眠れない人のための「ガラスを割れ! (欅坂46 )」徹底解析。~アカンよ。~

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欅坂46 『ガラスを割れ!』

 

 

はいこんにちは、犬飼です。

 

今日も音楽解析やっていきます。

 

 

まずは音楽解析とは何かについて説明していきます。

 

音楽解析とは音楽を分析すると同時に、

その音楽を聴いている、僕ら聴き手の心の内面を分析することです。

 

 

音楽の流れをいつもより詳しく見ていく。

 

音楽の動きをいつもより感じながら聴いていく。

 

 

音楽を聴いていると、僕ら聴き手の心が揺れている。

 

音楽を聴いていると、僕らの心が音楽の世界に夢中になっている。

 

 

曲の音の揺れ動きに応じて、僕ら聴き手の心の内面が揺れていく。

 

曲のシーンが変わるごとに、僕ら聴き手が曲から受け取る印象・心象も変わっていく。

 

 

音楽の音の揺れ動きと僕ら聴き手の心の揺れ動きを観察していく。

 

その「2つの揺れ」を観察していくのが音楽解析です(^^)。

 

そんな音楽解析を今日も楽しくやっていきたいと思います。

 

よろしくお願いします<(_ _)>。

 

 

今日解析するのは欅坂46の「ガラスを割れ!」という曲です。

 

いつものようにYOUTUBEにある動画を使って解説していきます。

 

動画の再生時間に応じてその時僕が感じたこと・思ったことを書き述べていきます。

 

それでははじめていきます。

 


欅坂46 『ガラスを割れ!』

 

 

『再生時間0:00~0:06』

 

再生時間0:00秒から0:06秒まで。

 

プロローグ。

 

もうすぐ曲が始まっていく。

 

今夜は僕らはどんな「空」を、自分の心に思い描いていくのか。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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曲を聴く前の時間帯。

 

音楽の本編が始まる前の時間帯。

 

 

もうすぐ曲が始まっていく。

 

もうすぐ音楽が始まっていく。

 

 

僕らは今夜も「夢」を見る。

 

僕らは今夜も自分たちを一度「殺していく」。

 

 

音楽の中で僕ら聴き手は一度死ぬ。

 

音楽の中で僕ら聴き手は一度、自分を消していく・自分をデリートしていく。

 

 

それは望む自分を得るために。

 

それは欲しい自分に生まれ変わるために。

 

僕らは今夜も欲しい自分になるために、音楽の中で一度死んでいく。

 

 

音楽の中では死ぬことも生まれることも許されていく。

 

曲の中では僕らはすべてを捨てることも、すべてを得ることも許されていく。

 

 

音楽の中はとても寒く、またとても暖かい。

 

音楽の中はとても暗く、またとても明るい。

 

 

音楽の中では、すべては僕らの心が決めていく。

 

音楽の揺れに影響されて、僕らは心を揺れ動かしていく。

 

 

僕らは今夜はどんな空を見るのか。

 

僕らは今夜はどんな記憶を見ていくのか。

 

 

曲を聴いていこう。

 

再生時間0:06秒以降の曲の本編を聴いていこう。

 

忘れていた記憶を拾っていこう。

 

 

 

『再生時間0:06~0:18』

 

再生時間0:06秒から0:18秒まで。

 

音楽解析開始。

 

曲が始まり、曲は僕らを犯していく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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曲が始まる、始まっていく。

 

音楽が始まる、始まっていく。

 

 

僕らは今夜も、音楽に飲み込まれていく。

 

僕らは今夜も、音楽に踏みつけられていく。

 

僕らは今夜も、音楽に壊されていく。

 

 

この時間帯から曲は始まって、

曲はすぐに僕ら聴き手の心を覆(おお)っていく。

 

この時間帯から曲は始まって、

曲はすぐに僕ら聴き手の心を攻撃していく。

 

 

僕ら聴き手は今夜も音楽に犯されていく。

 

僕ら聴き手は今夜も曲に染められていく。

 

 

曲に染められることで、僕ら聴き手は一度自分の「色」を失っていく。

 

音楽に犯されることで、僕ら聴き手は一度自分の「自我」を崩壊させていく。

 

 

音楽はまず最初に、今現在の僕ら聴き手を壊していく。

 

曲が始まり曲の最初の動きは、

僕ら聴き手を「倒すこと」。

 

僕ら聴き手を気持ちよくさせて気持ちよくさせて、

曲が僕らを操っていく。

 

僕ら聴き手を興奮させて興奮させて、

曲が僕らを翻弄(ほんろう)していく。

 

 

曲の本編が始まってしまったら、僕ら聴き手はもう逃れられないから。

 

音楽に心奪われてしまったら、僕ら聴き手はもう「終わり」だから。

 

 

僕ら聴き手はこれから、どんどん曲に染まっていく。

 

僕ら聴き手はこれから、どんどん曲に犯されていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

音楽が僕らの心に何を映し出していくか、観察していこう。

 

えへへ、悲しいかな。楽しいかな。

 

 

 

『再生時間0:18~0:30』

 

再生時間0:18秒から0:30秒まで。

 

曲の中で僕らは死んで、

僕らはただただ腰を振っていた。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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音楽の波が僕らを襲う。

 

曲の津波が今夜も僕らを溺れさせていく。

 

 

僕らは今夜も、音楽に縛られていく。

 

僕らは今夜も、曲に教育されていく。

 

 

音楽が始まり、まず僕らはすべてを剥(は)ぎ取られていく。

 

曲に魅了されることで・曲の虜(とりこ)になっていくことで、

僕らは自分たちの心を曲に受け渡していく。

 

 

すべてを忘れた僕らの心が、零からすべてを学んでいく。

 

すべてをデリートされた僕らの心が、音楽を親として成長していく。

 

 

一つの命の物語が、始まっていく。

 

曲を通じて僕らはいわば、もういちど人生を歩んでいく。

 

 

曲の中で、僕ら聴き手が頼れるのは曲しかいない。

 

音楽の中で、僕らは音楽の言葉だけが正義の光である。

 

 

僕らは狂信的に、曲を信奉していく。

 

僕らは今夜も、音楽の踊らされていく。

 

 

気持ちよく踊れ。

 

気持ちよく腰を振れ。

 

 

どうせ僕らは何もないのだから。

 

曲の中で、どうせ僕らは無価値で空虚な存在なのだから。

 

 

僕らは今夜も、曲の中でしか踊れない。

 

眠れぬ奴隷は今夜も腰を振り続けていく。

 

 

曲の続きを聴いていこう。

 

楽しい結末が訪れたら、それはとてもいいなって。

 

 

 

『再生時間0:30~0:42』

 

再生時間0:30秒から0:42秒まで。

 

曲が僕らを支配して、

僕らは静かに自分たちの過去に触れていく。

 

過去に触れることで、

僕らは今の自分というものを確認していく。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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音楽の中で、僕らは自分たちの記憶を「洗っていく」。

 

 

僕らが心揺れ動く要因は、すべて僕らの『過去』に起因している。

 

僕らが何かに対して抱く感情は、すべて僕らの過去がそれを決めている。

 

 

僕らの過去が、今の僕らを形作る。

 

僕らの過去が、今の僕らを決めている。

 

 

偶然でそれは起こらない。

 

偶発にそれは起こらない。

 

 

僕らは一度たりとも、流されては決めていない。

 

今の僕らというものはすべて、今までの僕らがそれを選択している。

 

 

音楽の中で、僕らは「時」を逆流していく。

 

曲の中で、僕らは自分たちの過去の映像を見ていく。

 

 

静かに僕らは僕らの過去を見ていく。

 

残酷に僕らは僕らの後ろを振り返っていく。

 

刹那の中で僕らは幾多の僕らと出会っていく。

 

 

一瞬の時の中で、様々な感情が僕らにぶち込まれていく。

 

曲は短い間に僕ら聴き手に多くのフラッシュバックを与えていく。

 

 

それはとても気持ちよかったり、それはクソ吐き気がするほど気持ち悪かったり。

 

 

ぶっちゃけ言うと音楽っていわば、強めのカウンセリングみたいなものだから。

 

 

僕らは何を望んでいたのか。

 

僕らは何を欲していたのか。

 

 

時が止まった中で、僕らはその問いを自分の近くに浮かせてみる。

 

永遠とも感じれる曲の狭間(はざま)の中で、僕らは必死に呼吸していく。

 

 

 

助かりたいね。

 

灯かりをつけたいね。

 

 

傷をなめながら、僕らはゆっくりと自分を慰めていく。

 

自傷しながら、僕らは自分たちの存在の居所を模索していく。

 

 

音楽は僕らに、平凡な空間と優しい時を与えていく。

 

曲は静かに、僕らの近くに佇(たたず)みつづける。

 

 

曲の続きを喜いていこう。

 

迷路の出口を探していこう、ね。

 

 

 

『再生時間0:42~0:54』

 

再生時間0:42秒から0:54秒まで。

 

音楽の中で僕らは迷い続け、音楽の中で僕らは思考し続けていく。

 

思考の先に待っているのは、小さな小さな灯かりでした。

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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音楽の中で、僕らは「流転」していく。

 

 

音楽の中で、僕らは自分たちの居場所を探していく。

 

音楽の中で、僕らは今の自分たちに合う場所を探していく。

 

音楽の中で、僕らは今の自分たちに合う秘密基地を探していく。

 

音楽の中で、僕らは今の自分たちを安心させるために「漂流」していく。

 

 

 

音楽は時に教え、時に騙す。

 

音楽は時に誘い、時に拒絶する。

 

 

曲の中で、僕らは確実に堕ち続けていた。

 

曲の中で、僕らは確実に溺れ続けていた。

 

 

自分たちの存在を小さくしていって。

 

自分たちの存在をミクロにナノにしていって。

 

 

自分の存在を、曲の大波に飲み込ませていく。

 

自分の存在を、曲の巨人に踏みつぶされていく。

 

自分の存在を、曲の女神に抱かせていく。

 

 

極限に小さくなることで・堕ちることで、僕らは始めていくことが出来る。

 

持ち物が完全に無くなったところで、

僕らは自分たちの空っぽの頭に「知」を入れていくことが出来る。

 

 

僕らは探すことから、逃げられないから。

 

僕らは僕らの心から、離れられないから。

 

 

自分を求め、自分の手がかりを求め、

僕らはまた僕らを始動開始していく。

 

僕ら聴き手の、「反撃」の時間が今始まっていく。

 

 

音楽という機体に乗って、僕らは今夜も空を飛んでいこう。

 

曲の続きを聴いていこう。

 

高いところから、世界を眺めていこう。

 

僕らは世界に支配されているの?

それとも僕らが世界を征服しているの?

 

う~ん、分かんない分かんない><。

 

 

 

『再生時間0:54~1:08』

 

再生時間0:54秒から1:08秒まで。

 

曲がサビへと向かっていく。

 

僕ら聴き手の気分は高揚していく。

 

僕らの物語が、エンディングへと向かっていく。

 

エンディングまで、泣くんじゃない

 

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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上がっていく。

 

飛んでいく。

 

戦っていく。

 

やられて死んで、また復活し、またやられて死んで、また復活していく。

 

 

曲がサビに上がっていく。

 

曲がサビに向かって跳んでいく。

 

 

曲はサビに向かい、僕ら聴き手を奮い立たせていく。

 

曲がサビに向かっていくことで、

幾多の過去の僕らは死んで、幾多の過去の自分は笑っていく。

 

 

過去の自分の一人が、別の過去の自分を殺していく。

 

過去の自分の一人が、別の過去の自分を抱きしめていく。

 

 

どの自分を許す。

 

どの自分を拒絶する。

 

どの自分に光を見出し、どの自分に恐怖する。

 

 

このサビへの上がりの時間帯、僕らは様々な過去の自分を見つめていく。

 

サビへと向かう中で、それらの自分が一つに重なっていく。

 

 

今の自分を決めていく。

 

今の一つの唯一の自分に、幾多の過去の自分を入れていく。

 

 

僕らは心を決めていく。

 

僕らは心の揺れを止まらしていく。

 

僕らは今の自分を静かに見つめていく。

 

 

音楽の中にいるのは、音楽と僕ら聴き手だけだから。

 

音楽の中で揺れ動いているのは、音楽の音と僕ら聴き手の心だけだから。

 

音楽を聴いて僕らが抱く感情は、すべて僕らの『過去』に起因しているから。

 

音楽はいわば過去物語。

 

音楽はいわば自分物語。

 

音楽はいわば聴き手物語。

 

 

答えを求め、答えに依存して、僕らは今夜も曲を聴く。

 

僕らは今夜、この曲の最後に何を見るのか。

 

 

美しい景色が見たいから。

 

僕らは僕らの心に、美しい映像を流し続けていたいから。

 

 

笑えるように笑えるために、曲の実質ラストであるサビの時間を迎えよう。

 

へ、へんたいどもめ。

 

 

 

『再生時間1:08~曲の終わりまで』

 

再生時間1:08秒から曲の終わりまで。

 

曲はサビを迎えていく。

 

サビの部分で曲は実質終わっていく。

 

曲が終わり、僕ら聴き手はまたいつもの日常に戻っていった。

 

 

これで解析は終了する。

 

以下この時間帯の詳しい解説。

 

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サビはすべてを「解放」していく。

 

曲のサビはすべてをまるで「無視」していく。

 

 

サビの部分で曲は「熱」を失っていく。

 

曲のサビの部分で僕ら聴き手は「方位磁石」を捨てていく。

 

 

サビの部分で、曲は実質終わりを迎える。

 

曲のサビの部分で、僕らは現実世界に帰宅していく(テクテク)。

 

 

サビの時間帯で、僕ら聴き手は曲という幻想の世界から去っていく。

 

サビの時間帯で、僕ら聴き手は酔いを醒ましていく。

 

 

音楽は現実と繋がり続ける。

 

音楽は現実世界に従属していく。

 

 

音楽の中で、彷徨い続けることはできないから。

 

音楽の中で、僕たちの物語は終わらせることはできないから。

 

 

音楽と共に僕らもまた、現実の世界とリンクし続けているから。

 

音楽と共に僕らもまた、現実の世界の中で答えを出していかなければならないから。

 

 

どんな姿で僕らは明日、街に出掛けていくのだろう。

 

どんな顔で僕らは明日、誰と共にいるのだろう。

 

 

砂時計の砂は落ち続ける。

 

僕らは今夜も、僕らの過去の中で自分たちを踊らし続けさせていった。

 

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ガラスを割れ!

欅坂46

 

眠れない人のための「ガラスを割れ! (欅坂46 )」徹底解析。~アカンよ。~

 

音楽解析終了。

 

 

後書き。

 

う~ん。

ちょっと抑え気味に書いた。

というかこの曲を好意的に聴いている人向けに書いた。

 

僕はこの曲を聴いて、好意的7割、悪意的3割ぐらいで聴いていたのだけれど、

どっちもを文章にするのは僕の文章力では難しかったので、

好意的に寄せて書いた。

 

まあこの文章読んでくれる人は好意的が多いからそれでいいか(^^)。

 

音楽って基本若者のためのものだと僕は思うから、

そうすると若者ではない僕からしたら色々突っ込みたくなるところも出てくる。

 

なので今回は突っ込みなしで、若者寄りに書きました。

 

終わります。

 

おつかれさまでした<(_ _)>。

 

結構重い曲でしたね。

 

 

10月28日

読み直して文章修正。