音楽解析on twitter 解析曲名「残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)」のブログ上での掲載と、そして解説。

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Evangelion Opening

 

以下、ツイッター上での「曲の歌詞」にあたる部分は、

ブログ内ではYOUTUBE動画における「再生時間」で表しています。

また、ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正したりはしています。 

 

 

「再生時間0:00~0:08」

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時は、来た。
来るべき弥生(やよい)の時は来た。
そうしたらやること、決まってるでしょ。
そうしたらこのままじゃ、そう、終われないでしょ。
適温適度な水に流されて。
涼しく、かつ生暖かい春風に背中押されて。
しなやかさしか、君は所望していない。
まだ、何にでもなれる。
まだ、何を創造することも可能だ。
生まれながらにして授かった罪を、まだ君は償いきれていない。
それならここからこれから、そのぶ厚い罪を鮮明に、償っていこうか。
これは仮定の物語。
すべてがifで、そしてそのすべてが赦されてゆく物語。
だからやることは決まっている。
無理やりにでも、僕は君を起こしゆく。
さあ、行こうか。
大人になるのは、まだ早い。
すべてを結論づけるには、君はまだ若すぎる。

 

 

「再生時間0:08~0:23」

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君の仲間は、残念ながらいない。
君の仲間と言える存在は、君が前の世ですべて失くしてしまったから。
あらら、あれよ。あよよよよ。
もちろん、やれやれだよ。そう、やれやれだよ。
だがそれでこそ、君だから。
喪失感が大好きで、背徳感によく好意持たれてしまう君。
神様はとても気まぐれで、そんな不埒な君に何度もチャンスを与えゆく。
神様はやはり、まともではなくて。
神様は少し、頭弱くて。
そういうひねくれ者が創る世界だから、そう、世界は今日もこんな感じなんだ。
今日もまた、世界は終わっていて。
予定時刻より遅く、陽が昇ったり。
予定時刻より永く、どしゃぶり雨が降り続いたり。
祝福は人類の人数分用意されてはいない、この世界。
また君は、自分で自分の首を絞めていて。
もっと苦しくなりたくて。もっと終わりで満たされたくて。
死に近づくことでより加護されると、ど阿呆に勘違いしている。
勇者は心清いものが選ばれるとは限らず。
血を欲するものが優先的に、冒険へと駆り出されていった。

 

「再生時間0:23~0:30」

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お腹が少し、空いたから。
というよりそれより、何かで喉を潤したくて。
みずみずしさへの渇望が、君を旅へと向かわせて。
あっけなく特に感動シーン無く、君は戦い伴う旅に出る。
出来るだけ何度もその旅路で、殺されて下さいね。
出来るならその綺麗な肌、幾度も穢れて下さいね。
君の不幸を、僕はいたく希望していて。
何度でも気味悪く復活してしまう君は、出来るだけ傷を重ねた方が舞えるのだろう。
敵というのも、あくまで自分強くなるための機会であって。
すべてのものを・すべての経験を、君は君の為に利用してゆく。
弱さ脆さ儚さ、すべて君の強さ生み出す配合に使われて。
だから僕は君が嫌いで、だから僕は君に対して常に嫉妬し続けていた。

 

 

「再生時間0:30~0:38」

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やはり君は、危険だね。
何というか君は、境い目がない。

いつでも表であり、いつでも裏のような君。
色々な顔を持っていて。
様々な陰影を駆使して、本音本性を隠し続ける。
掴みどころがないというよりも、まるで君は無限に増殖と消滅を繰り返していて。
時間さえも、まるで君が操作しているような。
ぐにゃりぐにゃり、だらららら。
周りのものや人が倒れていく中で、君は気だるげに棒立ちし続ける。
舌を出して世を軽蔑し、微笑し続ける。
恐怖も絶望も孤独も、余すことなく君は吸引し。
喰えるものすべて喰いつくしすべて失くなっていくまで、君は静かに立ち続けていた。

 

「再生時間0:38~0:45」

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すべて失くなった世界に対し、君は種を蒔いてゆく。
自分の身体を引きちぎって、君は大地に自分の肉という種を蒔いてゆく。
失くすためには、有ることが必要だから。
正直に、君は君中心であり続け。
誰にも涙を見せることなく、君はありのままの君を求め続けている。
欲というよりもそれは、無垢からの表現方法で。
自分が死ねないことに悩みながらも、他の物や他の人には慈しみを持って尽くしていていき。
歴史というのは、ああ、ひどく孤独だ。
歴史というのは、ああ、孤独の積み重ねだ。

 

「再生時間0:45~0:53」

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また血が、始まった。
そういえば記憶の片隅に、こういう場面もあったかな。
失っていた記憶に、君は少し甘えて。
どちらかというとやはり、世界はオワコンで。
繰り返し繰り返し、世界は枯れ続けてゆく。
君の蒔いた種、やっぱり今回もダメだったみたいですね。
その現実をあまり受け入れたくなくて、君は独りで釣りばっかしていた。
なんだか神様も、共犯みたいだね。

 

「再生時間0:53~1:00」

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記憶というのは、すごく曖昧で。
君を君たらしているのはその記憶なんだけど、
その記憶はいまいち信用出来なくて。
毎日毎分毎秒、君は記憶に拷問され続け。
途切れ途切れになっている記憶の繊維を何とか日々繋ぎ合わせて、
曖昧な記憶から、今の自分を探っている。
夢と現実の境い目が、いまいち分からない。
しょうがなく君は今日も、不確かな記憶にぶら下がり。
結果として君は今日も、記憶にからかわれ続けていた。
もうどれが白だが黒だが、分からないや。
そしてまた今夜も神様は、君を起こしていった。
夢の中でまた罪を、さあ償っていこうか。

IF(イフ)は何度でも何夜でも、そう、繰り返されていくんだ。

 

「再生時間1:00~1:08」

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仲間はいない。
繰り返し繰り返し。
何度吐いても帰さない。いや、帰れない。
いや、帰りたくない。分からない。
人形は人形のまま、操られ続け泣き続け。
ifの中で仮定の中で、もがき苦しみを繰り返してる。
救いなんてないですから。
あるとしたら締め付け終わりを生と錯覚したのだろう。

苦しい苦しい、助けてなあ。
ああ楽しいな、楽しいな。
君、いつまでも指をくわえていた。
大丈夫、みんな同じだから。
大丈夫、みんな怖いから。

 

「再生時間1:08~1:11」

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子どもになった。
おうち、おうち。パパパパ、ママママ。
音楽は僕たちの記憶の一部を奪いゆく。
音楽は僕たちを安心させるため、
僕たちの心安定出来る所見つけて転がしてゆく。
ごろごろ、ぐーすぴ。ぐーちょきぱー。
シンプルな道を、僕たちはひたすら突き進み。
知った道なぞることで僕たちは、自分たちの記憶を安らかに確認してゆく。
頬、少しだけ緩ませて。
緊張が少し解けて、君は少しだけ正気を取り戻していった。
永い永い夢だった。
疲れた。
汗びっしょり。

 

「再生時間1:11~1:15」

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よくあるというか、これは僕たちが子供の時にすでに経た物語だったんだ。

仮定の先に、事実を探り。夢の中で、過去を巡り。
子どもの時の僕たち自身が創りしお話は、とても奇妙で曖昧で。
綺麗に終われず、恐怖心を基にして。
大抵にものは破壊され。デュクシデュクシ
ヒーローはそれほど勝率高くなく。
ヒロインに対して、まだ何も出来なくて。
単純な初期衝動を、徒然なるままに動かしている。
乗算割り算をまだ知らず、足し算ばかりしている。
まだあまり、重くなくて。
まだあまり、重さ知らなくて。
あの時に見た青空の軽さを、求め続けてる。
あの時に見た黄昏の味を、探し続けている。
大人になれないのではなく、君子どもはまだ未完だった。
子どもの時の君は、まだ自分を終わらせていなかった。
今の君の瞳に、そう書いてあるのだから。

 

「再生時間1:15~1:22」

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そしてまた君は、立ち上がってゆく。
何度目の、何億度目の、何兆度目の。
部屋の地面には君の記憶の破片がとても多く散らばっていて。
それを拾うのは、今回は止めておこうかな。
出来るだけ無知のままで。出来るだけ白痴のままで、世界と触れ合っていこうかな。
トライトライトライ。
欲しいのは光でもなく暗闇でもなく。
出来るだけ素のままで。出来るだけちゅるちゅるなナチュラルを求めて。
あまり世界絡みすぎない世界と共に、ゆっくりと生きていこうか。
そういう生き方、確かどこかでしていたよね。

 

「再生時間1:22~曲の終わりまで」

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吟遊少女の戯れはようやく終わりに近づき。
僕たちはだいぶ、魅了されたよね。
僕たちはだいぶ、惑わされたよね。
吟遊少女の戯れに僕たちは後追いし。
見えていないけれど確かに感じている虚ろな像を、
後追いの最中に僕たちは出来るだけ自分の心に顕わして。
求めるからには理由があり。
欲するからにはちゃんと自分の性(さが)が関わっていて。
ガチャンと気持ちよくハメ込むことは中々出来ないけれど、
それに挑む苦悶苦闘が結構楽しくて。
僕たちを楽しませ疲れさせ、そして音楽は終わりゆく。
それだけで、十分じゃないか。
君の思考、君の想い。やはりそれは純真なものだった。
眠れ良い子よ、もう眠れ。
ねむれ、よいこよ。またねむってくれ。
おわり。

 

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はい、というわけで以下、解説していきたいと思います。

というか今日久しぶり、頭痛の調子が悪い日だ。

それなのにこうしてブログちゃんと書くって、僕すごい(>_<)。

 

 

「再生時間0:00~0:08」

時は、来た。

これはそのまんまというか、曲が始まって「ざ~んこくな」と聴くと、

「キターって」なるよね。

競馬の馬が、もうすぐ走り出そうとする瞬間。あの、鉄柵がガチャンと音する感じ。

日常で僕たちはそれぞれ色々な負荷を抱えているのだけれど、

それらがここで、一旦忘れることが出来るような。

音楽という物語に入っていける奇跡みたいなものを、この導入部分で感じてるような。

小説とか漫画の、1ページ目を開く感じ。

 

来るべき弥生(やよい)の時は来た。
そうしたらやること、決まってるでしょ。
そうしたらこのままじゃ、そう、終われないでしょ。

弥生(笑)。

「時は来た」につられて、割と悪くないものが始まる音なんだよね。

四季で言うと春近く。

雪解け始める感じの音。

決して鬼束ちひろの曲のように沈む感じではない。

背中押されるイントロ音。

 

適温適度な水に流されて。
涼しく、かつ生暖かい春風に背中押されて。
しなやかさしか、君は所望していない。

生温かい。ぬるい。春っぽい。

「しなやかさ」がポイント。

僕の女性好みも「しなやかさ」がポイントですね。

しなやかな体形に、僕は勃起します。

女子スポーツ選手とか、だから僕は好きです。

勃起します(2回目)。

春って、しなやかっぽいですよね。

冬がどちらかというと停滞。固まっている感じなのに対して冬はそれが解けてゆく感じ。柔軟になっていく感じ。

芽生え感じされる曲の出だし。

 

まだ、何にでもなれる。
まだ、何を創造することも可能だ。

春っぽい出だしなのでそういう心持。

 

生まれながらにして授かった罪を、まだ君は償いきれていない。
それならここからこれから、その厚い罪を鮮明に償っていこうか。

ここでちょっと、重い話をぶち込む感じ、オモロ。

「罪」。

「罪の意識」。

これっていうのが僕たちの生きる上で、とても面白く関わって来るんですよね。

どこまで詳しく語ろう。

(まあ僕はそれを詳しく知っているというよりも、感覚でそう感じているだけだけど。)

 

例えば、今まで生きてきて感じた「罪の意識」を思い出してください。

「後ろめたい思い出」を、思い出してみてください。

この思い出、この経験って、不謹慎だけど面白くないですか?

何かこの思い出、経験が、君の人生に「色(カラー)」を塗っていませんか。

またその後ろめたいことをしてしまったことに、少しでも「興奮」がありませんですか?

 

「罪」って、面白いんですよね。

「罪の意識」ってどこか、人生の味になっているんですよね。

「罪」って結構、自分の「血」が関わっているんですよね。

 

 

これは仮定の物語。

「仮定」

なんか曲のこの時間帯で、「創りもの」っぽいなあと感じたんですよね。

実体が他にあって、これはその実体をもとにして創られている感じ。

そのIFに乗っかりながら、それは何を基にして創られているかを探る物語という感じ?

 

すべてがifで、そしてそのすべてが赦されてゆく物語。
だからやることは決まっている。
無理やりにでも、僕は君を起こしゆく。
さあ、行こうか。

IFの中で、その罪を赦していく感じ。

やらなきゃ損というか。

せっかくだから「体験」した方がいいよ適菜。

 

大人になるのは、まだ早い。
すべてを結論づけるには、君はまだ若すぎる。

そのIFは、自分の過去が関係してるなと感じだので。

 

 

「再生時間0:08~0:23」

ここから僕たちは音楽の中に入っていく感じ。

先程の時間帯で音楽の水に慣れて、これ以降潜っていく感じ。

 

君の仲間は、残念ながらいない。
君の仲間と言える存在は、君が前の世ですべて失くしてしまったから。

どちらかというと、独りで始めてゆく物語。

前の世というのは、以前の仮定の中の感じ。以前の「夢」の中の感じ。

(あ、夢って言っちゃうんだ)

 

例えばさ、夢の中でって、怖い体験多くないですか。

夢の中でって、残忍な体験多くないですか。

「夢」を意識して今回の音楽解析文章読むと、何となく分かりやすいかな。

 

あらら、あれあれ。あよよよよ。
もちろん、やれやれだよ。
だがそれでこそ、君だから。
喪失感が大好きで、背徳感によく好かれてしまう君。

喪失感、背徳感は「罪」関連のものですよね。

 

神様はとても気まぐれで、そんな不埒な君に何度もチャンスを与えゆく。
神様はやはり、まともではなくて。
神様は少し、頭弱くて。
そういうひねくれ者が創る世界だから、そう、世界は今日もこんな感じなんだ。
今日もまた、世界は終わっていて。
予定時刻より遅く、陽が昇ったり。
予定時刻より永く、どしゃぶり雨が降り続いたり。
祝福は人類の人数分用意されてはいない、この世界。

ここは文章そのまんま。

 

また君は、自分で首を絞めていて。
もっと苦しくなりたくて。もっと終わりで満たされたくて。
死に近づくことでより加護されると、勘違いしている。

ここら辺も、罪関連。(というか全部罪関連になってしまうんじゃ(^_^;))

 

勇者は心清いものが選ばれるとは限らず。
血を欲するものが優先的に、冒険へと駆り出されていった。

音楽を聴くことで僕たちは、音楽の中へと入ってゆく。

現実世界にいながら、音楽の世界にいて。

この両立感覚、おもしろいですよね。

 

 

「再生時間0:23~0:30」

 

お腹が少し、空いたから。
というよりそれより、何かで喉を潤したくて。
みずみずしさへの渇望が、君を旅へと向かわせて。
あっけなく特に感動シーン無く、君は戦い伴う旅に出る。

ここら辺のポイントとしては、もういつも抱えていた頭のモヤモヤ感がないということ。

何かにつけて僕たちは旅とか新しいこととかを受け入れない傾向になっている。

毎日に日々で手一杯というか。

これ以前の時間帯で僕たちは音楽を聴くことでいわば「非日常体験」を感じて、

それまで抱えていた心のモヤモヤ感から少し距離を置けたような。

あんなにもずっと、僕たちにまとわり憑いていたのに。

そういうモヤモヤから解放されて、じゃあ何か心に「容れていこうかな」って思えてる。

そんな心境。

喉を潤したい。

あっけなく。

 

出来るだけ何度もその旅路で、殺されて下さいね。
出来るならその綺麗な肌、幾度も穢れて下さいね。

君の不幸を、僕はいたく希望していて。

前の方の時間帯で「夢」の話もしたのだけれど、

「夢」の中でって結構自分、死にませんか?

夢の中って結構残酷な目にあったりするんですよね。

それで自分の「恐怖心」を慰めるというか。

それで自分の「罪」を赦すというか。

 

そういう「負」を、音楽聴いたり夢を見たりすることで、『具現化』するんですよ。

それで「負」を解消するというか。

 

何度でも気味悪く復活してしまう君は、出来るだけ傷を重ねた方が舞えるのだろう。
敵というのも、あくまで自分強くなるための機会であって。
すべてのものをすべての経験を、君は君の為に利用してゆく。
弱さ脆さ儚さ、すべて強さ生み出す配合に使われて。
だから僕は君が嫌いで、だから僕は君に対して常に嫉妬し続けていた。

まあこれも、「夢」ですよね。

 

 

「再生時間0:30~0:38」

 

やはり君は、危険だね。

この危険は誉め言葉です。

冒険心があるというか。

タブーを破っていくというか。

 

何というか君は、境い目がない。
いつでも表であり、いつでも裏のような君。
色々な顔を持っていて。
様々な陰影を駆使して、本音本性を隠し続ける。
掴みどころがないというよりも、まるで君は無限に増殖と消滅を繰り返していて。

ここら辺、説明しにくい(*´Д`)。

 

他人もそうなんですけど、「自分」という存在を突き詰めて考えてゆくと「何?」って感じなんですよね。

何か自分すべて、『演技』みたいな感覚って、分かりますか?

この今のこういう風な自分を裏で操っているのは誰なのかなあとか考えると、

自分という生命がよく分からなくなったり。

ここら辺、僕自身もあまり理解せず書いています(*^-^*)

 

時間さえも、まるで君が操作しているような。
ぐにゃりぐにゃり、だらららら。
周りのものが・周りの人が倒れていく中で、君は気だるげに棒立ちし続ける。
舌を出して世を軽蔑し、微笑し続ける。

恐怖も絶望も孤独も、余すことなく君は吸引し。
喰えるものすべて喰いつくし失くなっていくまで、君は静かに立ち続けていた。

「曖昧な自分」が音楽の中で・夢の中で立っていて。

その夢は全部自分次第というか。

うる星やつらビューティフルドリーマーというか。

ちょっとした「神様感覚」なんですよね。

それで創造or破壊っていう時に、とりま破壊選んじゃう感じ。

 

 

「再生時間0:38~0:45」

 

すべて失くなった世界に対し、君は種を蒔いてゆく。
自分の身体を引きちぎって、君は大地に自分の身という種を蒔いてゆく。
失くすためには、有ることが必要だから。
正直に、君は君中心であり続け。

おもしろ。

有ると壊すのに、無いと泣くんだ。

子どもみたい。

 

誰にも涙を見せることなく、君はありのままの君を求め続けている。
欲というよりもそれは、無垢からの表現方法で。
自分が死ねないことに悩みながらも、他の物・他の人には慈しみを持って尽くし。

ここら辺、後々の文章に出てくるんだけどこれは「子供の遊び」なんだよね。

夢の中で僕たちがやっているのは、子供の頃の僕たちの遊び。

子供の頃の自分を夢の中で、後を追っている。

 

ここら辺というか、いったらこの音楽解析文章全体なんだけど、

僕たちがやっていることというのはすべて、子供の頃の遊びを単に延長化・増幅化しただけじゃないのかっていう想いを基に書いています。

(分かりにくくてすいません<(_ _)>)

ここら辺、僕自身にあまり学がないから上手く説明できないけど、

僕たちはただ単に、その子ども自体を『倣(なら)っている』気がしてならないんだ。

模倣している。

そこが今回の音楽解析のテーマ。

何かすごく曖昧な感じ・霧がかった感じの文章だけど、

子供の頃の僕たちの遊びの感覚って、そんな感じだから。

 

歴史というのは、ああ、ひどく孤独だ。
歴史というのは、ああ、孤独の積み重ねだ。

まあこれは大げさと言えば大げさだけど、

その子供の遊びにすぎないこの世界が、すごく孤独だなあと感じたので。

 

 

「再生時間0:45~0:53」

 

また血が、始まった。

血というのはこの場合争いであり、また破壊ですね。

壊して創って、また壊して。

 

そういえば記憶の片隅に、こういう場面もあったかな。
失っていた記憶に、君は少し甘えて。

過去の記憶。過去の記憶に甘えて。

 

どちらかというとやはり、世界はオワコンで。
繰り返し繰り返し、世界は枯れ続けてゆく。
君の蒔いた種、やっぱり今回もダメだったみたいですね。
その現実をあまり受け入れたくなくて、君は独りで釣りばっかしていた。

子供の時の、僕たちの単純な「欲求」とか「衝動」って何なのかなと思って。

理屈とか論理なく揺れ動いていた自分の心の仕組みを探っている感じ。

 

なんだか神様も、共犯みたいだね。

だから人間を創った神様のせいという。

 

 

「再生時間0:53~1:00」

 

記憶というのは、すごく曖昧で。
君を君たらしているのはその記憶なんだけど、
その記憶はいまいち信用置けなくて。
毎日毎分毎秒、君は記憶に切り刻まれ続け。
途切れ途切れになっている繊維を何とか日々繋ぎ合わせて、
曖昧な記憶から、今の自分を探っている。
夢と現実の境い目が、いまいち分からない。
しょうがなく君は今日も、記憶にぶら下がり。
結果として君は今日も、記憶にからかわれ続けていた。
もうどれが白だが黒だが、分からないや。

ここはこれまでの総括的な。

記憶を探るんだよね、音楽を聴いていて。

(まあこれは、この曲に限らずだけど)

今回の曲は、すごく冷静に探れているというか。

例えばこの曲って、よくカラオケで歌われているそうじゃないですか。

よく聴かれる曲ではなく、よく歌われる曲。

歌いたいっていうことは、自分の言葉で発したいっていうことじゃないですか。

自分の想いとして、口から吐き出したいわけじゃないですか。

それはどこか、自分→曲の動きのほかに、自分+曲→世界へという、自分表現だと思うんですよね。

口に出して言いたいほど、その曲の詞が自分になっている感じ。

すごく自分に密接した曲ということなんですよね。

なんで「記憶」。

自分の記憶を解消してゆく。

自分の記憶を見つめてゆく。

 

そしてまた今夜も神様は、君を起こしていった。
夢の中でまた罪を、さあ償っていこうか。

起きて、目覚めていくのは夢の中で。

夢の中で、目を覚ましてゆく。

そして罪を償ってゆく。

夢の中が正のような。

そちらが真実で、現実がIFのような感覚。

おもしろ。

 

 

「再生時間1:00~1:08」

 

仲間はいない。
繰り返し繰り返し。
何度吐いても帰さない。いや、帰れない。
いや、帰りたくない。
人形は人形のまま、操られ続け。
ifの中で仮定の中で、もがき苦しみ続けている。

文章そのまんま。

 

救いなんてないですから。
あるとしたら締め付け終わりを生と錯覚したのだろう。

首を絞められて、それが解かれた時の感じ。

 

ああ楽しいな、楽しいな。
君、いつまでも指をくわえていた。
大丈夫、みんな同じだから。
大丈夫、みんな怖いから。

これまでのまとめ的な。

子どもとか。

恐怖とか。

 

 

「再生時間1:08~1:11」

サビでもう、おかしくなっちゃっているというか、

完全に子供に戻っちゃった感じ。

 

子どもになった。
おうち、おうち。パパパパ、ママママ。
音楽は僕たちの記憶の一部を奪いゆく。
音楽は僕たちを安心させるため、
僕たちの心安定出来る所見つけて転がしてゆく
ごろごろ、ぐーすぴ。ぐーちょきぱー。
シンプルな道を、僕たちは突き進み。
知った道なぞることで僕たちは、自分たちの記憶を安らかに確認してゆく。
頬、少しだけ緩ませて。
緊張が少し解けて、君は少しだけ正気を取り戻していった。
永い永い夢だった。
疲れた。
汗びっしょり。

文章そのまんま。

 

 

「再生時間1:11~1:15」

もうここら辺、これまでの解説で話したことそのまんま。

 

よくあるというか、これは僕たちが子供の時にすでに経た物語だったんだ。
子どもの時の僕たち自身が創りしお話は、とても奇妙で曖昧で。
綺麗に終われず、恐怖心を基にして。
大抵にものは破壊され。デュクシデュクシ
ヒーローはそれほど勝率高くなく。
ヒロインに対して、まだ何も出来なくて。
単純な初期衝動を、徒然なるままに動かしている。
乗算割り算をまだ知らず、足し算ばかりしている。
まだあまり、重くなくて。
まだあまり、重さ知らなくて。
あの時に見た青空の軽さを、求め続けてる。
あの時に見た黄昏の味を、探し続けている。
大人になれないのではなく、君子どもはまだ未完だった。
子どもの時の君は、まだ自分を終わらせていなかった。
今の君の瞳に、そう書いてあるから。

 

 

「再生時間1:15~1:22」

 

そしてまた君は、立ち上がってゆく。
何度目の、何億度目の、何兆度目の。
部屋の地面には君の記憶の破片がとても多く散らばっていて。
それを拾うのは、今回は止めておこうかな。
出来るだけ無知のままで。出来るだけ白痴のままで、世界と触れ合っていこうかな。

無限に僕たちは夢を見て、そしてまた夢から醒めてゆく。

それで、どうしようかなって。

どう生きていこうかなって。

 

怖い夢を見た後、心がスッキリしているように。

「遊ぶ」こと以外に僕たちは、世界に何を求めているのかなって。

「夢を見る」以外に僕たちは、世界で何をしたいのかなって。

 

トライトライトライ。
欲しいのは光でもなく暗闇でもなく。
出来るだけ素のままで。出来るだけナチュラルを求めて。
あまり世界絡みすぎない世界と共に。
ゆっくりと生きていこうか。

ナチュラルな世界って難しいけど、そのままの世界。

『罪がない世界』

 

そういう生き方、確かどこかでしていたよね。

おもしろ。どこでしたんだろ。

 

 

「再生時間1:22~曲の終わりまで」

 

吟遊少女の戯れはようやく終わりに近づき。

~~少女の戯れ、という文章、音楽解析ontwitterでパターンになっちゃったね(笑)。

今回「吟遊」にしたのはやはり今回の曲が「お話」っぽいから。

子供の時に聞いたお話。子供の僕たちが創りしお話。

それをただ、聞いていただけのような音楽。

 

僕たちはだいぶ、魅了されたよね。
僕たちはだいぶ、惑わされたよね。
吟遊少女の戯れに僕たちは後追いし。
見えていないけれど確かに感じている虚ろな像を、
後追いの最中に僕たちは出来るだけ自分の心に顕わして。
求めるからには理由があり。
欲するからにはちゃんと自分の性(さが)が関わっていて。
ガチャンと気持ちよくハメ込むことは中々出来ないけれど、
それに挑む苦悶苦闘が結構楽しくて。
僕たちを楽しませ疲れさせ、そして音楽は終わりゆく。
それだけで、十分じゃないか。
思考、やはりそれは純真なものだった。
眠れ良い子よ、もう眠れ。
ねむれ、よいこよ。またねむってくれ。
おわり。

文章そのまんま。

 

 

以上です。

おつかれさま~~<(_ _)>。