眠れない人のための「Voyage (浜崎あゆみ)」徹底解析。~いいこいいこして欲しくて。~

f:id:inukaiyuu:20181112202605p:plain

 


浜崎あゆみ / Voyage

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析をやっていきます。

 

 

音楽解析とは何か、まずはそれについて説明していきます。

 

 

音楽を聴いている時、僕らは揺れています。(ゆらゆら)

 

音楽を聴いている時、僕らの心は音楽の音に揺らされています。

 

 

音楽を聴いていると、僕らの心は普段より「多感」になっている。

 

音楽を聴いている間、僕らの心はいつもより研ぎ澄まされている。(たぶん)

 

 

音楽を聴いている時、僕らの心と音楽の音が触れ合っている。(すりすり)

 

音楽を聴いている時、僕らは音楽の音から何かを感じ取っている。

 

音楽から何かを感じ取って、それを僕らは「感情」という表現で応えていく。

 

 

音楽を聴いている時の、そんな僕らの心と音楽の音とのやりとりを見つめていくのが音楽解析です。

 

揺れている僕らの心、揺らしている音楽の音を注意深く見つめていくのが音楽解析です。

 

そんな音楽解析を今夜も楽しくやっていきたいと思います。

 

よろしくお願いします<(_ _)>。

 

 

今夜解析するのは浜崎あゆみさんの「Voyage」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

 

動画の再生時間に合わせて僕がその時間帯の音から感じたことや思ったことを述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 


浜崎あゆみ / Voyage

 

 

『再生時間0:00~0:18』

 

再生時間0:00秒から0:18秒まで。

 

プロローグ。

 

曲が始まる前。

(今回は再生時間0:18秒あたりからを曲の始まりとします。)

 

僕らは今夜も、音楽の海に潜っていく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112203442p:plain

 

 

もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

僕らは今夜も、音楽の潮に塗られていく。

 

僕らは今夜も、音楽の色に彩られていく。

 

 

音楽の中で、僕らは今の自分自身を忘れていく。

 

音楽の中で、僕らは今の自分自身を捨てていく。

 

 

何重にもまとった自分たちの殻を、曲を聴く過程で僕らは脱ぎ捨てていく。

 

僕らは音楽を聴く過程で、とても身軽になっていく。

 

 

音楽の音に甘えて。

 

音楽の音に教えられて。

 

 

いらないものを捨てていこう。

 

穢れた自分を洗っていこう。

 

 

終わらない夜を耐え忍ぶため、僕らは今夜も音楽を聴いていく。

 

何度も叫び続ける自分たちを止めるため、僕らは今夜も音楽の海に潜っていく。

 

 

再生時間0:18秒以降を聴いていこう。

 

曲に自分をぶつけていこう。

 

重い扉を開けていこう。

 

後戻りすることは、出来ないのだから。

 

 

 

『再生時間0:18~0:31』

 

再生時間0:18秒から0:31秒まで。

 

曲が始まっていく。

 

曲はイントロ音で僕ら聴き手を迎えいれていく。

 

曲の物語を少しだけ感じながら、僕らはボーカルの声の登場を待つ。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112205752p:plain

 

 

音楽が生まれていく。

 

音楽が始まっていく。

 

曲が始まっていく。

 

 

イントロ音が、僕ら聴き手を出迎える。

 

イントロ音が、僕ら聴き手に降りかかってくる。

 

 

イントロ音で、僕らはこの曲の「色」を感じ始めていく。

 

イントロ音で、僕らはこの曲の「味」を感じ始めていく。

 

 

イントロ音は、きっかけの場所。

 

イントロ音は、僕らがこの曲を知る最初の場所。

 

イントロ音は、僕らと音楽が初めて交わる出会いの場所。

 

 

僕ら聴き手と音楽は、ここからお互いを知っていく。

 

僕ら聴き手とこの曲は、ここから知り合い、そして混じり合っていく。

 

 

イントロ音に自分たちの身を寄せて。

 

自分たちの心を軽くして。心をイントロ音に預けていって。

 

 

音楽の中で、僕らは「多感」になっていく。

 

音楽の中で、僕らは「敏感」になっていく。

 

音楽の中で僕らは濡れていく。

 

 

音楽の中で、たくさんのものを感じ取って。

 

音楽の中で、色々なものを見聞きして、そして吸収して。

 

 

イントロ音を自分たちの心に染めながら、僕らは曲の中へ中へと進んでいく。

 

イントロ音でこの曲が織りなしていくだろう物語を少しだけ感じながら、

僕らは曲のエンディングまで突き進んでいく。

 

 

身体を楽にしていって。

 

社会的な自分を脱ぎ捨てていって。

 

 

気持ちを楽にしながら、僕らは曲と向き合っていく。

 

心の服を脱ぎながら、僕らはボーカルの声の登場を待つ。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

時代が生んだ堕天使の登場を待とう。

 

さあ、彼女にひれ伏していこう。

 

 

『再生時間0:31~0:54』

 

再生時間0:31秒から0:54秒まで。

 

ボーカルの声が登場し、その声は僕らの心を「紅色に」染めていく。

 

ボーカルの声に染まりながら。

 

ボーカルの声の内臓に触れながら。

 

僕らは彼女の歌声を身にまとい、この曲が創り出す世界の中旅していく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112212106p:plain

 

 

ボーカルの声が登場する。

 

僕らはここから、彼女を知っていく。

 

僕らはこれから、彼女の声に埋もれていく。

 

僕らはこれから、彼女の歌声を解剖していく。

 

 

音楽の中で、ボーカルの歌声だけがただ一つの『真実』。

 

音楽の中で、ボーカルの歌声だけがただ一つの『答え』。

 

 

僕らはその歌声を盲信していく。

 

僕らはその真実の歌声に寄りすがっていく。

 

 

曲を聴いていく中で、僕らは自分たちを「バカ」だと認めていく。

 (あたしって、ほんとバカ 

 

曲を聴いていく中で、僕らは自分たちを何も知らない「憐れな存在」だと自認していく。

 

 

何も知らない僕たちは、ボーカルの歌声に教えていもらっていく。

 

自分では何も見つけることが出来ない僕たちは、

ボーカルの歌声に救いを求めていく。

 

 

紅い歌声が、僕らの心を照らしていく。

 

暗闇も光も知る歌声が、僕らをからかいながら救済していく。

 

 

今回の曲のボーカルの声は、宇多田ヒカルタイプの歌声か鬼束ちひろタイプの歌声かと言ったら宇多田ヒカルタイプの歌声。

 

「光」が強い声。

 

光70%、暗闇30%ぐらいの歌声かな。

 

割と「影」も多く感じる声だけれど、

その影は重たい影ではないような。

 

割とライトな影を含んだ明るめの歌声。

 

僕たちの心の暗闇をまるであざ笑うかのような、影に対してポップな態度で向き合っているかような歌声。

 

割と自分を強く持って自分の「影」と付き合っているような歌声。

 

割と自分の「光」を信じている歌声。

 

「影」の存在を面白がり、宇多田ヒカルのように影に対抗するのではなく、

影と共存するような歌声。

 

自分の影(=自分の嫌いなところ、嫌なところ)も自分だと認めていく歌声。

 

自分の影を受け入れてていくような歌声。

 

 

そんな歌声と(どんな歌声(笑))、

僕らはこれから一緒に旅をしていく。

 

僕らはボーカルの声と共に、この曲の中を歩いていく。

 

僕らはボーカルの声と共に、曲が創り出す曲の世界を探検していく。

 

 

楽しい旅にしていこう。

 

心の傷を癒すことが出来るような旅にしていこう。

 

笑顔を取り戻せるような旅にしていこう。

 

曲の続きを聴いていこう。

 

カジュアルな女神と、談笑していこう。

 

 

 

『再生時間0:54~1:16』

 

再生時間0:54秒から1:16秒まで。

 

間奏の時間帯。

 

間奏の時間帯はエアポケットのような時間帯。

 

音楽の中なのに音楽の中じゃないような時間帯。

 

音楽の中で、音楽から少し切り離されたこの時間帯で、

僕らはゆっくりと自分たちの心に触れていった。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112214416p:plain

 

 

間奏の時間帯。

 

間奏の時間帯で、僕らは一度ボーカルの声と切り離されていく。

 

間奏の時間帯で、僕らは現時点での今の自分を冷静に見つめていく。

 

 

音楽の中で音楽に切り離されるという、変わった役割を持つ間奏の時間帯。

 

音楽のようで、音楽ではないような、間奏の時間帯。

 

 

例えるならこの時間帯は、学校で言うと授業と授業の合間。

 

緩い空気がここに流れている。

 

解放されているようで解放されていない空気がここに流れている。

 

 

ボーカルの声から離れて、僕たちは自分自身を見つめていく。

 

次にボーカルの声に会ったときは少しだけ強くなった自分を見せれるように、

僕らは自分たちの心を見つめていく。

 

 

忘れていた自分を感じていく。

 

どこかに捨ててきてしまった自分をもう一度探したりしてみる。

 

 

間奏の時間帯、僕らは変わった「時間」を与えられて。

 

間奏の時間帯、僕らは特殊な「空間」で自分の内側を見つめていて。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

ボーカルの声の再登場を待とう。

 

紙芝居の続きを見ていこう。

 

 

 

『再生時間1:16~1:37』

 

再生時間1:16秒から1:37秒まで。

 

ボーカルの歌声が僕らの心に染みていく。

 

飾らないその歌声が、僕ら聴き手の身を軽くしていく。

 

自分に固執しないその歌声が、僕らの不安を取り除いていく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112215926p:plain

 

 

優しい声だな。

 

近所のお姉さんのような声。

 

身近に感じる声。

 

親しみやすい声。

 

 

僕らはボーカルの声と、ゆっくり歩いていく。

 

僕らはボーカルの声に自分たちの肌を触れ合わせていく。

 

 

彼女の歌声は、そんなに「特別」なものを感じない。変わったことは僕らに対してしていない。

 

彼女の歌声は、割と普通に僕らのそばに居てくれる。

 

彼女の歌声は、蒼い空をそのまま蒼く染めていくような歌声。

 

蒼い空を蒼い空のまま見つめている歌声。

 

 

世の中の流れにあまり逆らわないような歌声。

 

世の中の流れに身を任せていくような歌声。

 

世の中がYESとすればYESに従い、

世の中がNOとすればNOに従っていくような歌声。

 

主体性がないと言えばそうなんだけど、

どちらかというと自分が生き残る確率を上げるための戦略のような。

 

あまり自分に固執しない。

 

あまり自分を決めつけない。

 

流れのままに、自分を変えていく。

 

そんな「身軽さ」をとても感じる彼女の歌声。

 

 

馬鹿っぽいと言えば馬鹿っぽい歌声。

 

何も考えていないように感じる歌声。

 

スイーツ(笑)(懐かしい言葉だ)と言えばスイーツ(笑)っぽい歌声。

 

 

僕らは頭からっぽにして、彼女の歌声を僕らの中に取り込んでいく。

 

自分を能天気にしていく。

 

自分に対して自分を押し付けることを止めていく。

 

 

自分と距離を置いていく。

 

自分に固執しない自分というのを形成していく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

自分の周りの邪魔をしている自分を捨てていこう。

 

自分という入れ物を空っぽにしていこう。

 

無理に詰め込まなくてもいいのだから。

 

 

 

『再生時間1:37~1:50』

 

再生時間1:37秒から1:50秒まで。

 

曲がサビへと向かって行く。

 

親しみやすいボーカルの声は、

僕ら聴き手にありふれた幸福を提示していった。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112222940p:plain

 

 

こうやって久しぶりに浜崎さんの歌声を聴いていると、

結構「冷静」な声なんだよね。

 

過度に僕ら聴き手を煽動しない。

 

過度に僕らの心を熱くしない。

 

 

適温で、僕らの心を温めていく。

 

身近な雰囲気で、僕ら聴き手を包んでいく。

 

 

宇多田ヒカルの歌声が強烈な個性で僕らを「指導」していくのとはだいぶ違う。

 

浜崎あゆみの歌声は、「庶民的な希望」を僕らに託していく。

 

 

宇多田ヒカルの歌声からシャンデリアのようなきらびやかな「光」が放たれるのに対して、浜崎あゆみの歌声はありふれた電球のような「光」を僕らに射してくる。

 

別にその2つの光に優劣があるわけではない。

 

聴く人が「何を探しているか」によってどちらの光が必要かは変わってくる。

 

 

届かない光、届く光。映すものが違うだけ。

 

用途によってどちらの光も僕らは必要とする。

 

 

この時間帯、曲は上がっていく。

 

この時間帯、曲はサビへと向かって行く。

 

サビという実質曲の終わりを感じながら、僕らは曲の旅の思い出を心に刻んでいく。

 

曲と離れる前に、僕らはボーカルの声から感じたものを自分たちの心に留めていく。

 

 

僕らはサビに向かって行く。

 

僕らは曲の中の旅を終えていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

歴史の中では名を持たない僕たちの人生を、祝福していこう。

 

 夢の続きを僕たちの心に刻んでいこう。

 

 

 

『再生時間1:50~曲の終わりまで』

 

再生時間1:50秒から曲の終わりまで

 

サビの時間帯。終わりの時間帯。

 

サビで僕らは曲とお別れをしていく。

 

曲と離れていく時に、僕らは彼女の歌声の灯火を、僕らの心に刻んでいった。

 

 

これで解析は終了する。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

f:id:inukaiyuu:20181112224956p:plain

 

 

曲が散っていく。

 

音楽の花が枯れていく。

 

 

僕らは終わりを感じていく。

 

僕らはサビの時間帯で、曲の中の自分に終止符を打っていく。

 

 

曲の中の僕たちを消していく。

 

曲の中に没入していた自分たちの意識を、現実に引き戻していく。

 

 

僕らはサビで、曲と離れていく。

 

僕らはサビで、ボーカルの声から学ぶことを止めていく。

 

 

曲と離れていく過程で、「澄んだ自分」を僕たちは発見していく。

 

サビの時間帯で、僕らは「偏屈な自分」を捨てていく。

 

 

世の中に対してもう少し素直に接していこうと僕らは決意していく。

 

社会に対して固定概念をあまり持たずに生きていこうと僕らは決意していく。

 

 

僕らは勝手に、世の中というものを判断してしまっている。

 

僕ら自分の中ですでに、物事を決めつけてばかりいる。

 

 

自分の中で決めつけてしまっているのを、減らしていく。

 

それはとても怖いことだけど、そうしないと僕らはとてもつまらなくなってしまうから。

 

世の中をつまらなく思うのは、自分自身がつまらない存在になってしまっているから。

 

 

時代を彷徨う彼女の歌声が、僕らの胸に染みていく。

 

僕らは彼女の歌声にひれ伏しながら、

今の僕たちの姿というのを探していくのであった。

 

どういう瞳で、僕らはこの世の中を見ているのかな。

 

f:id:inukaiyuu:20181112230351p:plain

 

 Voyage

浜崎あゆみ

眠れない人のための「Voyage (浜崎あゆみ)」徹底解析。

~いいこいいこして欲しくて。~

 

音楽解析終了。

 

 

後書き。

特になし。

割とさっぱりとした歌声だったのが意外だった。

 

 

11月17日。

文章読み直して文章修正。

やっぱ浜崎さんの歌っておもしろ。