を聴きながら以下の文章を読んでいってくれると嬉しいよ。

※文章を読むことに疲れたら、ただただ音楽を聴いた方がいいよ。

むしろ、そっちの方がおススメだよ。

 

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まだ後味が残っている。
後味、失くしたかったのに。
無血のままでいたかったのに。
無垢なままで・純潔のままでいたかったのに。
やれやれ。
積もっていくのが煩わしい。
重ねていくのが面倒くさい。
何も持たない自分でいたい。
何かを持っても、どうせそれらをまた捨てていかないといけないのだから。
一過性。
すべて一過性。
消えていく。
すべて消えていく。
それならば、何も持ちたくない。
それならば、何も心に入れたくはない。
持たないままで・入れないままで時が過ぎれば。
うへへ。
今言ったこと、嘘なんだ。
うへへ。
今言ったこと、矛盾含んだ想いなんだ。
そうは言っても・そう思っても、いざ生き始めていくと自分の心は何かを欲してしまうんだ。
持ちたくないと思っていても持ちたいと思ってしまったり。
望まないと心に強く刻んでも淡く望んでしまったり。
自分でも自分が分からない。
自分でも自分の心の動き、掴めない。
風にたゆたう。風にたゆたう。
明日の君は違う君。今日の君も違う君。
君はいない、分からない
みんな、そうなのかな。
みんな、ただ漂っているだけなのかな。
みんな、(仮)で繋がり続けているだけなのかな。
この曲が君の心に映し出す物語はおそらくたぶん適当に、戯曲の物語。
演じられている、ような。
演じている、ような。
自分の意思ではなく台本に添って、演じられているような・演じているような。
これはリアルでフィクションで。
これは現実世界で虚構世界で。
どちらにも取れる。どちらも含んでいる淡くぼやけた曖昧な世界。
君はみんなは、そこにいて。
君はみんなは、そこで繋がれていて。
君はみんなは、そこに縛られていて。
重く深くは考えず。
誰かの創り物を食べて寝て、気ままに楽しんで。
そういう考え方の方が、心軽くなっていくでしょ。
心軽い君の方が、柔らかくていいと思うよ。
ぱふぱふ
ぱふぱふ
ぱふぱふ

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神聖感を与えられて。
特別感を、勝手に付与されて。
そうなのかな。
本当なのかな。
そんなに自分、特別なのかな。
そんなに自分、神聖ないきものなのかな。
その役をやる人がその時たまたまいなかったから、自分がたまたま配役されただけで。
自分は特別ではない。
自分は神聖ないきものではない。
自分は周りが思っているような自分ではない。
割と普通。
割とただの器な自分。
与えられたこの役を自分から降りたい訳ではない。
この特別な役を与えられて・この神聖な役を与えられて、、結構嬉しかった。
この役を与えてもらって、色々なものを発見させてもらえたから。
特別な自分を与えてもらって、それまで知らなかった世界を見ることが出来たから。
配役を存分に利用して。
そしてまた違う新たな魅力的な役をもらえるように、自分変わっていけたらなって。
他の人と自分はそんなに差はない。
それは自分が一番分かっている
それは自分が一番感じている。
その差を、どう利用していくか。
差がないのに差があったという事実を、どう考えていくか・どう思っていくか。
ふう、深呼吸。
考えすぎはよくないな。
だけどこうやって考えないと何も無い自分が増幅していくようで怖いから。
自分を安心させたくて。
自分を綺麗な色彩で塗装してあげたくて。
特別であるよう、塗って。
神聖であるよう、演じて。
与えられた役に、出来るだけ近づこうとしていって。
ふーふーふー、緩く深呼吸。
深呼吸すると、相変わらず素の自分がそこにいて安心させられる。
素の自分。
何者でも無い自分。
演じる必要のない自分。
柔らかい自分。
自分の中の自分に安心させられて。
他人の目よりまずは自分の内の目を気にかけて。
何者を目指しても自分で。
何者にもなれなくてもただひたすら自分で。
風にたゆたう。風にたゆたう。
クスクス、クスクス。
今日はどこに向かおうか。
今日は笑顔を、誰に向けようか。
心と身体が十分に休まったら、今日も外へと出かけよう。
行き先は風に任せて。
風にたゆたう。風にたゆたう。

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自分が出せる精一杯の声を、一度試しに出してみて。
自分の存在を一度、声高らかに叫んでいってみて。
声に出すと・叫んでみると、自分の存在の小ささが分かる。
自分ではまるで全世界に向けて叫んだつもりなのに、全然じゃないか。
自分の声の届く範囲、とても小さい。
小さい自分、そのまんまだ。嬉しい。
自分が声が届く範囲を越えて、どこまでも世界は続いている。
自分の声は数メートルしか届かないけれど、世界は無限に続いている。
世界、強ええ。
世界、広い。
自分の存在、とても小さい。
何度でも何度でも、自分をふりだしに戻して。
何度でも何度でも、その小さい自分を大切にしていって。
世界無限故に、自分の拠点を大切にして。
世界広大故に、自分の居場所を明確にして。
弱い自分だから、その弱い自分を大切に守って。
儚い自分だから、親切に丁寧に自分を包んであげて。
いつだって深呼吸。いつだってのほほんと。
自分の心臓を愛し。
何故この心臓は動く。
誰に言われて、この心臓は奏で続ける。
誰に頼まれて・誰に書かれてこの心臓は動き続ける。
ゆるやかに静謐に真摯に、今日もまた今日を生きていこうか。
やれやれ。

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親に感謝して。
やはり、親に感謝して。
過去からすべての君は溢れ出てくる。
その過去の源泉を生み出してくれたのは、紛れもなく君の親なのだから。
憎いかもしれないけれど・殺したいかもしれないけれど、親に感謝して。
素直な顔を向けられないけど、静かに頭を下げていって。
向き合わなきゃダメだよ、やはり。
親はいわば「血の鎖」だから。
それは切れないよ途切れないよ絶つこと出来ないよ。
悔しいけど。
それを無視してしまうそれは君自身を殺すことになる。
親の中に君がいる。それは久遠に永遠に。
親の想いの中に大切な君がいる。
例え嘘でも、親を想え。
例え偽りでも、親を愛せ。
嘘でもいい。偽りでもいい。
いいのかよ(笑)。
無数の無限の君の中で、たった一面でも親を愛するする自分を持て。
そっちの方が、君にとって得だから。
無理に人を信用するな。
無理に他人に合そうとするな。
全部君中心で。
全部君の世界中心に回らせて。
君のことを一番考えてくれているのは、君だから。
そいつを一番、大切にしろ。

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改めて、深呼吸。
やはりこれが、今の自分の一番の回復魔法だ。
瞳も閉じてしまおう。
より心軽くなるために。
より心、静かになるために。
浮いて、浮いて。
夢の中を、漂って。
そして曲のサウンドに導かれて、自分の過去を自然と巡り辿っていって。
原点は母で。原初は母で。
そこから巡り巡って、今の自分がいる。
灰色のその道に、塗りたい色彩を塗っていって。
白黒だけじゃ、寂しいでしょ。
色彩が無い自分では、悲しいでしょ。
誰かと共に、過去と今とを結ぶその道に色彩を塗っていって。
そうなんだ。
過去から今へと繋がる道を眺めると、自分は独りではないと実感するんだ。
自分以外のこと・ものが、この道を創り上げているんだ。
それ、気持ち悪い。
へ?
後味、失くしたかったのに、気持ち悪い。
お前なあ~。
やっぱり自分は、独りのほうが好きなんだよな。
すごくKY。だけれどその気持ち、すごく本心。
独りが好きだけれど、しかし悔しいかなその独りの自分というものが実は自分以外で成り立っていって。
だから気持ち悪い。
自分とは自分以外のもの・ことであるという事実がすごく気持ち悪い。
まるで初めから自分なんて無く、自分以外の蟻がうじゃうじゃと群れていてそれが自分になっていて。
自分以外の人たちによって、自分は構成されていて。
自分を振り返ってみたら、他人ばかりがいて。
他人の群れが、自分となっていて。
気持ち悪い。
自分以外の他人の波に漂って。
自分以外の他人の本を、読み続けて。
ふう。
またいつものように少し考えすぎたみたい。
そろそろ心と身体が温まってきたから今日もまた、面倒くさく一日を過ごしていこうか。
外には何かがあるのだろう。
世界にはどこに繋がる鍵が落ちているのだろう。
世界には何色の愛があるのだろう。
まだまだ自分は勉強不足。
まだまだ自分は世界不足・他人不足。
まだまだ自分は自分不足。
だから、生きていくんだろう。
だから、起きていくのだろう。
さあまた、今日がやって来るぜ。

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温かい。
静かに、温かい。
恥ずかしく祝福されながら。
曲のサビに祝福されながら。
面倒くさく照れ笑いをし続けながら。
それでも簡単に、心打ち解けたくはない。
は?
楽しいけれど嬉しいけれど、この気持ちもいずれ消えていく。
んもー。
どこまでもかまってちゃんであり続け。
どこまでも面倒くさい存在であり続け。
始まりに促されても・始まりに仕方なく付き合っても、
自分の心暗い気持ち、やはり消えない・拭えない。
どこまでもどこまでも沈みゆくことを求める自分が心の根底にあって。
曲のサウンドの上昇気流とはまるで反対に、自分の心は下がりゆく。
ハッピーエンドは望まずに。
最下位レースを演じ続けて。
舞える人を、尊敬と嫉妬の眼差しで眺め続けて。
輝ける人に、託していって・恨んでいって。
雨、止むことは無いだろう。
それでいい。そういう生き方しか自分には出来ない。
ここが雨降り続いていたとしても、向こうは晴れているのだから。
雨に濡らされながら、遠き晴れている場所を思い続けて。
自分はもう、濡れ続けていてもいいや。
自分はもう、曇り続けていてもいいや。
そこそこ幸せだから。
そこそこ、楽しい毎日送れているから。
嘘だけどね。
色々、矛盾含んでいるけれどね。
それでいい。
もう別に、なんだっていい。
もうずっと、あまのじゃく。
おわり。

 

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解析曲名「365日の紙飛行機
終。

 

※ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正してこのブログ上に載せています。