眠れない人のための「壊れかけのRadio (徳永英明)」徹底解析。~夜と共にありんす。~

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德永英明 - 壊れかけのRadio

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析をやっていきたいと思います。

 

音楽解析とは何か、まずはそれについて説明していきます。

 

 

音楽を聴いている時、僕らの心は揺れています。

 

音楽を聴いている時、僕らの心は音楽の音に揺らされています。

 

 

 

音楽の音に影響されて、変わってゆく僕ら聴き手の心。

 

奏でられる音に応じて、僕たちの心模様は変化していく。

 

 

その変わりゆく僕ら聴き手の心と僕らの心を変えていゆく音楽の音を見つめていくのが音楽解析です。

 

彩(いろど)られる僕らの心と、彩る音楽の音を感じていくのが音楽解析です。

 

そんな音楽解析を今夜もやっていきたいと思います。

 

よろしくお願いします<(_ _)>。

 

 

今夜解析していくのは徳永英明さんの「壊れかけのRadio」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

 

動画の再生時間に応じて、その時間帯に僕が感じたことや思ったことを述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 


德永英明 - 壊れかけのRadio

 

 

『再生時間0:00~0:36』

 

再生時間0:00秒から0:36秒まで。

 

プロローグ。

 

僕たちはもうすぐ、音楽を聴き始めていく。

 

僕たちは今夜も音楽の音に自分自身を染めていく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

僕たちは今夜も音楽の音に触れていく。

 

僕たちは今夜も音楽の音と出会っていく。

 

 

音楽を聴くことによって、僕たちは知らなかったことを知っていく。

 

音楽を聴くことによって、僕たちは忘れていたものを思い出していく。

 

 

音楽の音の導くままに、僕たちは進んでいく。

 

音楽の音が示す方向に向かって、僕たちは歩きだしていく。

 

 

再生時間0:36以降を聴いていこう。

 

音楽の扉を開けていこう。

 

 

音楽の中に、自分たちの身を投じていこう。

 

音楽の音色(ねいろ)に染まっていこう。

 

僕たちが身にまとっている「色」を脱ぎ捨てていこう。

 

 

余計なものは捨てていこう。

 

邪魔なものは捨てていこう。

 

 

「負担」となるものを取り除いて。

 

「重荷」になっているものを遠ざけていって。

 

 

自分自身を守るために。

 

自分自身を大切にするために。

 

さあ、始めていこう。

 

 

 

『再生時間0:36~0:52』

 

再生時間0:36秒から0:52秒まで。

 

曲が始まっていく。

 

曲はイントロ音で僕ら聴き手を出迎える。

 

僕たちはイントロ音に従っていく。

 

僕たちは音楽の音に頼ることで、

自分自身の負の側面を打ち消していく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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音楽が始まっていく。

 

曲が始まっていく。

 

 

静かな時間が始まっていく。

 

慰めの時間が始まっていく。

 

 

僕たちは今夜も音楽の音に染まっていく。

 

僕たちは今夜も音楽の灯かりに照らされていく。

 

 

曲はイントロ音で僕ら聴き手を出迎える。

 

僕たちはイントロ音からこの曲のことを知っていく。

 

 

涼しいイントロ音が僕ら聴き手にぶつかっていく。

 

僕たちは揺れ始めていく。

 

僕たちは音楽の音に、自分たちの身体を捧げていく。

 

 

気持ちを楽にしながら。

 

身体を軽くしながら。

 

 

イントロ音がゆっくりと、僕たちの身体に吸収されていく。

 

イントロ音がゆっくりと、僕たちの身体に浸み込んでいく。

 

 

僕たちは考えることを止めていって、

自分たちの思考を音楽の音に任せていく。

 

僕たちは自分を痛みつけることを止めていって、

自分たちが背負っているストレスや嫌なことを音楽の音に受け渡していく。

 

 

音楽の中で、僕たちはとてもフリーになっていく。

 

音楽の中で、僕たちは孤独を打ち消していく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

現実の世界から離れていこう。

 

 

見たくないものを見ないようにしていこう。

 

聞きたくないことを聞かないようにしていこう。

 

 

抗(あらが)うことに疲れたから。

 

疲れることに疲れたから。

 

 

自分自身と離れていこう。

 

背負いすぎている自分自身を消していこう。

 

 

何が幸せで、何が幸せではないのかをもう一度再定義していこう。

 

 

 

『再生時間0:52~1:09』

 

再生時間0:52秒から1:09秒まで。

 

ボーカルの声が登場する。

 

ボーカルの声は僕たちの心の「暗さ」に寄り添いながらも、

それでも僕たちを「明るい場所」に導こうとしていた。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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ボーカルの声が登場する。

 

僕たちはこれから、彼の声を頼りにしていく。

 

僕たちはこれから、彼の声の中から信じられるものを見つけていく。

 

 

彼の声の中から、僕たちは「お宝」を発掘していく。

 

彼の声の中から、僕たちは「僕たちを助けてくれる何か」を探していく。

 

 

音楽の中で、彼の声だけが「救い」だから。

 

音楽の中で、彼の声だけが僕たちの心を照らすことが出来るから。

 

 

僕たちの心は、彼の歌声になついていく。(く~ん)

 

僕たちの心は、彼の歌声に「光」を見出していく。

 

 

今回の曲のボーカルの声は、宇多田ヒカルタイプの歌声か鬼束ちひろタイプの歌声かと言えば、どちらかというと宇多田ヒカルタイプの歌声。

 

鬼束ちひろタイプの歌声特有の「暗さ」をとても多く感じる歌声ではある。

 

ただそんな「暗さ」が蔓延している中で、ささやかな「光」が僕たち聴き手の心を照らし続けているように感じられる。

 

「暗さ」で僕たちの心の「闇」に寄り添う歌声というよりも、

「明るさ」で僕たちの心を照らす力が強いように感じられる歌声。

 

明るさ55%、暗さ45%の歌声。

 

 

「暗さ」で僕ら聴き手の心に近づきながら、「淡い光」で僕らの心を照らし続ける歌声。

 

今回の曲のボーカルの歌声の印象を、僕はそう感じました。

 

 

線の細い声が、僕たちを守り続けている。

 

生命力が乏しい歌声が、僕らの心を灯し続ける。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

歩む速度を遅くしていこう。

 

生きる速度を遅くしていこう

 

 

静寂の中に価値を見出していこう。

 

夜が終わらないように祈り続けよう。

 

 

明日を忘れていこう。

 

明日を消していこう。

 

明日を葬(ほおむ)っていこう。

 

今の自分を守るために。

 

今の自分を大切にするために。

 

 

 

『再生時間1:09~1:27』

 

再生時間1:09秒から1:27秒まで。

 

僕たちは曲に染まっていく。

 

僕たちはボーカルの歌声に浸かっていく。

(音楽という海に僕たちがゆっくりと沈んでいく感じ)

 

与えられるよりも見出すことで、

僕たちは自分自身の心の様子を変えていく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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音楽に染まっていく。

 

ボーカルの歌声に僕らの心は染まっていく。

 

 

ボーカルの歌声は、あまり僕らを攻めてこない。

 

彼の歌声は攻撃型というよりも防御型。

 

攻めることで僕らの心を盛り立てる・活性化するのではなく、

僕らの心を守ることで僕たちを休ませていく・休息を与えていく。

(盛り上がる曲は曲側から僕たち聴き手に対して刺激的なパワーが送られてくるが、

今回の曲のようにバラード系の曲は僕たちを刺激するのではなく包み込んで守っていくように感じられる。) 

 

 

僕たちは彼の歌声から何かを与えられていくというよりも、

彼の歌声の中で休んでいく。

 

彼の歌声の中で僕たちは断捨離(だんしゃり)していく。

 

彼の歌声の中で僕たちは心の整理整頓をしていく。

 

 

僕たちは彼の歌声の中で、時を止めていく。

 

僕たちは彼の歌声の中で、周りの雑音をかき消していく。

 

僕たちは彼の歌声の中で、もう一度自分自身を拾い集めていく。

 

 

この曲はまるで『お寺』みたいだ。

 

勢いで僕らを熱くすることはせず、とても静かな場所で僕たちを修行させていく。

 

 

僕たちは自分を自分自身の力で見つめていく。

 

僕たちは自分を自分自身の力で探っていく。

 

 

この曲の中で、僕たちは能動的になっていく。

 

この曲の中で僕たちは静かな場所と時を与えられて、

自分の力で自分を浄化させていく。

 

 

僕たちは自分自身にとって「光」とは何かを考えていく。

 

僕たちは自分自身にとって「闇」とは何かを考えていく。

 

 

この曲はまるで『お寺』。

 

 

もう一度自分を見つめる居場所

 

もう一度自分を見つける居場所。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

自己再生をしていこう。

 

 

与えられるよりも、生み出していこう。

 

与えられるよりも、湧きだしていこう。

 

 

自分を慰めていこう。

 

自分という容器を、磨いていこう。

 

綺麗なものを容(い)れれるようにするために。

 

 

 

『再生時間1:27~曲の終わりまで』

 

再生時間1:27秒から曲の終わりまで

 

曲はサビを迎える。

 

サビの時間帯に僕たちは自分自身に問い続ける。

 

サビの時間帯に僕たちは自分自身を何度も終わらせ続けていく。

 

いくつもの自分を、僕たちは忘れていった。

 

自分を忘れることで、僕たちは自分を助けようとしていった。

 

 

これで解析は終了する。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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曲が舞っていく。

 

曲は僕らの心に花火を打ち上げていく。

 

 

僕らは静かに照らされていく。

 

僕らは静かに、打ち上げられていく花火をぼーっとしながら見続けていた。

 

 

音楽の中で、僕たちは淡く照らされて。

 

音楽の中で、僕たちは僕たちの心の闇を暴かれて。

 (墓荒しが墓を荒らすような感じ。)

 

 

いくつもの自分が音楽の中で死んでいった。

 

過去の僕たちが犠牲になって、今の僕たちを生かし続けていった。

 

 

僕たちの毎日は気持ち悪いものにまみれている。

 

僕たちは毎日を気持ち悪いものに捧げていっている。

(例えば欲とかお金とか)

 

僕たちは気持ち悪いものの中で、稀にささやかな幸福を与えられて何とか命を繋いでいる。

 

 

なんでこんなに生きるということは過酷なのだろう。

 

なんでこんなに生きるということはつらいのだろう。

 

 

楽しいことがあっても、すぐに嫌なことが待っている。

 

嬉しいことがあっても、すぐに悲しいことが待っている。

 

 

なんでこんなに、いじわるされるのだろう。

 

なんでこんなに、嫌なことを与え続けられるのだろう。

 

 

音楽の中で、僕たちは自分自身を見つめ続ける。

 

音楽の中で、僕たちは自分自身を何とか慰めてあげようとする。

 

 

大切な自分だから。

 

一つしかない自分だから。

 

 

今夜も僕らは音楽の中に逃げて。

 

今夜も僕らは終わらない夜に自分を捧げて。

 

 

「光」が恐くて、夜が好きで。

 

救われないことを望みながら、僕たちは今夜も眠り続けた。

 

 

今日に疲れ明日に疲れ、僕たちは今夜も過去に自分たちを逃がしていった。

 

僕たちは今夜も、復活することは出来なかった。

 

僕たちは今夜も、自分を助けることは出来なかった。

 

助けようとはしたのだけれど。

 

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壊れかけのRadio

德永英明

眠れない人のための「壊れかけのRadio (徳永英明)」徹底解析。

~夜と共にありんす。~

 

 

後書き。

ちょっとグダッたので、土日に読み直して修正します。

おつかれさまでした<(_ _)>

 

 

11月25日。

読み直して文章修正。

やっぱこの曲って暗い曲だよね。

鬼束ちひろタイプはどうしても聴き終わると心が重くなっている。