眠れない人のための「アンインストール(石川智晶)」具現化解説。~音楽を具現化しよう~

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音楽を聴いて、僕たちは何ができる。

音楽を聴くことで、僕たちの頭はどう化学反応する。

音楽は僕らの頭の中をどう変身させる。

 

こんにちは犬飼です。

今回は「アンインストール(石川智晶)」を解説していきたいと思います。

いつものようにYOUTUBEにあった動画を使います。(今回も非公式動画)

再生時間に合わせて僕が感じたこと、頭に浮かんだことを書いていくので、

曲を聴きながら、それらを読んでくれればうれしいです。

それでははじめます。

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「再生時間0:00~0:02」

イントロがはじまりました。

ワクワクしますよね。(笑)

僕はワクワクします。

これからこの曲を、どういう風に楽しんでやろう、どういう風に食ってやろうという気持ちが強いです。

向こうの力強さ、エネルギーの元気よさにつられて、こっちも(エネルギーを)出していこうという気にさせられます。

今まで解説してきた曲が、どこか聴き手の内面を探ってくる、えぐってくるタイプの曲に対して、この曲はストレートな心意気。

そのままの自分で、ぶつかっていけるかな、と思わせる入り口の分かりやすさを、

イントロで感じます。

 

祭りがはじまる・・・。宴(うたげ)がはじまる・・・。

祭りとか宴などの言葉を聞くと、いわゆる人が集まってどんちゃん騒ぎする、ということをイメージすると思いますが、この曲での祭り、宴は少し違う。

怪物たちの祭り。怪物たちの宴。

それに聴き手である僕らが挑んでいく、参加する、といった感じです。

こんな力ない、何も持たない僕らで、どうにかなるのでしょうか。

そんなことどうでもいいから、とりあえず、観てみよう入ってみよう。

さあ、入り口はこちらだよ。

 

「再生時間0:02~0:33」

周りから、怪物たちの声が聞こえる。

何かを探っているのか、それとも単に独り言なのか。

僕らは少し圧倒されるが、それでもこの胸の高まりは止められない。

観たい、知りたいという欲求は怪物。

僕らはすでに、怪物。

 

怪物たちの行列にもまれながら、僕らは歩を進める。

祭りの真ん中へ、どんどんと進んでいく。

当たり前だけど、今は夜。

というかこの世界に、朝とか昼はあるのだろうか。

祭りの中心の方で、何者かが歌い、踊っている。

その歌と踊りにつられて、周りの怪物たちも身体を揺らす

近づく、近づく。

・・・・。

・・・・。

人だ。

同じ人間の女の人が、怪物たちの中心で歌い踊っている。

 

「再生時間0:34~ラストまで」

世界をもう少し、勝手にしたい。

世界をもう少し、壊してみたい。

世界をもう少し、欲望に忠実にしてみたい。

世界をもう少し、ゆるく、やわらかくしてみたい。

世界をもう少し、不誠実にしてみたい。

世界をもう少し、不条理にしてみたい。

 

そんなどうでもいい妄想をしていたら、曲の本編がはじまった。

夜の高速道路を上空から見ているような、光の線が、行ったり来たりしている。

声はストレートな線を描き、一定の距離を動いたら消える。

そしてまた線が現れ、そして消える。

聴き手は歌い手の実態をうまくつかめない。

どこか透かされたような気分。

確実に攻撃は受けている。

ただ本体が見つからない。(スタンド?)

気づいたら聴き手は、空の上。

下には祭り会場が小さく見える。

普通に星空が綺麗で感動する。

また地上の様子をこんな風に上空から見下ろすなんてのも珍しい体験だ。

 

空の上ということは、僕は空に浮いているのか。

僕の周りを流れる光の線を見ながら、僕はどんどん眠たくなる。

そういえば、夢ってこういう風に、テキトーな世界観だよな。

夢って不条理で、筋道がたっていないよな。

 

自分の思考がもう、あまり機能していない。

光の線に身体をゆだねて、僕は空の中で寝る。

ケケケと笑い声がかすかに聞こえる。

それが最後の、記憶でした。

 

アンインストール 石川智晶

 

眠れない人のための「アンインストール(石川智晶)」具現化解説。

~音楽を具現化しよう~

 

おわり。

 

早々にやられた僕。

やられたあと、ただぼーっと音楽を聴いているのが、幸せだよね。

 

おつかれさまでした。