音楽解析on twitter 解析曲名「二人セゾン(欅坂46)」のブログ上での掲載。

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欅坂46 『二人セゾン』

 

以下、ツイッター上での「曲の歌詞」にあたる部分は、

ブログ内ではYOUTUBE動画における「再生時間〇:〇〇~〇:〇〇」で表しています。

また、ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正しています。

 

「再生時間0:18~0:26」

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朝起きたら、君がいた。
必死に記憶辿るけれど、彼が誰だか全く見当つかなくて。
誰と共に、昨日の自分は過ごしていたのか。
誰と共に、昨日の自分は存在していたのか。
自分は誰で、彼は誰なのか。
分からなくすることで自分を庇い。
曖昧にすることで自分を護り。
これはろうそく炎の物語。
炎消えては、何も見えない。
炎消えたら、たぶんまた襲われる。
私の命はそこまで大事なものではないけれど、

自ら望んで穢されたいという想いもたぶんあまりなくて。
出来るだけ静かに慎ましく、稀に幸を感じて、私は生活してゆきたい。
そういう想いを抱きながら、今日も私は何だか勝手に動き出してゆく。
想い漂わせ想い浮遊させて、今日も私は勝手に生きてゆく。

そういう私。

そういう私の、物語。

 

「再生時間0:26~0:34」

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別にそこまでブサイクに生まれなかったことが、これまでの私にとって結構幸いだったな。
上位グループに何となく、適度に所属して。
時に独りを楽しみ。時に仲間意識に守られて。
割と普通。いい意味で普通。底辺からみれば特別な普通を過ごして。
そんな日常を送り続けていた。そんな日常で満足していた。
きっかけは何だったのだろう。
変わらなかった日常に、いい意味で亀裂が生じたのは何がきっかけだったのだろう。
自分が望んだのか。はたまた誰かに望まれたのか。
変化は常に私たちを襲い、その変化に対してどういう対応をするのかで、
私たちは自分たちの心の色合いを明確にしていくのであろう。
年齢を重ねて己の心の色合いを知り、その色合いを知ることで人生の幅を知ってゆく。
世界という迷路の中で・人生という迷路の中で、
私たちはそれぞれ各自のGOALを定め見つけ向かって行く。
私はこのきっかけによって単純に、世界や人生という迷路の存在を知れたんだろう。
ここからだったんだ、私は。
ここからだったんだ、私が私を始めていくのは。
これからだったんだ、私が私を動かしていくのは。
ここからこれから。
そう、ここからこれから。

 

「再生時間0:34~0:56」

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ぎこちなかった身体と心を、上手く連動させながら。
身体に感覚を乗せて。心に骨を摺り寄せて。
独りの自分を尊重しながら。皆と共にいる自分を上手に操作しながら。
色々な状況場面に自分を置いて。様々な状況場面にいる自分を楽しんで。
時に笑い、時に笑えず。
時に悲しみ、時に勇気を元気を意識的に奮い立たせ。
自分の奥行きを増やしつつ。
時に自分のとある一面だけを強調して。
自分をコントロールしながら、制御外の自分も意図的に増やしつつ。
バケモノにでも世捨て人にでも神様にでも近づけるよう自分をヴァージョンアップさせていって。
ああやっぱり、若いっていいな。
心潤ったまま身体潤ったまま、何にでも変装変色出来るから。
若く生きるって、楽しい。
もっと、もう少し私、若くそして楽しく生きて。

お願い、私。

よろしく、私。

 

「再生時間0:56~1:03」

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また朝が来て。

君に、また新しい朝が来てしまって。
どちらかというと朝は苦手。

どちらかというとかなり結構、朝は苦手。
また積まなければいけないから、記憶を。

また覚え直さなきゃいけないから、世界を。
せっかく忘れていたのに。

せっかく横に置いておいたのに。
一度迷路に入ったら、死ぬまで迷路からは抜け出せない。
寝てる時だけが、何だか生きるという迷路から抜け出せているような気がして。
また寝たいから、夜が来るまでしょうがなく生きる、みたいな。
しょうがなく何となくはしたなく、目的忘れて目標忘れて今日を過ごす。
頭にアホウドリが乗っているような気がして。ぽーぽーぽー。
空気を嗅ぎながら嗅ぎ分けながら、自分が何だったのか誰だったのかを、

夜が来るまで日常の中でゆっくりと探ってゆく。
静かに気長に何となくだらしなく、心落ち着ける夜が来るのを待ちましょう。
それまで気ままに、平凡に、世界と共に生きていきましょう。

頑張る私。

だけど実は、そんなに頑張っていない、私。

振りが上手い、私。

 

「再生時間1:03~1:11」

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好きな人は・付き合っている人は、いたりいなかったり。
そこはそれほど重要じゃないかな、なんて。
誰が通っても誰が通り過ぎても誰が駆け巡っても、
それらに対する想いを書き留めていくのは結局、私自身なのだから。
恋した人から優しさを学び。惹かれた人から愚かさを体感して。
自分には定期的にこういう恋愛栄養が必要で。
顔とかお金とか思い出とかSEXとかは、栄養を生み出すツールで・背景で。
今が幸せだったら、それでいい。
深い落とし穴に堕ちない限り、楽しく生きるのはそれほど難しくはないだろう。
なんて。

 

「再生時間1:11~1:18」

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なので危機回避能力を、私は一番大切にしているのかも。
何も考えていないようで、ちゃんと考えている私偉い。
危機を上手く回避するためには、まずは合わせることが大事かな。
上手く合わせる。ある程度他人の顔色を伺って生きる。
疲れない程度に。最低限楽しめる程度に。
出来るだけ他人と関わる事を避けながらも、適度に他人の中にいる自分を探し求めて。
他者との関わり合いの時間を、適度に楽しんで。
他者との距離感を、適当に楽しんで。
独りの時間の方が、当然大好き。
だけどずっと独りは望んでいない。
自分が求める触れ合いバランスを日々確かめながら、気楽に生きて。
偉いよなあ。頑張っているよなあ。賢明だよなあ、私って。

ふふふ。

 

「再生時間1:18~1:28」

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こんな私でも、イライラすることは結構あってたまにあって。

ってどっちだよ。
上手く人間関係を処理出来なくて、頭がパンクしてしまったり。
そういう時は、かなり参るね。

そういう時の精神、結構しんどいよね。
そういう病んでいる時、割と普通に自分を殺したくなっちゃうよね。
その時感じる自分消したい願望を、もしその時付き合っている人がいたらその人に依頼してみたり。
自分消えそうなチュエーションを、好きな人に作ってもらったり。
そうやって自分の精神危機的状況も、出来るだけ出来るだけ楽しめる方向に持っていって。
狂い極めていくことで、イラつき極めていくことで、愚かな私を爆発させていって。
気持ち悪さを気持ち良さで相殺させながら。
ゲロに快楽のシャワーを浴びせ続けて。
そういう自分が精神を病んでいる時の付き合っている人というのは、
出来るだけ普通な人であって欲しいよね。
普通な人に私という化け物をぶつけることで普通な人がどういう反応・対応をするのか、
それを見るのは割と楽しいよね。なんて。

 

「再生時間1:28~1:35」

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世の中ってなかなか、上手く出来ているなと私は思うのです。

ですです。
だってそうそう、良いことは続かにゃいじゃん。(にゃいじゃん)
悪いことは結構頻繁に、起こりまくるけれど。
良いことは稀に起こる、特別なものとしてあり続け。
悪いことは考えようによっては、良いことへのいわば前戯としてあり続け。
他人と比べたら、私はどちらかというと不幸を多く経験しているのかな。
自分では別に、そう感じてはいないけれど。
晴れの日の温もりある空気は美味しいし。
ピカピカ太陽がくれる眩しさは心地良いし。
ただ最近はちょっと、困難が多いよね。
ただそれも、遠い遠いいつかに未来に乗り越えられる試練だと思えば、まあ別にしょうがないかなって。
それより何より今夜は、誰と共に夜を越えようかな。
出来るだけ普通な人と、夜の線を越えたいな。
だって私って、ふつーな人だから。
ふつーふつー。割と普通。いつも普通。今も普通。
ふつーな私。ふつーな世界。ふつーな一日。
それが永く、続いていくの。

それが永く、続いて欲しいの。

 

「再生時間1:35~1:41」

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夜よ早く、私に訪れて。

イライラ。イライラ。
朝起きた時はこんなに、イライラしていなかったのに。
一日を過ごす中で色々思い出してしまって。
一日を経て新たに加えたもの、早く処理をしたくて片づけたくて。
人生という迷路・世界という迷路、私を困らせるために日々増設されてゆき。
私の処理能力、ある程度で成長止まってしまって。
困ったらすぐ、美しいものに逃げてしまって。
美しいものの中で、丁寧ににまやかされて、からかわれて。
ああ、そろそろ、まぶたが重くなってきた。
良かった良かった、今日も終われて。

良かった良かった、今日も夜を越せて。
良かった良かった。忘れることを迎えれて。
良かった。良かった。

 

「再生時間1:41~1:49」

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久しぶりに、自分の傷を見つめながら。
久遠ぶりに、自分の血を優しく丁寧に舐めながら。
綺麗だなあ。

やっぱり私の血って綺麗だなあ。
いい人間にはやっぱり、いいな血が流れているのかなあ。
そこそこ美しい人間はやっぱり、そこそこ綺麗な血で構成されているのかなあ。
夜は自分に近づきすぎて。

夜は自分を見つめすぎて。
夜は自分を愛しすぎて。
限界まで自分の存在を曖昧にさせて、かつてないほど奥の奥まで自分内部を探りゆく。
極限まで自分の存在を薄めさせて、限りなく自分の意識を溶かしゆく。
広く自分を見るために。広く自分を知るために。
永く自分を知るために。永く自分を愛すために。
そんなに自分だけをえこひいきしたくはない。
出来るだけ他人の為に自分を使いたい。
出来るだけ他者の為に、自分を捧げていきたい。
そっちの方が、楽だから。
なんて。

 

「再生時間1:49~1:57」

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一夜の中で、何度も君は眠って。
刹那の中で、何度も君は眠りに落ちて。何度も君は深く眠って。
布団とかベッドとかぬいぐるみとか愛犬・愛猫とか好きな人の身体とか、
柔らかく温かいものはやはりいいよね。
柔らかく温かいものと共にいると、弱い私の存在がとても赦されていくよ。
このままで、ずっといたいな。
このままずっと、意識おぼろげに自分忘れて眠り続けていたいな。
疲れた。
今日も疲れた。だいぶ疲れた。
色々知った。色々感じた。色々経験した。

ふう。
また明日というのが来ると言うのなら、せめて今夜だけ、静かに眠らせて。
(。-ω-)zzz(。-ω-)zzz(。-ω-)zzz. . .

 

「再生時間1:57~曲の終わりまで」

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箱入り少女の聖なる大冒険はようやく終わりに近づき。
強くなるために。

美しくなるために。

面倒くさい社会にほどよく適度に順応していくために。
無垢を残しつつ。純真を残しつつ。
色々な人の色々な顔を知って。

悪ところも。いいところも学んで。
鬼や幽霊や、稀に神様とも対話して。
時にひどく落胆したり。時にひどく悦んだり。
片づけなくてはいけないものは、増えていくばかり。
整理しなくてはいけないものは、増えていくばかり。
捨てていくことは必要で。
取捨選択していくことはとても大事で。
何を残して何を捨てる。
どの顔を残してどの顔を捨てる。
無数の自分の中で、その日その時に選びたい自分を選んでいって。
そういう風に何となく、そう何となく、その日想いに従って、

これからも私は懸命に生き続けていくんだ。
おわり。