眠れない人のための「ESCAPE (MOON CHILD)」徹底解析。~いざ、泡沫(うたかた)の世界へ・・・。~

f:id:inukaiyuu:20190110203423p:plain

 


ESCAPE【MOON CHILD】

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析をやっていきたいと思います。

 

音楽解析とは何か、まずはそれについて説明していきます。

 

 

 

音楽というものはひどく危(あぶ)なっかしいものだと、僕は思います。

 

何故なら音楽というものは僕たちを「救っていく」と同時に、僕たちを「殺そうと」してくるから。えっΣ(・□・;)

 

 

僕たちは一度音楽を聴き始まると、ある程度聴くまで音楽からは出られない・聴くのを止められない。

 

音楽は僕たちの性感帯を強くえぐってくる(=僕たちを気持ちよくさせる)と同時に、僕たちの「首」を強く締め付けていく。

 

 

音楽を聴くことで、僕たちはとてもハイになっていく。

 

音楽を聴く過程でで僕たちは苦しさや気持ち悪ささえ、音楽による僕たちに対しての「寵愛(ちょうあい)」と『誤解』して、その苦しさや気持ち悪さを悦(よろ)びとしていく。

 

 

音楽を聴くことで僕たちは、音楽を誤解していく。

 

音楽を聴くことで僕たちは、自分自身を音楽の中に迷わせていく。

 

 

ひどくお馬鹿な人々が、今夜もひどく音楽を求めていく。

 

ひどくお馬鹿になりたい人々が、今夜もひどく音楽を頼っていく。

 

 

音楽による「無限の力」に制されたい人々が、今夜も音楽を強く求めていく。

 

自分に人生にふりかかる、どうにもならない運命を呪う人々が、今夜も強く音楽を切望していく。

 

 

音楽を求める僕たちの心は止まらない。

 

音楽を求める僕たちの心の高揚(こうよう)は止(とど)まることを知らない。

 

 

僕たちの意思は、僕たちのあずかり知らぬところで動き出していく。

 

僕たちの心は、僕たち自身ではもう管理出来ない。

 

 

君も知らない君が、音楽を聴くことで動き出す。

 

君も知らない君が、音楽の中で蠢(うごめ)いていく。

 

 

音楽の中でひどく非理性的に蠢(うごめ)いていく僕たちの心を観察していく、

それを僕は「音楽解析」と呼んでいます。

 

 

音楽を聴く過程で暴れていく僕たちの心。

 

その心の暴れる様子を笑いながら見つめていく音楽。

 

 

音楽の中で嗚咽(おえつ)していく僕たちの心。

 

その心と共に鳴き続ける音楽。

 

 

音楽を聴くことで交わされていく、音楽と僕たちの心のぶつかり合いの様子を見つめていく、

そんな音楽解析を今夜もやっていきたいと思います。

 

よろしくお願いします<(_ _)>

 

 

今夜解析していくのはMOON CHILDの「ESCAPE 」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

(今回使う動画は非公式のものです。)

 

動画の再生時間に応じて僕がこの曲から何を感じ取っているかを述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 

 


ESCAPE【MOON CHILD】

 

 

『再生時間0:00~0:00』

 

再生時間0:00秒から0:00秒まで。

 

プロローグ。

 

曲を聴く前の僕の心理状態についての説明。

 

動画を再生する前。

 

僕たちは今夜も、自分たちの運命を音楽に託(たく)していく。

 

長い長い夢を、今夜も僕たちは音楽を聴く過程で上映していく。

 

以下この時間帯の詳しい解説。

f:id:inukaiyuu:20190110205740p:plain

 

 

もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

僕たちは今夜も、音楽というひどくだだっ広い空間に放たれていく。

 

僕たちはその無限とも言える空間の中で、言ってみれば「ゲーム」に興(きょう)じていく。

 

 

音楽を聴く過程で僕たちは、ひどく遊んでいく。

 

音楽を聴く過程で僕たちは、音楽にひどく遊ばれていく。

 

 

音楽を聴く過程で僕たちは、「自主性」を音楽から授(さず)かっていく。

 

音楽の世界の中で僕たちは、救世主でも迫害者でもどんな役でも演ずることを許されていく。

 

 

音楽を聴く過程で僕たちは、演じたいままに演じていく。

 

音楽の中で僕たちは、観客が自分しかいない舞台で演じ続ける。

 

 

動画の再生ボタンを押して曲を聴き始めよう。

 

今夜も君の寝床(ねどこ)には、君に翼(つばさ)を授ける緑色の服を着た金髪の妖精がやってきて・・・。

 

 

 

『再生時間0:00~0:18』

 

再生時間0:00秒から0:18秒までを聴いて、僕の心が映し出すもの。

 

曲が始まっていく。

 

「疲れ」が君を殺していく。

 

「心の闇」が君をあざ笑っていく。

 

曲を聴くことで僕たちは、自分たちの瞳に映るものだけを追い続けていた。

 

曲はまだ始まったばかり。

 

僕たちはまだまだ、この曲を知ることが足りていない。

 

自分たちの心の欠けた箇所を探し求めて、僕たちは曲の奥へ奥へと没入していく。

 

以下この時間帯の詳しい解説

f:id:inukaiyuu:20190110211854p:plain

 

 

曲が始まっていく。

 

音楽が始まっていく。

 

 

僕たちは曲に、自分たちの心を託(たく)してしていく。

 

僕たちは曲に、自分たちの意思を明け渡していく。

 

 

僕たちは自分を操縦(そうじゅう)することを止めていく。

 

自分を自分で動かすのを止めて僕たちは、曲に僕たちの操作を依頼していく。

 

 

音楽を聴く過程で僕たちは、ひどく心を錯乱(さくらん)させていく。

 

音楽を聴く過程で僕たちは、自分たちの「喉(のど)」をどう潤(うる)おそうかだけを模索(もさく)していく。(早く血を飲みたい。)

 

 

僕たちはひどく飢えている。

 

音楽を聴くことで僕たちは、自分たちがひどく飢えていることに気づいていく。

 

 

気づかないでいた「赤黒い欲望」を、音楽を聴く過程で僕たちは解放していく。

 

あえて制御していた「理性のネジ」を、音楽を聴くことで僕たちは緩(ゆる)めていく。

 

 

音楽を聴くことで僕たちは音楽に倣(なら)い、「動物」に戻ってゆく。

 

今までの僕たちを成立させていた「言葉」や「ルール」から、

音楽を聴いている間僕たちは距離を置いていく。

 

 

音楽を聴いている間僕たちは、ひどく怠惰(たいだ)になっていく。

(=ナマケモノになっていく)

 

僕たちはもう、音楽しか見ていない。

 

僕たちの心はひどくだらしなく、音楽にぶら下がり続けていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

猿以下のクソ馬鹿生き物になって、世を笑っていこう。

 

ミジンコ以下の存在になりきって、自分自身をあざ笑っていこう。

 

 

 

『再生時間0:18~0:30』

 

再生時間0:18秒から0:30秒までを聴いて、僕の心が映し出すもの。

 

ボーカルの歌声が僕たちの前に現れる。

 

虚(うつ)ろな目をした僕たちは、ボーカルの歌声に自分たちの弱い心を重ねていた。

 

鬼束ちひろタイプの歌声であるボーカルの歌声は、僕たちを黄泉(よみ)へと案内していった。

 

以下この時間帯の詳しい解説

f:id:inukaiyuu:20190110214658p:plain

 

 

僕たちは自分たちの意思を曲に託(たく)していく。

 

僕たちの心は曲に加護られていく。(なんだァ?てめェ・・・)

 

 

この時間帯、ボーカルの歌声が僕たちの前にやってくる。

 

僕たちは彼の歌声をストーキングしていく。

 

僕たちは変装しながら、「神様」の後ろをついていく。

(もののけ姫のタタリ神のシーンのように)

 

 

僕たちはひどくずるがしごく、彼の歌声を観察していく。

 

僕たちはとても気味悪く、自分たちの「強欲(ごうよく)」をあらわにしていく。

 

 

この曲を聴く過程で僕たちは、「人」を失っていく。

 

この曲を聴く過程で僕たちは、神様が放つ「永遠の匂い」に翻弄(ほんろう)されていく。

 

 

「愚かさ」は君を変えていく。

 

「醜(みにく)さ」は君を変身させていく。

 

 

いつものようにボーカルの歌声を分析してしく。

 

今回の曲のボーカルの歌声は宇多田ヒカルタイプの歌声か鬼束ちひろタイプの歌声かと言ったら、もう完全に鬼束ちひろタイプの歌声。

 

宇多田ヒカルタイプの歌声が出す「光」はほどんど感じない歌声。

 

この曲を聴く過程で、僕たちの心はただただ「暗闇」に飲み込まれていく。

 

僕たちは僕たちの心の闇を、ボーカルの歌声と重ねていく。

 

もしくは鬼束ちひろタイプであるボーカルの歌声が、僕たちの心の闇を露(あら)わにしていく。 

 

 

心弱い僕たちは、ボーカルの歌声を聴くことで「安心」していく。

 

心弱き人、心暗き人は、鬼束ちひろタイプの歌声を聴くと安心する。

 

鬼束ちひろタイプの歌声を聴いて、自分たちの暗き心を鎮(しず)めていく。

 

鬼束ちひろタイプの歌声を聴いて、おのれの弱き心を温めていく。

 

 

この曲を聴き「光」からあえて遠ざかることで、僕たちは「光」を学んでいく。

 

宇多田ヒカルタイプの歌声から離れることで、僕たちは宇多田ヒカルタイプの歌声の当たり前の凄さを学んでいく。

 

 

心がある程度戻るまでは、弱い心がもう少し元気になるまでは、

僕たちは鬼束ちひろタイプの歌声に甘えていく。

 

鬼束ちひろタイプの歌声が創り出す退廃的な世界に、弱い自分を僕たちは逃がしていく。

 

鬼束ちひろタイプの歌声が生み出す亡者たちの楽園に、心暗き自分を僕たちは案内していく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

放課後のチャイムはいつまでも頭の中に鳴り続き。

 

僕たちは授業が終わり日が暮れても、誰もいない校舎で何かを待ち続けていた。

 

やだ何この子たち、こわい・・・。

 

僕たちの学校生活は終わらない。

 

僕たちは亡霊として、学校に残り続けていた。

 

 

 

『再生時間0:30~0:41』

 

再生時間0:30秒から0:41秒までを聴いて、僕の心が映し出すもの。

 

まるで処女のふりをして、僕たちは曲に対して自分たちの身を捧(ささ)げていく。

(あ~れ~) 

 

偽りの処女は赤黒く。

 

曲の中で僕たちは何度も、自分自身を爆発させていった。

 

ス、スイーツ(笑)。

 

以下この時間帯の詳しい解説

f:id:inukaiyuu:20190110221329p:plain

 

 

僕たちの心は曲の深海に沈み続ける。

 

そこはもう、とてもとても暗くて。

 

僕たちは何も見えなくて。

 

 

暗闇が僕たちを包んでいく。

 

暗闇が僕たちを覆(おお)っていく。

 

暗闇が僕たちを安心させていく

 

 

暗闇の中でしか出来ない「遊び」を、僕たちは暗闇の中でシコシコとしていく。

(シコシコシコシコ) 

 

何も見えない空間でしか気づきえない「自分の心の微々たる揺れ」を、僕たちは曲を聴く過程で探っていく。

 

 

暗闇の中で僕たちは、ひどく笑っていく。

(ゼハハハハ)

 

何も見えない漆黒の空間の中で僕たちは、ひどく自分たちの「性器」を頼り続けていく。

 (性器は温かいから。暗闇の中でそれは僕たちを安心させる。)

 

 

僕たちはひどくわめいていく。

(うえーん、うえーん)

 

僕たちはひどく嗚咽(おえつ)していく。

(ううっ)

 

 

「裏の自分・陰なる自分」を、曲を聴く過程で僕たちは感じていく。

 

「錯乱した自分・暴走した」を、曲を聴く過程で僕たちは冷静に観察していく。

 

 

僕たちは曲に染まり続ける。

 

僕たちは暗闇に依存し続ける。

 

僕たちは僕たちの中のもう一人の自分を、曲を聴く過程で膨張させていく。

 

 

曲の中でもう一人の自分が、ひどく暴れまわっている。

 

僕たちはそいつを、とても醒めた目で見ている。

 

 

「無秩序」と「コスモス」どちらも、曲を聴く過程で僕たちは感じている。

 

僕たちは酔いながら醒めている。

 

僕たちは憂いながら悦(よろ)んでいる。

 

 

曲を聴く過程で僕たちは、幾多の自分を感じている。

 

曲の中で僕たちは、自分自身の細胞の分解と構築を繰り返している。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

散りばめらた破片から、どれとどれを繋ぎ合わせていこうか。

 

どれとどれを繋ぎ合わせたら僕たちは、なりたい自分になれるのかな。

 

どれとどれを繋ぎ合わせたら僕たちは、もっと自分から遠ざかれるのかな。

 

早く 誰か私を、どうにかしてよ。

 

 

 

『再生時間0:41~1:05』

 

再生時間0:41秒から1:05秒までを聴いて、僕の心が映し出すもの。

 

曲を聴き進めるごとに、曲のサビに近づくごとに、

僕たちは曲と一体化していく。

(究極合体!!)

 

曲の奥の奥で、僕たちは鳴いていく。

(えぐっ、えぐっ)

 

曲の温もりの中で、僕たちは鳴くことを許されていく。

 (えぐっ、えぐっ)

 

ら、らめえ・・・。

 

そんなに激しく、しないれえ・・・。

 

以下この時間帯の詳しい解説

f:id:inukaiyuu:20190110223520p:plain

 

 

社会にとって害のあるゾンビが解き放たれていく。

 

この時間帯僕たちは、曲から翼(つばさ)を授かっていく。

 

僕たちは口を半開きにしながら、あてもなく徘徊(はいかい)していく。

 

少しだけ曲から「光」を与えられることで僕たちは、曲の「出口」から遠ざかっていってしまった。

 

 

僕たちは永遠に、暗闇の中で彷徨(さまよ)い続けていく。

 

僕たちは日の光の前に立つことが叶わなかった。

 

僕たちは月の光を、日の光の代用品として使っていった。

 

優しい優しい月の光は、僕たちを少しだけ照らし続けてくれていた。

 

 

僕たちは「偽りの希望」で、遊び続けていた。

 

僕たちはずーっと、ディズニーランドから退園出来ないでいた。

 

 

曲は僕たちを染めに染めていく。

 

僕たちはこの「ぬるま湯」から、抜け出せないでいた。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

膣(ちつ)の奥に、もっとちんこを当ててくれ。

 

私の子宮を、もっと気持ちよく鳴かせておくれ。

 

 

 

『再生時間1:05~曲の終わりまで』

 

再生時間1:05秒から曲の終わりまでを聴いて、僕の心が映し出すもの。

 

曲はサビを迎え、僕たち聴き手は「灰」になっていく。

 

心の灯火が消えていく中で、僕たちはいつまでもいつまでも「甘い果実」を欲していた。

 

僕たちは腐った果実を、自分たちの口に入れ続けていた。

 

これで解析は終了する。

 

これで音楽は終了する。

 

以下この時間帯の詳しい解説

f:id:inukaiyuu:20190110225340p:plain

 

 

白旗を挙げる勇気もなく。

 

僕たちはただただ、「命の灯し火」を吹き消していった。

 

 

曲の中で僕たちは悩んで悩んで。

 

曲の中で僕たちは何度も地団駄(じたんだ)を踏んで。

 

 

僕たちの「負のオーラ」が、曲によって回収されていく。

 

僕たちの「賢者に対する対抗心・嫉妬心」が、曲によって慰(なぐ)さめられていく。

 

 

何者にもなれない僕たちは、「腐った甘い蜜(みつ)」を舐め続けていた。

 

外れクジしか入っていない箱の中に、僕たちは手を入れ続けていた。

 

 

曲はサビを迎え、そして終わっていく。

 

僕たちはサビの時間帯でもう一度自分の心の様子を探ってみたけれど、

僕たちの心はやっぱり、『空っぽ』だった。

 

『空っぽ』な自分の心を見て、僕は安堵(あんど)した。

 

僕の足元周りには、僕の心から吐き出されたであろうこの世のものとは思えないひどく「醜(みにく)いもの」が散らばっていた。

 

その一つを僕は手に取って、それを自分の口に放り込んだ。

 

それは例えるなら『腐ったリンゴのような味』がして、僕はひどく悦(よろこ)んだ。

 

その味をまた知りたくて、僕は足元周りに堕ちたものを順々に、自分の口に含んでいった。

 

 

クスクス、クスクス。

 

f:id:inukaiyuu:20190110235649p:plain

 

ESCAPE

MOON CHILD

 

眠れない人のための「ESCAPE (MOON CHILD)」徹底解析。

~いざ、泡沫(うたかた)の世界へ・・・。~

 

音楽解析終了。

 

 

後書き。

クスクス、クスクス。

平日が5日間もあるのに日々ため息。

最近月~木は書いて金曜日は書かない。

金曜日はご褒美の日(*´Д`)。

金曜日、ワクワク(*^-^*)。

 

今回の文章に関しては、まあまあバランス良く書けたかなと。

おしまいっ。

 

 

1月19日。

読み直して文章修正。

クスクス、クスクス。