眠れない人のための「ヘビーローテーション(AKB48)」徹底解析。~君と交われば僕は、赤黒くなる~

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こんにちはー、犬飼です。

今日も今日とて音楽解析をやっていきたいと思います。

音楽解析とは音楽を聴いている自分を解析することです。

僕は音楽を聴いている間、心が楽しくなったり、心落ち着いたりしています。

音楽を聴くことで、何かしら僕の脳に変化が起きています。

その変化を、ちゃんと言語化したい、捉えたいと思って、

このブログで音楽解析と名をつけて、音楽と向き合っていっています。

 

 

音楽は僕ら聴き手にどういった魔法をかけているのか。

音楽はただの音じゃない。

その真相を解明したくて色々な曲を解析して、より音楽を知ろうと試みています。

 

音楽解析の具体的な手法としては、曲を再生して、その再生に合わせて僕の頭の中にどういう心象が浮かび上がっているのかを書き記していきます。

曲の再生時間に応じて、自分の心の動きも変わっていく、思い浮かべることもかわっていく。そういう心の動き、気持ちを、再生時間に合わせて書き記していきます。

 

今日音楽解析するのはAKB48の「ヘビーローテーション」です。

YOUTUBEの動画の再生時間に思ったことを書き記していきます。

それでははじめます。

 

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「再生時間0:12~0:015」

 

 

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再生時間0:12辺りからイントロがはじまります。

最初の音はシンバルのようなドスン、という音が。

どういった曲かなあと、こちらが探りを入れる前に、

すぐに再生時間0:14で歌手の声が入ってきます。

 

曲におけるイントロというのは、僕ら聴き手のその曲における立ち位置を決める場所です。

この曲内で自分はどういった配役なのか。

この曲内でどういった所に自分は冒険していくのか。

曲内におけるイントロはそういった聴き手を準備させる重要な役割があるのですが、

今回の曲の場合、聴き手に準備させず、いきなり歌い手(歌手)が聴き手に飛び掛かってきます。

 

まだ心の準備が出来てない。

まだ衣装に着替えていない。

そんなことおかまいなしに歌い手側が飛び込んできて、僕はすこしビビりました。

先手をとられた、そんな感じでしょうか。

 

1つの曲というのは聴き手である僕らと、歌い手である彼ら(AKB48)による双方向のコミュニケーションです。

聴き手と歌い手によって、曲内で1つの物語を紡ぎます。

2者によって、音楽というのが成立していきます。

 

それなのにいきなり突っ込まれた感じ。

こちらがまだ準備が整っていないのに、仕掛けられた感じ。

 

焦る僕を置いてけぼりにして、歌い手はどこかに向かっていきます。

僕ら聴き手は彼女らについていくしかない。

この曲内では彼女らが案内人。

四の五の言っている場合じゃない。

自分の身だしなみに構うことなく、僕らは急いで、彼女らについていく。

 

急なはじまり、急な出だし。

心構える余裕なく、ただただ、彼女らの尻を追う。

 

 

 

「再生時間0:16~0:017」

 

 

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彼女らの後を追って洞窟を抜けると、辺り一面広い草原が広がっていた。

そよ風が気持ちいい。いい天気だ。

何も持ってきていない僕ら聴き手は、彼女たちがどこにいったのか辺りを見渡す。

 

音楽というのは、聴き手自身の心の動きを楽しむもの。

楽しくなければ音楽じゃない。

楽しもうとする心がなければ音楽を聴こうとはしない。

物語はすでにはじまっている。

後は君が、自分の心を見つけていくだけだ。

自分の心を見つける旅。

自分の心を見つける物語。

そよ風に揺られながら。

 

 

 

「再生時間0:17~0:019」

 

 

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少しこの世界にも慣れて、

少しこの曲が作り出す空間にも慣れてきたとこで、

再生時間0:17~辺りの曲の音を見つめてみよう。

 

・・・、騒がしいな。うるさい。

洞窟から出て草原に出ていた感覚がしたのだけれど、

こんなに曲の音はうるさかったのか。

騒がしい騒がしい。

ひどく意味のない音だ。

 

曲というのは音によって、その唯一の世界を構築していく。

音が絶対で、音が神な世界、それが音楽。

音楽は僕ら聴き手を支配しようと必死だ。

聴き手を奪いたい、侵したい。音楽というのはひどく強欲。

音楽の中で、音は己を誇示しなければいけない。

僕ら聴き手を吸収するために。

 

そんな音楽の音の性質に反して、この曲の音というのは、無防備(むぼうび)。

基本的に音楽の音というのは聴き手に対して何らかの”攻め”があるのだけれど、

この曲は再生時間0:17~辺りの時点では攻めてこない。

攻めるどころか、どこか”遊びほうけて”いるような印象を受けた。

聴き手に攻めるどころか、音同士で盛り上がっているような感じ。

聴き手に構わず勝手にキャッキャしているような。

ひどく僕の心がもてあそばれているような感覚を感じながら、

曲は歌詞(ボーカルの声)のパートに入っていく。

 

 

 

「再生時間0:20~0:031」

 

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かわし。回避。誘(いざな)い。

攻めてるようで攻められて、攻められているようで攻めていて。

主導権はどちらに転ぶ。

主導権は行ったり来たり。

このままどっちつかずでいるのも、いいかもしれない。

今はこのゲームが、楽しいから。

 

人に愛って必要ですか?

愛されなくても生きてはいける。

でもそれじゃあ、僕は何のために生きているんだろう?

 

再生時間0:20辺りで僕が感じたのは、”遊び”の匂い。

ここでは真剣じゃいられない。

真剣ははぐらかされ、ほぐされる。

遊びといっても、洗練された遊びじゃない。

ひどく俗っぽい。ありきたりな、通俗的な遊び。

横の彼が笑ってるのだから、君も笑おう。

隣の彼女が楽しんでいるのだから、君も笑おう。

 

不思議な不思議な空間だ。

前にならえ。全体すすめ。

君の頭をもっと馬鹿に。

君の緊張をほどいてほどいて。

楽しいことをしていこう。いつまでもそんな顔してないで。

僕らはあまり意識しないまま、声(ボーカル)に侵されていく。

 

 

 

「再生時間0:31~0:040」

 

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女性というのは、様々な顔を使い分ける。

鬼であり仏であり。

神であり奴隷であり。

 

男の僕にとってそれは、感心するものでもあり、非生産的に見えるものでもある。

畏怖の対象であり、蔑視の対象でもある。

 

ひどく矛盾を含んだ女性の顔だが、それが彼女たちを彼女たちたらしめていく。

状況が彼女らを変える。彼女らが状況を変えていく。

言うなれば女性というのは空気だ。

揺れ動き、周りに応じて変化し、やがて場を支配する。

 

ただ綺麗とか、美しい、などでは表現できない魅力が、ここにある。

それは僕は、どちらかというと”恐く”感じる。

やはり彼女らの力は大きいのだ。

それは常日頃、男は感じている。感じていて、なるべく目を背けている。

 

陰と陽。

なかなか陰の部分の女性の力を示すのは難しい。言語化するのは難しい。

しかしそれは確実に、僕らの世界を覆っている。

僕らの世界は確実に、その力の動きによって、変化させられている。

 

聴いていて簡単に心地いいとか、楽しい、とかは言えない、

そんな再生時間0:31~0:040あたりの僕の心象。

 

かわいさの中にこわさがある。

無垢の中に支配がある。

 

 

 

 

「再生時間0:41~0:050」

 

 

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雀百まで踊り忘れず。

幼い時に身に着けた習慣は、年をとっても治りにくい。

 

僕らが幼い時に受けた傷は、年をとっても治りにくい。

幼い時に恐さを感じたものは、大人になっても恐いと思う。

幼い時に大きく見えたものは、大人になっても大きいものと意識してしまう。

 

傷は治すべきなのか、どれだけの代償を払ってでも。

傷は放っておくべきなのか、これ以上、思い出さないために。

 

どんなに大人になっても、どんなに年を取っても、過去に置いてきたことが消えることはない。

過去は消えない。

傷は消えない。

 

俗にまみれて、まみれ合って。

ここはまるで竜宮城。

美味しいお酒を飲みましょう。甘美な踊りに酔いしれましょう。

 

 

「再生時間0:51~1:21」

 

 

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心は勝手。

さっきまであんなに楽しんでいたのに、今じゃ全く起動していない。

 

踊らされることに飽きたみたい。

満たされることに飽きたみたい。

 

一度味わってしまうと、もう同じ味はいらない。

今度は自分で探しに行かなくちゃ。

新たな栄養を探して、君は行く。

満たされることは永遠にない。

もっと自分の器を空けて。もっと自分の器を広げて。

 

自分の心に頼らずに、どちらかというと自分の身体に頼ろう。

自分の心が分かるほど僕たちは頭がよくないから。

分かりやすい身体に、行き先を聞いてみよう。

 

何重にもかかった縄をほどいて、君は歩み始める。

 

 

 

「再生時間1:22~終わりまで」

 

 

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いたずら心を忘れずに。あまり真剣な顔ばかりしないで。

靴ひもがまたほどけてる。結びなおして、転ばないように。

 

過去をどう捉えるかは自分次第。

分かっちゃいるけど、難しい。

 

陸地で息をするのに疲れたら、海に潜って呼吸を止めてみればいい。

海の中から、光る水面を見ればいい。

誰もそこで生きろとは君に言っていない。

君の枠から、君が出られますように。

 

明るい女神が、今日も笑う。

君の歩みを、祝福している。

 

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ヘビーローテーション

AKB48

 

眠れない人のための「ヘビーローテーションAKB48)」徹底解析。

~君と交われば僕は、赤黒くなる~

 

 

終わり。

 

 

後書き

感想としては普通。

可もなく不可もなく解析できたかなと。

ただちょっと解析が浅いなとは思った(笑)。

でもまあ、合格点与えれるかな。

昨日解析した天体観測よりはちゃんと解析できたかな。

終わりです。

おつかれさまでした<(_ _)>。