音楽解析on twitter解析曲名「ジ・アルティメット(グラブルアルバハBGM曲)」のブログ上での掲載。

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改善FINAL ver. 神撃, 究極の竜 アルバハ戦 BGM【グラブル】【最高音質】

 

 

以下、ツイッター上での「曲の歌詞」にあたる部分は、

ブログ内ではYOUTUBE動画における「再生時間〇:〇〇~〇:〇〇」で表しています。

また、ツイッター上に最初に載せた文章から、一部修正したりしています。

それでは、はじめていきます。

 

「再生時間3:32~3:39」

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負けるのは、そう、全然怖くないんだよね。
むしろ何度も倒されたくて。
強引に、幾度も健気に可憐に犯されたくて。
やられればやられるほど、奇妙にほのかに嬉しくて。
踏みつけられれば踏みつけられるほど、心惚れゆく君がいて。
本当の自分に近づけているようで。
自分が求めるものが分かってきて、自分という最大の謎が解き明かされていく気がして。
もっともっと、自分を襲う敵は強くあって欲しい。
もっともっと、自分を襲う敵は遥か上から私を見下ろしていて欲しい。
これは鮮明な物語。
強くなるには、確定した道筋が必要で。
美しくなるには、他人を蹴落とさなきゃいけなくて。
甘い奴は、いつまでも滅び堕ちてゆく。
見下ろすことに悦びを見いだせる者だけが嘲り笑い昇りゆく。
弱肉強食のルール、いと甚だしく。
それで成り立つ・それだけで成り立っている、偽りなき豊満な世界。
多くの戦士は声無く散っていって。
残る者は、目が死んでいる者ばかりで。
この広大で無限なる空の物語の中における真の勝者は、果たして。
それでも蒼き勇者達、果敢に挑み、挑み続けていく。
清浄なる夜明け、いずこ。

 

「再生時間3:39~3:46」

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君は毎晩、萌えちゃって。
夜ごと夜な夜な、色彩豊かな数値に翻弄されちゃって魅了されちゃって。
それ以外を排除して。
それ以外を忘れることで、今宵に夢中になっちゃって。
鉄格子の中の回し車で走り続けている君がいる。
そんなにちんちん、気持ちいいかい?
そんなに〇〇、舐め続けていたいかい?
ひどく酔ってる君がいて。
醒めることを拒否し続けるとても可愛らしい君がいて。
心がずーっと、支配されている。
服従することで・飲まれることで、刹那の色欲を満たしてる。
奏でられる旋律、ゆかしくて。
ずっと前からここに、来たかったような気がして。
過去を振り返りながら。想い出に花を添えながら、
君は今宵を満たし貫き生きている。
離れたくなくて。抱きしめられたままでいたくて。
言葉を失くして君は朦朧(もうろう)としたまま彷徨い続け。
温かき団は、そんな存在かすみゆく君の仮宿となっていった。
とりあえず今宵は、この温かき団内で少しだけ休んでいこうか。
もしそれが、赦されるのならば。

 

「再生時間3:46~3:51」

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初めてと言える仲間が、今宵の君に舞い降りて。
彼らと打ち解け話すことで、君は自分の輪郭をなぞりゆく。
彼らに向けて放つ言葉が、君自身の身体に反響してゆき。
共通の目的を持った同志の存在が、君の陰鬱な影に光りを当ててゆく。
否定ばかり投げつけられていた過去の君、あまた後ろに並んでいて。
理解されず恨み呪うことでしか自分を律せなかった君、赦されていくようで。
時計の針を魔改造して、時間、限りなくゆっくりにしてゆく。
久方ぶりの友情、盛大に楽しんで。
溜まっていた鬱憤、星々が舞う夜空に昇り放っていって。
久しぶりに味わった束の間の安息に、君はだいぶ心癒されて。
絶えることのない争いの中で、今宵だけは拠り所をしっかりと固定していった。
ああ何て、幸せな空間だろう。

ああ何て、心安らぐ時間だろう。

ああ、幸せだなあ。

ああ、幸せだなあ。

 

「再生時間3:51~4:15」

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仲間との別れは突然、訪れて。
理由は色々あるけれど、そうなることが宿命だったのだろう。
大して好きじゃなかったのに、一夜の契りを交わしたり。
孤独を避けるために嫌いな奴に抱かれてみたり。
君の心、常に漂い続けて霞み続けて溺れ続けて。
自分でも自分を分からなくすることで・自分を曖昧にすることで、
君は心を水平に保ち続けている。
血だらけの処世術、そこにあって。
心をバラバラにすることで・自分をメンヘラ認定することで、
泣かないように自分を演じさせている。
辛いけどその先はもっと辛くて。
自分の心をちゃんと見つめてしまうと、もう二度と立てないような気がして。
吊り橋を壊すことで・繋がりを絶つことで、
終わることだけはしないようにしている。
ほぼ、意味のない君の命。
消えるのをただ、待ち続けている君という命。
誰もいない。何の音もしない。空なる君。
ああ、これこそが自分だ。ああ、この状態が正常な自分だ。
夜空の星々、ひどく悲しげに泣いていた。
森の中のフクロウ、ただホウホウと鳴いていた。

 

「再生時間4:15~4:29」

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虚しさの中で破局の中で、君は独り沈み続け。
虚空の中で終末の中で、君は抜け殻になり続け。
義を忘れゆく失いゆく。
慈を捨ててゆく放り投げてゆく。
これまで大切に積み重ねてきたもの、一瞬に跡形もなく簡単に崩れゆき。
そのカタルシスに、君は呆れ悦んでいる。
はじめから無いんだ、君は。
はじめから何者でも無いんだ。何者にも成れないんだ君は。
友とか愛し人とか、傲慢だよ。
愛されるとか赦されるとか、久遠に訪れないよ。
君はひどく納得していって。
安らかに認めゆく自分の心に感謝していって。
光りが届かない暗闇の中で無様に自傷し続ける君がいて。
もう、いいんだ。
もう、求めない。
求めずにただ、壊しゆこう。
望まずにただ、逃れゆこう。
もう何もかも、敵だ。

もう何もかも、敵だ。
壊してやる。

壊してやる。
もう、みんな全部、破壊してやる。
フヒヒ。
フヒヒヒ。

 

「再生時間4:29~4:41」

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暴れゆく君は、虚しくて儚くて。
どれだけ暴れても・どれだけ否定を積み重ねても、答えに辿り着けなくて。
遠ざかり死にたがり死にきれず。
想いとは裏腹に傷ついた身体は勝手に綺麗に再生してゆく。
君の想いとは矛盾をし続けて。
それ、ひどく気持ち悪く。
毎分毎秒、吐き気に襲われ続けて。
いつになったら終わりが来るのか。
いつになったら救われるのか。
もがき続けるのは、もうしんどいよ。
だいぶ永い旅をしてきて。
だいぶ遠い道のりを経て。
そよ風舞い続ける故郷を思い出しながら。
意志が与えしこれまでの出会いに思い馳せながら。
血だらけの君の人生、それでもまだ先は永い。
あっ、あっ、あっ。

 

「再生時間4:41~4:55」

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時は来て。
また君は、古い戦場に駆り出されて。
本来の目的を忘れて。
ストーリを置き去りにして。
もう一つの人生を無駄にして。
こだまだけが、君の味方をしてくれていて。
懐かしい反響音だけが、君の鼓動と共にいて。
財産を失って、時間を失って、君は偽り満ちてゆく。
どうせみんな、分からないから。
たぶんみんな、探り探りだから。
時代は君々を閉じ込め彷徨ませ続けて。
逃れることから逃げ続けて。
そうやって、そう、ゆっくりと。
そうやって、そう、何度でも。
そしてまた、君は君を創り生み出していった。
そしてすぐにまた、自分自身をバラバラにしていった。
いつまでもいつまでも、未完成を望みながら。
いつまでもいつまでも愛、欲しながら。
鮮やかに鮮やかに君、生き死に続けていた。
ああ、何て素敵な心臓の音色。
その音色、もっと聴かせてあげて、君自身に。

 

「再生時間4:55~曲の終わりまで」

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微課金少年少女の戯れはようやく終わりに近づき。
お金で時間を買いながら。
それでもなお膨大に、主に時間を買わされ続けながら。
勝利を信じ切れぬまま。
とめどなく滞りなく、終わりなく。
常に上を見させられて。
強くなることを至上の悦びと洗脳されて。
馬鹿は大樹に集まりゆく。
知恵持たない若者たちは、翻弄されて生かされ続ける。
それがすごく、気持ちよくて。
甘い汁は、常に枯れ枯れで。
答えは無く終わりはなく、仮の夢に抱かれ続けて。
結末は求めずに。
刹那だけに恋焦がれて。
ああ、今宵も同じ罪を持つ仲間たちと、ヒヒイロチャンスに挑もうか。
そしてまた強くなって、そしてまた犯されることを楽しみとしようか。
ああ、楽しい。ああ、楽しい。

そう、想うのです。
嘘なく偽りなく、鮮明に。

そう想うのです。
おわり。