音楽解析on twitter 解析曲名「私とワルツを(鬼束ちひろ)」のブログ上での掲載と、そして解説。
以下、ツイッター上での「曲の歌詞」にあたる部分は、
ブログ内ではYOUTUBE動画における「再生時間」で表しています。
また、ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正したりはしています。
「再生時間0:21~0:32」
痛み。それだけに生かされている皮肉にも。ワロエナイ、そう笑えない。
うねって喚(わめ)いて嘔吐して。無様にゴキブリ以下で呼吸し続けていて。
ギリギリではなく、ギリギリしか知らない白痴な子。
異常を日常とし、終わることなく不(ふ)と負(ふ)を積み重ねている。
何回ダメと思ったか。
何回遺書を遺したか。
何を演じても何に興じても、家に帰ると結局あの忌まわしい自分がいる。
彼とはあまり、向き合いたくないよ。
彼にはあまり、合わせる顔がないよ。
これは試練の物語。
挑む気持ちをもう一度、養っていく物語。
みんなボロボロだから。みんな虚無だから。
大丈夫、ここは他人を気にするほど余裕ある人はいないから。
みんな必死で。
みんなぼやけた顔で、口半開きのまま自慰してた。
パクパク、ビクビク、ドクンドクン。
オエッ。
夜明けはなかなか、来ないぜよ。
「再生時間0:32~0:41」
何をしようかな。
どうやって偽っていようかな。
どうやって隠れていようかな。
持たざる者は、ある意味強い。
失うものがないから、誇りがないから、護るべきものがないから。
ある意味の強さしか、持ち合わせていない。
それほどまでに孤独。それほどまでに抜け殻で。
何が欲しいかさえ、自分では気づけない。
何が大切だったかさえ、とうの昔に忘れてしまった。
指輪、はめることはなく。
愛、知る道筋なく。
悲しみという感情なんて、低レヴェルモンスター。
それよりも何よりも、自分の言葉に飢えていた。
自分の言葉が見つからない、自分を言葉で顕せない。自分を知らない知りたくない。
そんな自分が嫌い。そんな自分にあまり、興味を抱けない。
負の連鎖、絶えることなく。
それなら、潜ろうか。もし暇ならば。
深い深い深淵で、限りなく極限まで君の命、隠していこうか。
光いらない資格ない。
暗闇お願い、一時的に私を保護してあげてくれ。
君、刹那の中に全細胞全精神投じていった。
炎、音もなく消えていった。
「再生時間0:41~0:56」
呼吸、否が応でも君を存続させていく君の呼吸、罵倒しても揺れ続け。
それならもう少し、ゆったりと。
比べるものがないこの漆黒の中で、そうゆっくりと動くならそう動いてくれ。
時空を限りなくたゆまして。
心ではなく自分の身体性にぴょこんと乗っかって。
真っ暗闇の中では、あまり心を使う必要無く。
絶えた想像が・消えた意思が、君を抱いている。
ここには、自分すらもいないようで。
安心という言葉さえ使わず、自分をなだめゆく。
ただ揺れていて、何となく繋がっていて。
それだけで、その意識すらも頭から消し去って。
限りなく無味無臭、無色無音な無世界があって。
これを生と、呼べるのだろうか。
まるで自分のすべての精神・身体が非健全なように停止している。
これを生き物と呼べるのだろうか。
ああ、ああ。ああ。
「再生時間0:56~1:05」
はじめにノックしてくるのは、誰だろう。
何もかも失くしてしまった君を、見舞いに来てくれるのは誰だろう。
何億年何億光年と宇宙の中で、君は独りで待ち続け。
限りなく童貞を・限りなく処女を延長し続けている。
指、まだ動くのかな、自分。
目、まだ視えるのかな、自分。
一つずつ一つずつ、自分の機能を確認し。
そしてまた永い眠りにつき。そしてまた永い休みをもらい。
浪人し続けて。越境や解脱、たぶん待ちわびて。
まるで火の鳥になったような気分で。まるで調停者になったような気分で。
誰も君の名を知らず。誰も君の存在に気づかず。
ただ、浮いている。
ただ、添いている。
まだ勇者は現れず、もしかして永遠に。
ふふっ。
「再生時間1:05~1:11」
とろん。
とろん。
とろろろろん。
まぶたの重さ、加速してゆき。
君の意識・君の想い、より霞(かす)みがかかっていき。
こういう状態を、気持ちいいって言うのかな。
こういう心持ちを、嬉しいって呼べばいいのかな。
自分の心忘れていたから、よく分からないや。
ひどくおぼろげに、たゆたゆと。
ひらがなでひらがなと、外界に触れていき。
まだ自分の名すら言えなくて。
それでいい、それがいい。
暗闇の中でもう一度、よちよちから始めていこうよ。
ひどく邪悪な赤ちゃんだ。
「再生時間1:11~1:16」
ミクロなものから、察してゆく。
粒子的なものから、触れてゆく。
感覚・感受を、にょきりにょきりと伸ばしゆき。
角(つの)もこの機会に、伸ばしてみようかな。
羽も、出来れば付けてみたかったんだ。
生え変わり生え変わり。
何のために?誰のために?
さあ?さあ?
指揮する人は、まだいない。
司令塔なきまま、機能だけが灯かりを宿しつつある。
みんな、すごいな。
君、まだ地の果ての果ての底で。
君、まだ生を知らず。
君、まだ生の認可下りず。
それでいい、それがいい。
もうしばらく、終わっていようよ。
その方が矛盾してるけど、生きられるでしょ。
「再生時間1:16~1:29」
想い出が、少しずつ。
記憶が小さな泡沫となって、ぽつりぽつりと昇りゆき。
それは君を見下ろしながら。
君から離れ昇りゆく君の細胞という獅子達、ぽつりぽつり。
自分以外の自分、すごいな。
意志持たぬ自分達、熱いな。
ああ、頭痛いな。
ああ、身体の筋肉の繊維を少しほぐしたい。
どれほど永い間、君は失(な)かったのだろう。
どれほどの永い間、通信手段を絶っていたのだろう。
何故、動こうとするのだろう。
何故、求めようとするのだろう。
何故、涙を落としているのだろう。
分からないという自分の想いに、少しだけ慈しみ温かみを感じて。
何者にもなれなかった君物語が、ここで一度終戦してゆく。
それもまた、無、だった。
永い永い、無限に続いた無、だった。
ふふっ。
そしてコイン、返ってゆく。
「再生時間1:29~1:34」
ああ、また独りぼっちで寂しがりやの悪魔が世に放たれていった。
ボロボロの翼を生やし、よろよろと歩きながら。
まだちゃんと、瞳を機能させておらず潤い知らず。
人の気配、あまり感じられず。
世界のカラー、まだ知らず。
何でこいつは、生きようと思えるのだろう。
死ねばいいのに。
死ねばいいのに。
死ねばいいのに。
自分の五指すべて同時に動かして、今自分が生きていることを確認する。
動かしてるの、視えていないのに?
いいじゃん。動かしていることをしていると思っているのだから。
君の心と身体はまだ上手く、シナジーしていない。
着ぐるみの中でまだ、世界とは距離を置いている。
母は死んだ。
突然の告白。
母は、私が殺した。
限りなく事実。
だから悪魔って、自分のことそう呼んでます。
どうぞよろしく。
末永く。
「再生時間1:34~1:40」
痛い。
痛い痛い痛い痛い。
痛い痛い痛い痛い。
ちっ(舌打ち)。
感覚が、また戻って来やがった。
ちっ(舌打ち)。
自分の記憶が少しずつ、還ってきやがった。
はあ(超絶ため息)。
はあ(ハチャメチャため息)。
どうしていこうか。
これから、どうしていこうか。
マジで。
思考しないまま、脳内作戦会議は行われ。
誰も意見せず。誰も手を挙げず。
何もせず、祝福されたかった。
漂い生きる過程で、愛されたかった。
特に誰かを恨まむことはなく。
ただ単純に、運が悪かった。
そういう命が世の中に結構多いって学べただけでも。
次に活かせるかな。
ふふっ。
笑えねーよ。
「再生時間1:40~1:43」
どうしよう。
どう、過ごしていこうか。
何も持たない自分が。
誰からも愛されない、価値白紙無地の自分が。
虚ろな顔で遠くの景色見ながら、ガムを噛みながら。
頬、淡く紅く染めながら。リアル忘れながら、幻想に甘やかされながら。
堕ちるよりも、先がある道を模索しちゃって。
夜空から、光の粒子が舞って来ること期待しちゃって。
ハウオールドアーユー?
ハウオールドアーユー?
あと何回起きて、あと何回眠っていくのだろう。
命を逆算しながら。
静謐に心寄せながら。
まだ答えは出さなくてもいい。
答えを出来るだけ、未来に押し込んで。
未来っていう言葉、久しぶりに聞いたな。
未来っていう言葉、全然自分に似合わないな。
ふふっ。
これは笑える。
「再生時間1:43~1:46」
ゆっくりと。そう、ゆっくりと。
温もり忘れたら、また浸かれ。
抱きしめて欲しくなったら、また沈め。
下には、彼女いるから。
下には、優しい遊女いるから。
すべてですべてを包み込み。
無から有を教えゆき。
光、それは闇の為にあり。
光、それは還る場所を指し示す手がかりで。
大丈夫、大丈夫。
根拠なく、君の性(さが)はあっけらかんとしていた。
何も待たない役割を、何も生まない役割を、
彼女と共に、君は静かに全うしていた。
感謝はしないよ、あっかんべー。
「再生時間1:46~曲の終わりまで」
老婆少女の戯れはようやく終わりに近づき。
こいつ、ホントに現代人か。
こいつ、すげー怪しいんですけど。
こういうやつは不気味だから、焼き払ってしまおうか。
分からないものに僕たちはとても怖がり恐怖して。
理解出来ないものを僕たちは拒絶し排除して。
恩、無く。
彼女の育みを人生の汚点とさえ思ってしまう自分がいて。
穢れを祓うには、徹底的に穢されることが必要で。
暗闇の中で地の底で、僕たちは確かに一度終わっていた。
ただそれは、口に出してはいけなくて。
生きるって、どこかやっぱり罪だよね。
後味悪く生きる方が、人間らしいよ。
じゃあ、さようなら。
ああっ、その前にさ、内臓返して。
おわり。
はい、というわけで、以下、解説していきます。
(それにしても、重い曲っ。ぶっちゃけ結構、聴くのもしんどい。)
「再生時間0:21~0:32」
痛み、それだけに生かされている皮肉にも。ワロエナイ。
→
音楽を聴くことで、僕たち聴き手の一部分にスポットライトが当たってゆく。
鬼束ちひろの曲の場合、もう完全に僕たちの「弱さ」だよね、それは。
すっごく、子宮に来る曲だわあ(笑)。
「痛さ」によって僕たちは生きることを虐げられているのだけれど、
また「痛い経験」が、生に繋ぎ止められているというか。
何というかな、ギリギリの精神状態になったことがある人は分かると思うんだけど。
目をつぶって頭の中真っ暗闇の中、死に近づいている時、
それでもあるのは「痛み」なんだよね。
痛みだけが、音楽解析の文章でよく使われる『揺れ』があるというか。
その痛み・揺れがわずかだけど「生きるヒント」になれている感じ。
うねって喚いて嘔吐して。無様にゴキブリ以下で呼吸し続けていて。
ギリギリではなく、ギリギリしか知らない白痴な子。
異常を日常とし、終わることなく不(ふ)と負(ふ)を積み重ねている。
何回ダメと思ったか。
何回遺書を遺したか。
→
まあここらへん、疲れている僕たちの説明。
何を演じても、結局家に帰るとあの忌まわしい自分がいる。
彼とはあまり、向き合いたくないよ。
彼にはあまり、合わせる顔がないよ。
→
「家」というのがキーワードで、
「嫌いな自分」がいるのは、やっぱり「自室」なんだよね。
もっと具体的に場所を言うと、「ベッド」。
嫌いな自分とは向き合いたくないし、また「合わせる顔がない」。
嫌いな自分とは結局、ちゃんとした自分なんだよね。
ダメなのは、僕たちの方で。
嫌いな自分は、しっかりしているから。
これは試練の物語。
挑む気持ちをもう一度、養っていく物語。
みんなボロボロだから。みんな虚無だから。
大丈夫、ここは他人を気にするほど余裕ある人はいないから。
みんな必死で。
みんなぼやけた顔で、口半開きのまま自慰していた。
パクパク、ピクピク、ドクンドクン。
夜明けはなかなか、来ないぜよ。
→
「試練」ww。
鬼束ちひろの曲は、なんだかんだ、辛いんですよね。
居心地がいいけれど、それではダメなんだよ。
巣立っていかなきゃいけない曲だと、僕は思います。
ずっと浸かっていてはダメな曲だと、僕は思います。
鬼束ちひろの曲を「利用」しないと、いけないと思います。
「再生時間0:32~0:41」
何をしようかな。
どうやって偽っていようかな。
どうやって隠れていようかな。
→
僕たち聴き手が「隠れる」曲なんだよね。
おもしろ。
持たざる者は、ある意味強い。
→
「持たざる者」。あるいは「持てない者」。
=弱い者。
失うものがないから。誇りがないから。護るべきものがないから。
ある意味の強さしか、持ち合わせていない。
それほどまでに孤独。それほどまでに抜け殻で。
何が欲しいかさえ、自分では気づけない。
何が大切だったかさえ、とうの昔に忘れてしまった。
指輪、はめることはなく。
愛、知る道筋なく。
→
持たざる者の説明。
悲しさという感情なんて、低レヴェルモンスター。
それよりも何よりも、自分の言葉に飢えていた。
自分の言葉が見つからない。自分を言葉で顕せない。
自分を知らない知りたくない。
そんな自分が嫌い。そんな自分にあまり、興味を抱けない。
負の連鎖、絶えることなく。
→
悲しさ<<<<自分が無いこと。
自分から遠ざかってしまっているという、負の連鎖。
自分を偽り続けている。自分を騙し続けている。
それなら、潜ろうか。もし暇ならば。
→
「潜る」はブログ内での音楽解析でよく言っているように、鬼束ちひろの曲の傾向。
「下に行く」
深い深い深淵で、限りなく君の命、隠していこうか
→
この「深い深淵」っていわば「頭痛が痛い」みたいに間違ってるんだけど、
他の言い方が思いつかなかった(笑)。
「深い海」をもうちょっとカッコよくいいたかったけれど、思いつかなかった(>_<)。
光いらない資格ない。
暗闇お願い、一時的に私を保護してあげて。
君、刹那の中に全細胞投じていった。
炎、音もなく消えていった。
→
文章そのまんま。
炎消えるのは、「死ぬ」感じ。潜る感じ。
「再生時間0:41~0:56」
呼吸、否が応でも君を存続させていく君の呼吸、罵倒しても揺れ続け。
→
「呼吸」というワードも、音楽解析でよく出てくる。
僕という人間はたぶん、人より目を閉じて起きながらベッドの上で夜の時間過ごすことがこれまでの人生多いと思う。
何故なら僕は、頭痛持ちだから(ドやあ)。
なんでそういう時、夜に暗闇の中で頭痛に耐えてる時って、
自分が「呼吸」することにムカつくんだよね。
何にも知らないで、馬鹿みたいに呼吸している呼吸に対してムカつく(笑)。
また「呼吸」は、『揺れ』なんだよね。
「揺れ」というのは、音楽解析でも、また生きるうえでもすごく大事だと僕は思う。
何というか基本、すべては『波』だから。
この「波」をすべて解き明かせたら、すべてが分かる( ー`дー´)キリッ。
まあ、DNAしかり。
それならもう少し、ゆったりと。
比べるものがないこの漆黒の中で、そうゆっくりと動くならそう動いてくれ。
時空を限りなくたゆまして。
→
「ゆっくり」や「たゆむ」がポイント。
鬼束ちひろの曲を聴いて潜ることで僕たちに一番いいことは、「ゆっくり出来ること」なんだ。
まあこれは、他の曲にも言えることだけど。
「非現実」「非日常」の中で、いつもの時間から遠ざかってゆく。置いていかれてゆく。
そうして自分を見つめ直してゆく。自分を振り返ってゆく。
心ではなく自分の身体性にぴょこんと乗っかって。
真っ暗闇の中では、あまり心を使う必要無く。
→
僕たちは「心」と「身体」で成り立っていて。
それでピンチになった時、あまり「心」に依存しない方がいい。
「身体」の方が信用した方がいい。
心より身体の方が「安定」しているから。
絶えた想像が・消えた意思が、君を抱いている
→
この表現、おもしろ。
つまり心無き心の自分がいる状態。
空になった心が、自分を支えている感じ。
ここには、自分すらもいないようで。
安心という言葉さえ使わず、自分をなだめゆく。
ただ揺れていて、何となく繋がっていて。
それだけで、その意識すらも頭から消し去って。
限りなく無味無臭、無音無色な無があって。
これを生と、呼べるのだろうか。
まるで自分のすべての精神・身体が非健全なようで。
これを生き物と呼べるのだろうか。
ああ、ああ。ああ。
→
心無き自分の説明。
「再生時間0:56~1:05」
はじめにノックしてくるのは誰だろう。
何もかも失くしてしまった君を、見舞いに来てくれるのは誰だろう。
→
ここからやっと、スタートしていくというか。
これまでの時間帯は、自分を落ち着かせることで精いっぱいで。
自分の精神が最低限落ち着いて、ここから何かを求めていける感じ。
ここから何かを探ってゆける感じ。
何億年何億光年と、君は独りで待ち続け。
→
ここら辺、おもしろ。
音楽を聴いていると、「時間」がいつもと違うんだよね。
この感覚を僕たち聴き手に与えるから、音楽というものは成立する。
限りなく童貞を・限りなく処女を延長し続けている。
→
wwwww。
つまり大人にならず。
つまりまだ「世界」と触れ合っていない感じ。
指、動くのかな、自分。
目、まだ視えるのかな、自分。
一つずつ一つずつ、自分の機能を確認し。
→
これまでの時間帯、自分を「ゼロ」に向かっていたけれど、
ここから「得てゆく」感じ。
そのためにまずは自分の身体確認してゆく。
そしてまた永い眠りにつき。そしてまた永い休みをもらい。
→
急ぐことなく、ゆっくりと。
浪人し続けて。越境や解脱、たぶん待ちわびて。
まるで火の鳥になったような気分で。まるで調停者になったような気分で。
→
ここら辺は、まあ適当(笑)。
ゆっくりっていうのを表現したかった。
誰も君の名を知らず。誰も君の存在に気づかず。
ただ、浮いている。
ただ、添いている。
まだ勇者は現れず、もしかして永遠に。
ふふっ。
→
笑える余裕。
「笑える」っていうのは、ブログ内での音楽解析でも何度も触れているように、とても大事。
笑える=心に余裕があるってことだから。
「再生時間1:05~1:11」
とろん。
とろん。
とろろろろん。
まぶたの重さ、加速してゆき。
意識、より霞みがかかっていき。
→
眠たいってこと。
普通に眠れる人には分からないだろうけど、何もせず眠れるってすごい幸福なことだと思うから。
心に余裕出てきた僕たちは、眠くなるような。
意識、より霞みがかかっていき。
こういう状態を気持ちいいって言うのかな。
こういう心持ちを嬉しいって呼べばいいのかな。
自分の心忘れていたから、分からないや。
ひどくおぼろげに、たゆたゆと。
→
文章そのまんま。
ひらがなでひらがなと、外界に触れていき。
→
ここ、おもしろい。
まあここも、童貞、処女のところと同じようなニュアンス。
子供なままで。むしろ子供以下の赤ちゃんレベル。
まだ自分の名すら言えなくて。
それでいい、それがいい。
暗闇の中でもう一度、よちよちから始めていこうよ。
ひどく邪悪な赤ちゃんだ。
→
文章そのまんま。
「再生時間1:11~1:16」
ミクロなものから、察してゆく。
感覚・感受を、にょきりにょきりと伸ばしゆく。
角(つの)もこの機会に伸ばしてみようかな。
羽も、出来れば付けてみたかったんだ。
生え変わり生え変わり。
→
ここら辺は、いつもの「戯れ感」を出してる。
心に余裕が出来て、はじめて戯れれる。
何のために?誰のために?
さあ?さあ?
指揮する人はまだいない。
司令塔なきまま、機能だけが灯かりを宿しつつある。
みんな、すごいな。
→
この戯れに、「僕たち本体」はまだ関わっていない感じ。
僕たちの身体が勝手に動き出している。
本能とか、性(さが)の方が僕たちより先に生命活動してる感じ。
君、まだ地の果ての果ての底で。
君、まだ生を知らず。
君、まだ生の認可下りず。
それでいい、それがいい。
もうしばらく、終わっていようよ。
その方が矛盾してるけど、生きられるでしょ。
→
文章そのまんま。
「再生時間1:16~1:29」
想い出が、少しずつ。
記憶が小さな泡沫となって、ぽつりぽつりと昇りゆき。
君を見下ろしながら。
君から離れ昇りゆく君の細胞という獅子達、ぽつりぽつり。
→
ここら辺の表現、おもしろ。
僕たち本体よりも、僕たちの記憶や細胞の方が先行して復活していく感じ。
僕たちはまだ、海の底にいる感じ。
自分以外の自分、すごいな。
意志持たぬ自分達、熱いな。
→
文章そのまんま。
「熱い」と感じれるだけの意識を、僕たちは取り戻している。
ああ、頭痛いな。
ああ、身体の筋肉の繊維を少しほぐしたい。
どれほど永い間、君は失(な)かったのだろう。
どれほどの間通信手段、絶っていたのだろう。
→
潜っていた間・沈んでいた間は、この頭痛いのを忘れられていた。
現実・日常に戻ると、また「痛さ」を思い出してゆく。
何故、動こうとするのだろう。
何故、求めようとするのだろう。
何故、涙落としているのだろう。
→
文章そのまんま。
分からないという自分の想いに、少しだけ慈しみを感じて。
→
ここ面白い。
ただ、説明しにくい。
「無関心」から、「分からない」と思える成長かな。
やれやれ、だけどね。
何者にもなれなかった君物語が、ここで一度終戦してゆく。
それもまた、無、だった。
永い永い、無限に続いた無、だった。
ふふっ。
そしてコイン、返ってゆく。
→
「潜る時間」が終わってゆく感じ。
地上に戻ってゆく感じ。
だから曲は、サビで実質終わる。
「再生時間1:29~1:34」
ああ、また独りぼっちの悪魔が世に放たれていった。
ボロボロの翼を生やし、よろよろと歩きながら。
まだちゃんと、瞳を機能させておらず潤い知らず。
人の気配、あまり感じられず。
世界のカラー、まだ知らず。
何でこいつは、生きようと思えるのだろう。
→
醜い僕たちが、地上に戻ってきてしまった感じ(笑)。
「醜い」んだよね、やっぱ、鬼束ちひろの曲が好きな人は。特に僕(笑)。
心ズタズタな人が、鬼束ちひろの曲好き。
死ねばいいのに。
死ねばいいのに。
死ねばいいのに。
自分の五指すべて同時に動かして、今自分が生きていることを確認する。
動かしてるの、視えていないのに?
いいじゃん。動かしていることをしていると思っているのだから。
君の心と身体はまだ上手く、シナジーしていない。
着ぐるみの中でまだ、世界とは距離を置いている。
→
ストレートな自分に対しての言葉。
母は死んだ。
突然の告白。
母は、私が殺した。
限りなく事実。
→
音楽解析ontwitterでよく出てくる「母」。
何でブログ内では出てこなかったんだろうね。
ブログ内の音楽解析だと、サビではよく「花火」とか出てきたような気がする。
いわゆる音楽におけるサビは、「喪失の最頂点」なんだよね。
「儚さのピーク」
それでやっぱ、僕たちの生きるにとって、「母」というのが母体というか、原点というか、出発点というか。
すべてのはじまりの場所であり、すべての解が詰まっていたところ。
それと離れる=母が死んだ。
そしてその離れるは、僕たち自身が決めた。=殺した。
「母との契り」を断ち切る感じ。
一度目の僕たちを、終わらせる感じで、おそらく使っていると思う。
(自分で文章書いておいて、なんで把握していないの、犬飼君・・・。)
だから悪魔って、自分のことそう呼んでます。
どうぞよろしく。
末永く。
→
文章そのまんま。
「再生時間1:34~1:40」
痛い。
痛い痛い痛い痛い。
→
痛みに気づける知覚・感覚が戻ってきた。
人間に近づいてきた。
生きるって、やっぱ痛みがあることだし、つらいんだよ。
ちっ(舌打ち)。
感覚が戻って来やがった。
ちっ(舌打ち)。
自分の記憶が少しずつ、還ってきやがった。
はあ(超絶ため息)。
どうしていこうか。
これから、どうしていこうか。
→
文章そのまんま。
思考しないまま、脳内作戦会議は行われ。
誰も意見せず。誰も手を挙げず。
→
つまり頭ぼーっとさせている。
何もせず、祝福されたかった。
漂い生きる過程で、愛されたかった。
特に誰かを恨まむことはなく。
ただ単純に、運が悪かった。
そういう命が世の中に結構多いって学べただけでも。
次に活かせるかな。
ふふっ。
笑えねーよ。
→
確かに。
運が悪い、という表現おもしろ。
「再生時間1:40~1:43」
この時間帯は、文章そのまんま。
「再生時間1:43~1:46」
ここの文章そのまんま。
「遊女」は違う表現あるかなあと思ったけど、
他が思いつかなかった。
「再生時間1:46~曲の終わりまで」
老婆少女の戯れはようやく終わりに近づき。
こいつ、ホントに現代人か。
こいつ、すげー怪しいんですけど。
→
今回は「老婆少女」。
何かこの曲のYOUTUBEのコメントにも書かれているけど、
鬼束ちひろって普通の人間じゃないよなって。
人生何回も繰り返したような人だなっと思ったので、
若いけど若くない感じ=老婆少女。
こういうやつは不気味だから、焼き払ってしまおうか。
分からないものに僕たちはとても怖がり恐怖して。
理解出来ないものを僕たちは拒絶し排除して。
恩、無く。
彼女の育みを人生の汚点とさえ思ってしまう自分がいて。
穢れを祓うには、徹底的に穢されることが必要で。
暗闇の中で地の底で、僕たちは確かに一度終わっていた。
ただそれは、口に出してはいけなくて。
→
ここ、おもしろい。
いわゆる「潜る」っていのは、何というか「タブー」なんだよね。
「表の世界」は口に出してはいけない、「影なる世界」。
どちらかというと、「夢世界」。
だから潜り終わって、地上に戻って来たら、その下の世界を消さないといけない感覚。
ここらへん、もっと上手に説明したいけど、
僕じゃあ上手く説明できない(>_<)。
ゴメン(/・ω・)/。
生きるって、どこかやっぱり罪だよね。
後味悪く生きる方が、人間らしいよ。
→
ここら辺、つまり「下の世界」を排除する。
暗闇の世界を切り捨てないと、表の世界では生きれない感じ。
じゃあ、さようなら。
ああっ、その前にさ、内臓返して。
→
「内臓返して」。
鬼束ちひろの曲を聴くと、何か内臓えぐられた感じがするのって、僕だけ?
内臓えぐられる曲って、なんだよって、感じだが。
実際そんな感じがする。
以上、おつかれで~す(/・ω・)/。