眠れない人のための「夏の日の1993 (class)」徹底解析。~諦(あきら)めたらちょうどそこに、夏はやってくるんだ。~

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class 夏の日の1993 オリジナルPV

 

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析をやっていきたいと思います

 

音楽解析と何か、まずはそれについて説明していきます。

 

 

 

最近僕はよく、音楽を聴いています。

 

何故ってそれは、僕がひどく死んでいるから。

 

 

毎日がばたんきゅ~。

 

毎日が電池切れ。

 

 

死ぬように毎日僕は、家へと帰っていく。

 

自宅はただの屍(しかばね)置き場となって、僕の部屋は腐敗臭(ふはいしゅう)で充満している。

 

 

ほぼ死んでいる僕は、毎晩ひどくオワコンで。

 

骸(むくろ)となって僕は、『光』溢(あふ)れる・希望感じれるコンテンツを切望している。

 

 

死ぬ前に少しだけ、救われたい。

 

自分の存在が消えていく前に最後の爪痕(つめあと)として、「生き罪」を軽くしてもらいたい。

 

 

最後だけ最後だけ僕は、欲深くありたい。

 

誰もいなところで僕は、「神様の返り血」を浴びていたい。

 

 

音楽を聴くことで僕は、「旅」をすることが出来る。

 

眠る前に少しだけ音楽を聴くことで僕は、少しだけ「自由(フリー)」に慣れる気がする。

 

 

音楽を聴くことで僕は、一時的な「箸休(はしやす)め」をしていきたい。

 

音楽を聴くことで僕は普段使っている脳の一部分を休め、普段使っていない脳の部分を使っていきたい。

 

 

音楽を聴くことで僕は、楽になりたい。

 

音楽を聴くことで僕は、繋(つな)がっていたい。

 

 

ほぼ死者である僕は、音楽を聴いて音楽の中を旅して、その旅の様子をみなさんに案内していく。

 

その音楽の中を旅する様子を「音楽解析」と、僕は呼んでいます。

 

そんな音楽解析を、今夜もやっていきたいと思います

 

よろしくお願いします<(_ _)>。

 

 

今夜解析していくのはclassの「夏の日の1993」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

(今回使っていく動画は非公式のものです。)

 

動画の再生時間に応じて、その時間帯ごとに僕が曲から感じ取ったことを述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 


class 夏の日の1993 オリジナルPV

 

 

『再生時間0:00~0:00』

 

プロローグ。

 

曲を聴く前、動画を再生する前。

 

疲れた僕たちは今夜も音楽を聴くことで心を休めていく。

 

今夜はどの自分を、召喚させていこうか・・・。

 

どの自分を、犠牲にして・・・。

(ターンエンド!)

 

以下この時間帯の詳しい解説

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もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

ふひい~。

 

今日も疲れたよぉ・・・。

 

 

脳がもう死んでいる。

 

僕の思考はもう、終わっている。

 

 

濡れたい。

 

心濡らしたい。

 

 

上げたい。

 

気分を上昇させたい。

 

 

音楽を聴くことで僕は少しでも、本来の僕を取り戻していく。

 

元気な僕、カムバック。

 

ウキウキな僕、返してください。

 

 

ゲームやドラマなどのすでに誰かによって創られた幻想の世界に逃避(とうひ)するのではなく、音楽というその半分は僕たち聴き手によって創造されうる発展途上の空想の世界の中で、僕たちは今夜も「大好きな自分」を思い出していく。

 

 

音楽というのはあくまで、「きっかけ」に過ぎない。

 

音楽というのはあくまで、僕たちに「鍵(カギ)」を渡すにすぎない。

 

 

音楽の中で曲の中で、何を見るか何を感じるかは僕たち次第。

 

音楽の中で曲の中で、どの自分と再会していくかどの自分と手を切っていくかは僕たち次第。

 

 

僕たちは音楽を聴くことで音楽の中を漂っていく。

 

僕たちは跳んでいく。

 

 

動画の再生ボタンを押して、曲を聴き始めよう。

 

冬があれば夏があり、春があれば秋がある。

 

「時間(とき)」は均等均質ではない。

 

季節が違えば時間(とき)は違う顔を持ち、また季節が違えば僕たちも顔を変えていく。

 

冬の君が困っているなら、夏の君に救われよう。

 

秋の君が死にそうならば、春の君にいたずらされよう。

 

さあ、始めていこうか。

 

 

 

『再生時間0:00~0:30』

 

再生時間0:00秒から0:30秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

曲が・音楽が始まっていく。

 

悪い子はどこ。

 

死んでいた僕たちの心に、「いたずら心」が復活していく。

 

今夜はどんな、悪さをするのかなあ・・・。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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音楽が始まっていく。

 

曲が始まっていく。

 

 

僕は笑う。

 

だって幸せだもの。

 

だって音楽が、始まったんだもの。

 

 

僕の心に清らかな水が流されていく。

 

僕の心は透き通っていく。

 

僕は気持ちよく、深呼吸を開始する。

 

 

音楽を聴くことで僕たちは、『思考の色(カラー)』を変えられていく。

 

ひどく汚く濁(にご)っていた僕の心が、曲を聴き始めていくことで透き通っていく。

 

 

待ってた。

 

待ってたよ。

 

 

ほぼ死んでいた僕は、「心の揺れ」を再始動させていく。

 

記憶の扉が閉ざされていた僕は、「無数の扉」の前で立ち尽くしている。

 

 

今夜はどの扉を開けようか。

 

今夜はどこへ時空旅行に出掛けようか。

 

 

音楽を聴くことで僕たちは、トリップしていく。

 

音楽を聴くことで僕たちは、自分に対する「愛(あい)」を思い出していく。

(自己愛は主に赤色と白色で構成される。)

 

 

音楽は「きっかけ」。

 

音楽は時空詐欺師(さぎし)。

 

音楽は紅(くれない)。

 

 

「灰色の世界」で死んでいた僕たちに対して音楽は、

幾多の色(カラー)をぶつけてくる。

 

どの色(カラー)に、今夜は溺(おぼ)れようか。

 

どの色(カラー)の海に、今夜は沈もうか。

 

 

音楽に染まっていけ。

 

音楽に塗り替えられていけ。

 

音楽の中で、死んでいけ。

 

 

僕たちは音楽に、短い「猶予(ゆうよ)」を与えられる。

 

短い短い時間の中で僕たちは、最後の鐘(かね)を鳴らしていく。

 

 

もうすぐ1日が終わるこの時に。

 

今日の君が死に、明日の君が生まれるかもしれないこの夜に。

 

 

僕たちは音楽に溺(おぼ)れていく。

 

僕たちは音楽の中で『最後の思考』をしていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

ぶざまで見苦しくて、とてもみっともない人たち・・・。

 

 

 

『再生時間0:30~0:51』

 

再生時間0:30秒から0:51秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

乱雑であった僕たちの頭の中が、曲を聴くことで整理されていく。

 

ボーカルの歌声に近づいていくことで僕たちは、自分を分離させていくのであった。

 

一日中、気難しい自分と一緒にいては、疲れちゃうよ(>_<)。

 

だらしない自分に、会いに行こうよ(>_<)。

 

ひゃっほ~い・・・。 

 

以下この時間帯の詳しい解説

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ボーカルの歌声が、助け船となっていき。

 

主人格(=メインの人格)を持たない僕たちは、ボーカルの歌声によって乗りやすい自分・快適な自分の人格をメインに添えて、自分を操縦(そうじゅう)していく。

 (アムロ、いきま~すっ!)

 

幾多の自分があるなかで、乗りやすい自分に僕たちは乗っていく。

 

笑いすぎた自分や落ち込みすぎた自分などがいる中で僕たちは、ある程度冷静で、ある程度自分を俯瞰(ふかん)出来ている人格をメインに添えて、この曲を聴いていく。

 

 

ボーカルの歌声は、僕たちに「言葉(=歌詞)」を与えていく。

 

僕たちはその言葉を頭で理解するというよりも、その言葉が創り出す「水の流れ」に乗っていく。

 

出来るだけ頭を使わずに僕たちは、言葉と触れ合っていく。

 

頭で言葉を理解するのではなくて、言葉が醸(かも)し出す雰囲気に、僕たちは酔っていく。

(※例えばメチャクチャ好きな人と初会話出来る場面において、興奮と緊張でその人が放つ言葉は全然理解出来ていないけれど、その人が放つ言葉の音で感じちゃう感じ。言葉の意味ではなく、言葉の持つ温かさ、重量、圧などに感動していくような感じ。)

 

 

ボーカルの言葉に溺れて。

 

ボーカルの言葉の中で「思考」して。

 

 

音楽を聴く過程で僕たちは、自分の頭の中を整理していく。

 

ボーカルの歌声という「水の流れ」に影響されて僕たちは、

自分たちの頭の中の回路をスムーズにしていく。

 

 

曲を聴くことで僕たちは、軽くなっていく。

 

曲を聴くことで僕たちは頭の中を整理出来ることで、冷静さを取り戻していく。

 

曲を聴くことで僕たちは曲に集中することで、自分自身を俯瞰(ふかん)していく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

愛を知るにはまず、勇気が必要で。

 

勇気を得るためにはまず、「温かさ」が必要で。

 

音楽を聴く過程で僕たちは、「温かさ」を探し求めていく。

 

勇気を得るために、愛を知るために。

 

 

 

『再生時間0:51~1:11』

 

再生時間0:51秒から1:11秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

どんどんと曲を聴いていくことで、僕たちは自分自身の心に「安心」を与えていく。

(安心、だいちゅき) 

 

「過去」を使い「心の影」を見つめ直していくことで僕たちは、

もう一度自分たちの心を組み立て直していく。

(自分の心をパズルのように。自分の心を手を使い、触れて、その感触を楽しんでいく)

 

以下この時間帯の詳しい解説

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曲が進んでいくごとに、僕たちの心はどんどんと「個人的な色(カラー)」で塗られていって。

 

ボーカルの歌声に影響されて僕たちは、自分たちの過去・自分たちの個人的な体験を思い出していく。

 (面白い現象・・・)

 

 

自分の過去って、僕たちにとって、すごい重要なんよ。

(なんよ~)

 

ぶっちゃけ過去しか、「確実なもの」ってこの世にないから。

 

不確かで確かなものって、この世で過去しかないから。

 

 

不確かで不確かな現在や、不確かで意味の分からん未来と比べて、

過去は少しだけ、僕たちに「優しい」。

 

 

過去の記憶だけ僕たちに、少しだけ「安心」を与えてくれる。

 

過去はぶっちゃけ、僕たちに都合よく形(かたち)を変えてくれる。

 

過去は僕たちに、ことごとくマメで几帳面(きちょうめん)であり続ける。

 

 

曲を聴くまで不安定だった僕たちは、曲を聴くことで心を安定させていく。

 

確かなものを確実に自分たちの心に刻んでことで僕たちは、

ゆっくりと自分自身を承認(しょうにん)していく。

 

 

曲を聴く過程で僕たちは、バラバラに崩れていた自分という積み木をもう一度積み直していく。

 

曲を聴くことで僕たちは、自分という壊れた人形にもう一度「心」を与えていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

波が来たらそれは乗るもので。

 

いつまでも海底に沈んでいるのではなく、海上に上がってみてみよう。

 

そこでまた、殴(なぐ)られればいいだけだから。

 

 

 

『再生時間1:11~1:28』

 

再生時間1:11秒から1:28秒までの曲を聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

曲がサビへと向かって行く。

 

サビへと上がるその過程で、僕たちは再び「言葉」と離れて、

曖昧(あいまい)な自分の「意識」を温めていく・抱きしめていく。

 

夢の中で、また会いましょう・・・。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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引きこもりの人にもちゃんとした、引きこもる理由があって。

 

「宿(やど)」の中で眠り続ける彼らもまた、遠くの惑星を旅してみたいと思っている。

 

 

色々な事情を抱えて、僕たちは生きている。

 

色々な病(やまい)が、僕たちの視界を曇(くも)らしている。

 

 

飛べる翼は失くしてしまったけど、歩くことが出来る翼はまだ失っていなくて。

 

「季節」は僕たちを待ち続ける。

 

「時(とき)」は僕たちを呼び続ける。

 

 

「遅(おそ)い」とか、無いから。

 

進んでいるように見える人も、そこまで進んでいないから。

 

というか、人の一生で進める距離なんか、ほんのわずかなのだから。

 

 

短い時の中で、多くの人々が詰め込まれている。

 

ぎゅうぎゅう詰めの「現在」という時の中で、みんなそれほど変わらない。

 

誤差だよ、誤差。

 

 

その心に何を持つかで、見える景色も変わっていく。

 

冷たい心を少しだけ温めることで、見たい景色も変わっていく。

 

 

何をしたいか、何がこのままじゃもったいないと思うのか。

 

音楽は僕たちの傍(かたわ)らにあり続け。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

最後の一撃は切なくて。

 

曲の実質終わりであるサビで、盛大に射精していこう。

 

イ、イっちゃうの・・・。

 

く、くぎゅう・・・。

 

 

 

『再生時間1:28~曲の終わりまで』

 

再生時間1:28~曲の終わりまでを聴いて、僕が曲から感じ取ったもの。

 

終わる。

 

終わる。

 

夏と共に僕たちはいなくなる。

 

夏と共に僕たちは消えていく。

 

ただ、それだけ。

 

「失くなる」が、そこにあった。

 

「消えていく」が、ただそこにあった。

 

それだけ。

 

ただそれだけのことなんだ。 

 

ただそれだけの、ことだったんだ。

 

これで解析は終了する。

 

これで音楽は終了する。

 

以下この時間帯の詳しい解説

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あの娘(こ)の裸を初めて見た時に、それは「綺麗(キレイ)」というよりも、

自分と同種のケモノの存在を証明する、ただのごつい物体であって。

 

ただ僕と違い、ちんこがあるべきところが無空間で。

 

上半身のふくらみが僕から心を奪い、

下半身の入り口が、僕を久遠(くおん)へと導かせ。

 

それは欲とか愛とか誠意とかを感じさせる物体というよりも、

ただただ僕の『唾液(だえき)』を引き寄せる物体で。

 

 

そのごつい物体の前では、正直でいられた。

 

あの娘(こ)の裸体の前では僕は、自分の身体が噛(か)まれることを許されていた。

 

あの娘(こ)の裸体の前では僕は、自分の身体に傷がつくことを喜んでいた。

 

 

ケモノはケモノを引き寄せて。

 

危険因子は虚(うつ)ろなるものを好み。

 

 

曲のサビの時間僕たちは、一種の「エアポケット」に入っている。

 

価値観が抜けたこの時間帯で僕たちは、一時的に空っぽになった自分たちの心を眺め続けている。

 

 

自分の心って、どんな感じですか。

 

キレイ?汚い?どんな形?どんな色?どんな顔?どんな思想をお持ち?

 

 

音楽の中で僕たちは、自分の心と向き合い続ける。

 

実質曲の終わりであるサビの時間帯に僕たちは、空っぽな自分の心をもう一度、その心が「元あったところ」へとゆっくりと戻していく。

 

 

旅が終わる。

 

詩が完結する。

 

 

何も無かった僕たちの物語が終わっていく。

 

収束していく自分たちの心の揺れを感じながら僕たちは、

今回の自分とサヨナラしていくのであった。

 

 

はあ、今日も疲れた。

 

それにしても何だかんだいって僕たちって、「神話」が好きだよね。

 

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夏の日の1993

class

 

眠れない人のための「夏の日の1993 (class)」徹底解析。

~諦(あきら)めたらちょうどそこに、夏はやってくるんだ。~

 

音楽解析終了。

 

後書き。

無し。

 

 

2月9日

読み直して文章修正。

いいです。