音楽解析on twitter解析曲名「Sign (Mr.Children)」のブログ上での掲載。
Mr.Children「Sign」 TOUR POPSAURUS 2012 Live
※以下、ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正しています。
君は、雨ばかりに愛されて。
残る場面・残る記憶、雨降ってばかりで。
気づけば節目節目・君にとって重要な思い出となるその場面場面、雨が降ること多くて。
君は、そういう人なんだ。
君は、そういう星の下に生まれたんだ。
感情を表に出すことが下手な君で。
他人に合わせがちで・人の要求に応えた自分ばかりを生み出し続けていて。
そういう自分が嫌いだけれど、そういう自分しかもう知らなくて。
この曲が君の心に映し出していく物語は、清めの物語。
何を信じていいか、分からなくなったから。
これまで自分的には頑張って来たけれど、もしかしたらその頑張りの方向性、
全部違っていたのかもしれないから。
君の無垢なる心、静謐に静謐に。
君の愛おしい柔らかい頬、より柔和に柔和に。
トゲを取って。摩擦を減らして。
素直な君を、優しく懐かしく心から抱きしめて。
この曲と共に君自身の心の深層部に深く潜りゆくことで、珠玉なる君、取り戻しにいこうよ。
深く終わりが見えない夜空の暗闇、君の為に永く待ち続けてくれていた。
何度も彷徨って。
何度も迷って。
何度も潰えて。
必死になって、自分を世間や周囲に合わせ続けて。
とっくのとうに、スタート地点は忘れてしまった。
遥か昔に、柔らかい自分、捨て去ってしまった。
日々、追われて。
日々、遣わされて
今の君と比べたら、低知能ロボットの方がまだ愛らしい。
愛、遥か遠くて。
愛に触れること、永い間拒絶していて。
本当は、今すぐ泣きたくて。
本当は、今すぐ溜めすぎた想い、誰かに聞いて欲しくて。
いらない強さ、手にしちゃっていて。
強さと呼べない強さで、自分を傷つけてばかりで。
楽に、救われたい。
楽に、忘れさせて欲しい。
全然大人じゃない君がいて。
早く子供に還りたい君がいて。
どうしようもないね。
触れてしまうと、一瞬のうちに失くなっていきそうな君がいて。
何も出来ないまま何もしないまま、暗いの刻だけが過ぎていった。
ああ、やっぱり夜ってこわい。
ああ、今夜も君の心には雨が降り続いている。
何でここまで、自分を隠し続けてしまっていたのだろう。
何でここまで、他人に合わせtて無理に笑おうとしていたのだろう。
好きだった自分から離れていって。誰なのかよく分からない人へと近づいていって。
大切だった過去の記憶を殺して。安い便利な偽り自分ばかり寵愛して。
罰、なのかな。これまでの。
醜くなってしまった自分の心には、これぐらいの罰、与えられるべきなのかな。
光り、その存在を疑うほど今の君からは光りは遥か遠く。
何も見えない。
何も聞こえない。
無音で無心な光りを全く感じない君がいて。
これが死なら、これでいいや。
赦されないまま、常に痛みを感じたまま、何もかもから隔離されて。
よかった。
よかった、これで。
生まれて初めて、君は安心して。
元々、こういう存在だったんだ。
元々、(世とは)合わない存在だったんだ。
よかった、こうやって独りになれて。
よかった、こうやって世界から拒絶されて。
よかった。よかった。
嬉しい。
暗室の中で、君は独り、虚ら虚ら。
限りなく極限まで、君は意識をぼやけさせていって。
出来るだけ全力で、世から離れて。
出来るだけ猛烈に、世界を忘れて。
曲の音色の導くままに。
君自身の心音が向かいたい方向へ。
暗闇の中をゆたりゆたりと漂い突き進んでいって。
そこは、世でなくてもいい。
君の想いが有るのならば、そこは現世でなくてもいい。
不安定で不必要な世界を、ひたりひたりと君独り歩み続け。
何もかも赦さない一方で、まるですべてを赦しゆくような世界の中で、
眠気を感じてぐーすぴーぐーすぴー。
柔らかい空気に甘えて。
よだれをクソだらしなく垂れ流し続けて。
ヒトを離れて。怪物を・化け物を模倣して。
君を忘れて。
君を失くして。
君の名前、もう外していこうよ。
君の瞳、もう閉じ続けていようよ。
口だけで、どこかと繋がっていて・どこかに繋ぎ止められていて。
醜さと美しさ、その2つのものの差異を無くしていって。
眩しさと暗さ、同じ器の中で混ぜ続けて。
心と呼ぶにはあまりにも矮小な想いで、君は橋にぶら下がり続けていて。
堕ちろ。
糸を切って、底が見えない谷底に堕ち続けろ。
そっちの方が、たぶん気が楽でしょ。
何も無いことを通り過ぎていって。
何も感じないことを通り過ぎていって。
ハハハハハ。
ハハハハハ。
誰だよ。
じゃあ、そこにいるの、誰だよ。
うざいなあ。
うざい。
消えたい人は、もういない。
残りたい人だけ、ここにいる。
単純に単純に、単純に。
別に何も解決していない。
別に何も、君は変わっていない・君は変われていない。
相変わらず、どうしようもないゴミな君がそこにいて。
いる。
有る。
在る。
ただそれだけの微小な光りとして、君は存在していて・有していて。
それを光りと呼ぶのも、正直おこがましい。
だけど確実に、君はまだ動いているから。
君、残念ながら未だ死んでいないから。
はあ(いつものようにため息)。
ほんと、やれやれでしゅ。
やれやれ、でしゅ~。
雨、相変わらず降り続いていて。全く止みそうになくて。
むしろ、勢い増していて。
雨音が相変わらず、君の胸に重くひどく果てなくゲロゲロとのしかかってゆく。
雨音が相変わらず、君の頭に猛烈に燦然とビチクソに突き刺してくる。
相変わらず相変わらず、君は世界に拒絶されていて。
いらない君、空気読まずに緋色の血を身体中にドクドクと流し続けて。
気持ち悪っ。
君が君の身体中にの血を流し続ける音、気持ち悪っ。
必死か。
何かまだ、未練あんのか。
何かまだ、見たい景色あるのか・会いたい人いるのか。
今、それを考えるのダメでしょ。
今、それを思い浮かばせようとするの反則でしょ。
おもしれ。
必死な君、おもしれ。
ひどく究極的にブサイクだけど、君の存在、おもしれ。
だいぶ永い旅を、君はしてきて。
疲れたね。
自分自身を正面から迷わせるのは・自分の想いを正直に心吐き出していくのは、とても疲れるね。
気持ちよく、そしてハチャメチャ気持ち悪く、君は迷い続け。
色々なものに操られて。
色々なものに騙されて。
それら全部、君の為に行われたようで。気のせいで。
別にまだ、全然死にたいかな。
別にまだ、地上は遥か遠いかな。
まだ君の心、際にあって。
まだいつでもいつまでも、さらに届かない所まで堕ちていけて。
どっちでもよくて。ぶっちゃけ、ここから。
どうせまた生きても、迷い続けてしまうだろうから。
どうせまた生きても、手に入れられるもの少ないだろうから。
辿り着いたその先は、いまだ暗闇で。
何か全部、雨のせいかも。
君の雨、晴れることは、あるのかなあ。
少しずつ少しずつ、確実に君に何かが貯まっていって。
あんなに諦めていたのに。
あんなに拒絶していたのに。
あんなに失くしたかったのに。
温かさを欲して。
豊かな色彩を欲して。
愛されることをわがままに欲して。
自然と、涙落として。
涙、今の君のほぼすべてを表していて。
分からない中で君はもがき。
苦しい中で君は何度も自分の首を絞め続け。
少しずつ少しずつ、欲を沸かしながら。
少しずつ少しずつ、心を温めながら。
終わらない君・終わりたくない君、静かに始動させていった。
かっこよさをあまり求めずに。
美しさを出来るだけ求めずに。
ひどくノーマルな君で。
ひどく素数な君で。
そういう君で、君はあろうとしていった。
泣き虫少年少女のお参り物語はようやく終わりに近づき。
何かを得るために、何かを求めて。
何かを知るために、何かを探し続けて。
想像以上に、君の生きるは永く。
想像以上に、自分自身を測り続ける時間は面倒くさく。
いつまでもいつまでも永遠に、君の傍に君はいて。
自分という存在、いつまでもウザくて。
好きになる事、一生なくて。
イライラの原因、常に自分で。
呆れて。殴りたくて。
どうしようもなく。どうしようもなく。
嫌いだから。
世界中で・歴史上で・宇宙中で、自分という生き物が一番嫌いだから。
だから。だから。
こいつを何とか、更生させていきたい。
こいつの、違う一面を発見していきたい。
嫌いだけれど宇宙一自分のことが嫌いだけれど、
とても嫌いだからこそ、だから少しだけ興味があって。
夜の雨、いつまでもいつまでも君を中傷し続けていて。
晴れないまま止まないまま解決しないまま、
自問自答を繰り返す君の永い夜はまだだいぶ明けそうになかった。
はあ。
おわり。
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解析曲名「サイン」
終。